連載
インディーズゲームの小部屋:Room#100「らのべえ」

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らのべえは,サウンドノベルや恋愛アドベンチャー風のコンテンツを,ほぼマウスのみの簡単操作で作れるゲーム制作ツールだ。現在発売中のパッケージには,ゲームを制作するためのグラフィックス素材や音楽素材,そしてサンプルシナリオなどが同梱された通常版(税込1万290円)と,サンプル素材を省略した「ベーシック版」(税込7140円)の2種類がある。自分で絵を描いたり,曲を作ったりするのはムリ! という人や,すぐにらのべえの一通りの機能を試してみたい人には,通常版がお勧めだ。
同梱のサンプル素材を使用して作成したゲームは無料での配布が可能なほか,同梱素材を使用していない作品なら有料での販売も認められている。
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らのべえの特徴は,難しいスクリプト(=プログラム)を覚える必要なく,ビジュアル化されたデータをドラッグ&ドロップで繋げていくだけで,比較的簡単にゲームが作れる点にある。ゲーム全体の流れを決める「シーンチャート」と,シーンごとの内容を定義していく「コマンドチャート」という二つの画面が,らのべえの基本画面だ。シーンチャートとコマンドチャートに“ノード”と呼ばれるゲームのパーツを配置し,ドラッグ&ドロップでノード同士を線で繋げていけば,ゲームの大まかな流れができあがる。
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使用したいグラフィックスや音楽素材は,シーンチャートやコマンドチャート上にドラッグ&ドロップでぽいぽいと放り込むだけで登録ウインドウが開き,その場ですぐに分類・登録が可能。もちろん,登録したグラフィックスや音楽素材は,任意のシーンで表示・再生できる。
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また,らのべえならではの機能として,制作した作品をらのべえ上で動画に変換して出力する「プレイ動画出力機能」がある。らのべえには,自分が作った作品をプレイアブルなパッケージとしてリリースする機能があるが,動画変換機能を使えば出力したプレイムービーを動画投稿サイトに投稿するなどして,より簡単に,たくさんの人に自分の作品を見てもらうことができるのだ。
そしてもう一つ特徴的なのが,人工音声作成を行い,キャラクター達のセリフに音声をつけられる「萌えボイスシステム」。長いセリフを滑らかに発音させるのは結構大変だが,実はいくつかのフレーズはあらかじめ綺麗に発音するように調整がされており,これをワンポイントでうまく活用するだけでも,作品に彩りができる。
しかし,どのフレーズがそれに当たるのかはマニュアルにも公式サイトにも書かれておらず,自分であれこれ入力して確かめなければ分からないのが困りものだ。とりあえず筆者が確認できたのは「おはよう」「おやすみ」「こんにちは」「またね」「おにいちゃん」といったところ。筆者が美少女達に何を喋らせようとしていたかが,うかがい知れるというものだ。
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そして今回は,おまけとして筆者が作成したサンプルゲームを用意したので,興味がある人はダウンロードして遊んでみてほしい。ゲームの起動方法は,ダウンロードしたファイルを解凍後,フォルダ内の“lanoboot.exe”を実行するだけだ。ただしこの作品は,テストプレイを行ったスタッフの間で,「これはヒドイ」「2009年最大の失敗作」などと話題騒然の紛れもないクソゲーなので,内容については期待しないように。とはいえ,らのべえでどんなことができるのかについて,分かりやすいサンプルになっているんじゃないかなと思うのだが,さていかがでしょうか。
サンプルゲームをダウンロードする
32.2 MB (33,811,624 バイト)
■「らのべえ」公式サイト
http://lanovee.e-frontier.co.jp/- 関連タイトル:
らのべえ
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