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インディーズゲームの小部屋」の第113回は,無料で遊べるレースゲーム
「SuperTuxKart」を紹介する。本作は,Linuxコミュニティでおなじみのマスコットペンギン“Tux”と,その友人達がデッドヒートを繰り広げる,マリオカート風のカートレーシング。コース上に配置されたさまざまなお邪魔アイテムを駆使して相手を出し抜き,1位を目指すというお馴染みの内容だ。
アイテムはコース上に水色のプレゼントボックスの形で置かれており,取ってみるまで中身は分からない。アイテムには相手にぶつけて直接邪魔するものや,自分のスピードをアップさせるものなど7種類あるが,どれも一度使ってみればすぐにどんな効果のアイテムなのか察しがつくだろう。また,コース上にあるバナナの皮は自分にネガティブな効果が発生するお邪魔アイテムとなっているので,間違ってこれを取らないように注意しよう。
カートの操作は,方向キーの上下でアクセル/ブレーキ,左右でハンドル,拾ったアイテムの使用はSpaceバーで行うというもの。このほかに,救助/うしろを振り向く/クイックターン/ニトロを使用するという,4種類のアクションが用意されている。これら四つの操作は,初期設定ではそれぞれH/J/K/Lに設定されているが,オプションのキーコンフィグで自分の使いやすいキーに設定し直しておくのがオススメだ。
操作について少し補足しておくと,救助というのはコースアウトしてしまったとき,コースに復帰するために使用するもの。とはいえ,自分で操作しなくても救助は自動的に行われるので,意識的に使う場面はあまりない。また,ニトロの使用には画面右にあるゲージが必要で,使用中はゲージが減少していく。ニトロのゲージはコース上に置かれたボンベを取ることで回復できる。
主なゲームモードは,AIを相手に一人でプレイする
“Single Player”,四人までの画面分割対戦が可能な
“Splitscreen”,指定コースを規定時間内に完走するなど,与えられた条件のクリアを目指す
“Challenges”の三つ。シングルプレイでは最高8台で,邪魔したり邪魔されたりの賑やかなレースが楽しめる。ゲームの難度は,簡単なものから順にNovice/Driver/Racerの3段階あり,高難度になるほどカートの最高速度がアップ。AIレーサーの腕前も手ごわくなってくる。
選べるキャラクターは,ペンギンのTuxをはじめ10匹。ゾウやらワニ(恐竜?)やらと個性的で,中には動物じゃないものまで混ざっているが,キャラクターによる性能の違いはなさそうなので,好みで選べばいいだろう。コースも海岸線や宇宙空間など,バリエーション豊かな10種類以上が用意されている。オンライン対戦が実装されていないのが残念ではあるが,7台のAIレーサーとダンゴ状態でデッドヒートを繰り広げているときなど,ついつい熱くなってしまう。本作には,Windows版のほかにMac版やLinux版があり,どれも無料でプレイできるので,気軽にカートレースを楽しみたい人はぜひどうぞ。
■「SuperTuxKart」公式サイト
http://supertuxkart.sourceforge.net/