連載
ハロー!Steam広場 第43回:ステージ数はほぼ無限。特殊部隊「SWAT」の活躍を描いたストラテジーゲーム「Door Kickers」を紹介
TwitterのBotアカウントからはすこぶる評判の良い「「ハロー Steam 広場」は,PCゲームのダウンロード販売サイトSteamでリリースされた気になるタイトルやニュースを,筆者の独断と偏見でピックアップして紹介する,とっても有意義なコーナーだ。毎週欠かさずチェックして上級Steamerにジョブチェンジしよう。
ハロー!Steam広場」第43回は,特殊部隊「SWAT」の活躍を描いたストラテジーゲーム「Door Kickers」をメインに紹介する。プレイヤーは,SWAT隊員の司令官となり,事件現場で彼らを指揮して速やかに作戦を遂行するのだ。このほか,リストに示された物品を盗み出すステルスゲーム「The Very Organized Thief」もあるので,お見逃しなく。
特殊部隊「SWAT」の活躍を描いたストラテジーゲーム「Door Kickers」
今回は,KillHouse Gamesが手掛ける「Door Kickers」を紹介しよう。本作は,特殊部隊「SWAT」の活躍を描いたストラテジーゲームだ。プレイヤーは,SWAT隊員の司令官となり,事件現場で彼らを指揮して速やかに作戦を遂行するのだ。
本作には,シングルミッションとキャンペーンという2つのモードが用意されている。シングルミッションは,78種のステージがあらかじめ用意されており,このほかにも,自動生成されたステージや,ほかのユーザーがSteamのワークショップで公開したステージで遊ぶことも可能だ。ステージはほぼ無限に存在するといっていいだろう。もちろん自分でステージを作成することもできる。
一方,キャンペーンでは,アメリカの各地で起きるさまざまな事件をストーリーラインに沿って解決していくことになる。こちらは部隊レベルが6になってから挑戦することが可能だ。部隊レベルを上げるためにも,シングルミッションをバリバリこなしていこう。
現場での隊員への指示はプロット入力方式となっており,移動ルートや移動中の向き,待機する場所,グレネードを放り込むタイミングなどをあらかじめステージ上に書き込み,プランが出来上がったら時間を進めるといった流れだ。プランの実行中に,イレギュラーが生じた場合は,進行を一時停止して,作戦をじっくりと練り直すこともできる。
ちなみに,時間を進めている時はリアルタイムで隊員の操作が可能だ。操作性はお世辞にもいいとは言えないが,小さなトラブルなどは,その場で操作して解決したほうが早いこともあるので,うまく活用していこう。
初見のステージでは,すべてを予測して行動するは不可能なので,まずは何度か同じステージに挑戦して,敵の配置パターンを把握しておこう。ゲームスタート時に立てたプランに一切手を加えずミッションを完遂した時の高揚感は格別だ。
プレイヤーは,総勢10名の隊員を管理でき,彼らの名前や装備,兵科などを細かく設定することが可能だ。どの隊員もゲームスタート時の兵科はPOINTMANとなっており,レベルに応じて「ASSAULTER」「BREACHER」「STEALTH」「SHIELD」の4兵科が解除されていく。装備は,ミッションクリア時の評価に準じてもらえる「Roster」を使って購入可能だ。
また,もう1つの成長要素して「ドクトリン」が用意されている。これは,「Hundguns」「Long Guns」「Shotguns」というカテゴリー別に用意された各特性を習得して,部隊全体の能力を上げるものだ。いつでもリセット可能なので,気軽に選ぶといいだろう。
ほぼ無限に存在するステージ数や育成要素などのおかげでリプレイ性は高く,ゲームボリューム的にも申し分ないので,初代Rainbow Sixのようなプロット型のストラテジーが好きな人は,ぜひ遊んでみてほしい。
「Door Kickers」Steamページ(1980円)[税込]
リストに示された物品を盗み出すステルスアクションゲーム「The Very Organized Thief」
「こんなゲームをリリースしたい」という開発者に対して,ユーザーが賛成か反対かを投票できるサービスがGREENLIGHTだ。今回は,Redefinition Gamesが開発中の「The Very Organized Thief」を紹介しよう。
本作は,泥棒として家に侵入したプレイヤーが,住人に気づかれないようにリストにある物品を盗み出すという,シンプルなステルスアクションゲームとなっている。
リストおよび盗品の配置はランダムになっているのでリプレイ性は高めだ。また,高度なAIで制御された住人の存在は,適度な緊張感を与えてくれるので,カジュアルなルールながらも手に汗握るゲームプレイが楽しめそうだ。
本作は現在,クラウドファンディングサイト「KickStarter」で開発資金の募集を行っているものの,残り2週間を切って目標額の20%も集まっていないという状況だ。なお「INDIE DB」では,プロトタイプ版のクライアントが配布されているので,興味のある人は一度プレイしてみて,面白いと感じたならば“いいね”を押してみよう。
「The Very Organized Thief」GREENLIGHTページ
- 関連タイトル:
Steam
- この記事のURL:
キーワード
(C)2019 Valve Corporation.All rights reserved.