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インディーズゲームの小部屋:Room#177「Anomaly: Warzone Earth」
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印刷2011/04/13 13:51

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インディーズゲームの小部屋:Room#177「Anomaly: Warzone Earth」



 「インディーズゲームの小部屋」の第177回は,ポーランドのワルシャワに拠点を置く独立系デベロッパ,11 bit studiosのデビュー作「Anomaly: Warzone Earth」を紹介する。本作は,バグダッドと東京に突如飛来した謎の巨大物体をめぐり,宇宙人と激しい戦いを繰り広げるというリアルタイムストラテジーゲームだ。

画像集#002のサムネイル/インディーズゲームの小部屋:Room#177「Anomaly: Warzone Earth」

 西暦2018年。突如として宇宙から飛来した謎の物体によって,バグダッドと東京は巨大なエネルギードームに覆われてしまう。“アノマリー”と名づけられたそのドームは,レーダーによる外からの探査では正体がはっきり掴めなかったため,第14小隊と呼ばれるチームが内部への進入調査に向かう。だが,彼らがそこで目にしたものは,廃墟となった町の至るところに巨大な砲台が設置され,宇宙人の要塞と化した,変わり果てた景色だった……。

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 ということで,プレイヤーは第14小隊の指揮官としてチームを率い,敵と戦いつつ味方航空機の援護や生存者の救出,敵砲台の殲滅など,さまざまなミッションに挑むことになる。ゲームはまずバグダッドからスタートし,バグダッドのアノマリー中心部でその正体の手がかりを掴んだのち,もう一つのアノマリーがある東京へと進んでいく。

 上述のとおり,町にはすでに多数の砲台が設置され,敵の要塞と化している。対する第14小隊は,戦車や装甲車,移動式砲台などの戦闘車両で構成されており,ルート上の砲台を撃破しながら敵陣を突破していくという,まさに“逆タワーディフェンス”とでも言うべきゲームシステムが本作の大きな特徴となっている。

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 プレイヤーの役目は“タクティカルビュー”と呼ばれる戦略マップ画面で小隊の進行ルートを指定したのち,特殊スーツを着た徒歩のリーダーユニットを操作して小隊のサポートを行うこと。小隊は指定したルートに沿って自動的に進軍し,射程距離に入ったターゲットを自動で攻撃する。ゲーム画面だけを見ていると,ごく普通のタワーディフェンスのように思えるが,プレイヤーが攻撃側,敵が防御側と立場が完全に逆転している点が何とも新鮮だ。

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 ルートを選択する際は,敵砲台の配置はもちろん,ユニットの購入やアップグレードに必要となるリソースの分布状況にも注意したい。もちろん,できるだけ多くのリソースを入手するに越したことはないが,回り道をするとその分だけ多くの敵と戦うことになるため,危険も増していく。あまり欲張りすぎて,かえって損害を増やしても本末転倒だ。
 さらに,進軍していくと最初は通れたはずの道が敵の攻撃で塞がれてしまったり,新たな砲台が出現したりする場合があるので,そんなときは再度タクティカルビュー画面を開いて最適なルートを指定し直そう。

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 進軍ルートを決定したら,いよいよ戦闘開始。プレイヤーが操作するリーダーユニットは,煙幕やデコイで敵の攻撃をそらしたり,ダメージを受けた車両を修理したりといった能力を持っている。決められたルート上しか通れない小隊ユニットと違い,リーダーユニットは自由にマップ上を移動できるので,素早く駆け回って小隊の進軍を的確にサポートしていこう。また,敵を破壊したときなどに味方の航空機が投下していく補給物資の回収もリーダーの重要な役目だ。

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 本作では,どれだけ大きな損害を受けても小隊の進行を止めることはできないので,敵の攻撃が激しくなると操作が一気に忙しくなる。いつスモークを炊いて敵の目をくらまし,どのタイミングで修理や補給物資の回収を行うか,そしてどのルートを通るのが最も効率的なのかを瞬時に判断しながらマップを攻略していくというゲーム性はRTSにも通じるものがあり,ただ単にタワーディフェンスの攻撃側と防御側を入れ替えただけではない,新しい楽しみを与えてくれる。


 そんな本作は2011年4月13日現在,Steamで通常9.99ドルのところ,早期購入セールとして8.99ドルにて販売中。残念ながらデモ版は用意されていないので,興味を持った人は少しでもお買い得なこの機会に購入しておこう。

■「Anomaly: Warzone Earth」公式サイト
http://www.anomalythegame.com/default.aspx

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