連載
インディーズゲームの小部屋:Room#286「Joe Danger 2: The Movie」

怪しげなビープ音を鳴らして強制終了してしまうPCを相手に悪戦苦闘しながらお届けする「インディーズゲームの小部屋」の第286回は,Hello Gamesの「Joe Danger 2: The Movie」を紹介する。本作は,世界最高のスタントマンであるJoe Dangerが,命がけのハチャメチャなスタントに挑戦するアクションゲームの第2弾。どうやらメモリがいかれていたらしく,ハードウェア番長の佐々山薫郁が筆者の窮状を見かねて私物のメモリを提供してくれました。ありがとう,番長! 愛してる!
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一度はスタントの世界から身を引いたものの,前作で華麗な復帰を遂げたJoe Danger。その活躍が目に留まり,今度は大作映画のスタントマンとして映画の撮影に参加することに。今回の舞台はすべて映画のセットということで,前作以上にバラエティ豊かでクレイジーなコースの数々がJoe Dangerを待ち受けている。
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ゲームの基本的な流れは,主人公のJoe Dangerを操作し,それぞれのコースに設定されたチャレンジをクリアしてスター(と呼ばれるアイテム)を集め,そのスターを使って新たなコースをアンロックしていくというもの。ここまでは前作と同様だ。しかし,上述のとおり,本作のステージはアドベンチャー映画やスパイアクション,恐竜映画など,さまざまなテーマの映画のセットになっており,ステージごとに多彩な“乗り物”が用意されているのが大きな特徴だ。
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最初のステージでの撮影は,インディ・ジョーンズばりのアクションシーンということで,乗り物として選ばれたのは何とトロッコ。これに乗ってマグマの穴を飛び越えろとか,マジですか? どう考えても,失敗したら死ぬんですけど……。
もはやスタントの域を超えているような気もするが,この程度はまだ序の口。このほかにも,おなじみのモトクロスバイクはもちろん,スキーやスノーモービル,4輪バギーや背中にしょって空を飛ぶジェットパックなどが登場し,常人では到底クリアできそうにない過酷なスタントに挑むのだ。さすが,Joe Danger! 俺達にできないことを平然とやってのける!
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どの乗り物も基本的な操作はほぼ同じで,アクセルとブレーキ(後退)のほか,ジャンプやブーストによる加速などが行える。ブーストを使用すると徐々にブーストゲージが減少していくが,ウイリー走行やジャンプ中のトリックを決めることでゲージが回復するので,積極的に派手なスタントを決めていこう。しかし,コース上には明らかにJoe Dangerの命を取りに来ている危険な罠がいっぱい。トリックに夢中になりすぎてトラップに引っかからないように注意してほしい。
また本作には,ローカルプレイで4人対戦が楽しめるマルチプレイモードや,自由にコースを作成できる“ムービーメーカー”モードも用意されている。ムービーメーカーで作成したコースは,Steam Workshopを通じて簡単にアップロードでき,ほかのプレイヤーが作成したコースをダウンロードして遊ぶことも可能だ。
さらに,“未公開シーン”と題されたスペシャルステージや,超高難度の“ULTRA HARD PREVIEW”ステージなどもあり,とにかくボリューム満点。レースゲームというより,「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」のような趣のアクションゲームなので,興味を持った人はぜひどうぞ。そんな本作は,Steamで14.99ドルで発売中だ。
■「Joe Danger 2: The Movie」公式サイト
http://www.hellogames.org/joe-danger-the-movie/![]() |
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