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ハロー!Steam広場 第29回:ゲームマスターとクローン人間がゆく闇のジャングル
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印刷2014/07/11 12:00

連載

ハロー!Steam広場 第29回:ゲームマスターとクローン人間がゆく闇のジャングル

画像集#001のサムネイル/ハロー!Steam広場 第29回:ゲームマスターとクローン人間がゆく闇のジャングル
「すちーむ」ってなぁに?というよい子のみんな集まれー! 「ハロー Steam 広場」は,PCゲームのダウンロード販売サイトSteamでリリースされた気になるタイトルやニュースを,筆者の独断と偏見でピックアップして紹介する,とっても有意義なコーナーだ。毎週欠かさずチェックすれば,予約購入割引を無視して発売日にフルプライスで購入する上級Steamerにジョブチェンジできるかも。

 ハロー!Steam広場 第29回は,銀河連合の派遣調査員として未知の惑星を探索するローグライクRPG「Shattered Planet」をメインに紹介しよう。このほか,テーブルゲームとアクションRPGのハイブリッド作品「Hand Of Fate」や,悪魔が潜むジャングルを舞台にしたサバイバルシューティング「Congo」もあるのでお見逃しなく。



画像集#002のサムネイル/ハロー!Steam広場 第29回:ゲームマスターとクローン人間がゆく闇のジャングル

銀河連合の派遣調査員として未知の惑星を探索するローグライクRPG「Shattered Planet」


画像集#012のサムネイル/ハロー!Steam広場 第29回:ゲームマスターとクローン人間がゆく闇のジャングル

 今回は独立系開発会社Kitfox Gamesが手掛けるローグライクRPG「Shattered Planet」を紹介しよう。微粒子レベルで存在すると言われる本連載のコアなファンならお気づきかもしれないが,これで先週先々週に続き3週連続でローグライク作品を取り上げることになる。

 これは「無性にローグライクRPGがやりたい」という筆者の欲求がまんまと反映された結果であり,決してめぼしいタイトルがない時は,安定して面白いローグライクを紹介しておけばいいや,という怠慢の表れではないことを強く主張しておきたい。テンプレあります。

画像集#006のサムネイル/ハロー!Steam広場 第29回:ゲームマスターとクローン人間がゆく闇のジャングル

 さっそく本作の紹介に入ろうと思うが,「Shattered Planet」は,銀河連合の派遣調査員である「クローン001」を操作して,未知の惑星を探索するローグライクRPGだ。プレイヤーは,拠点となる研究所にあるワープ装置を使って惑星へ赴き,そこに巣食うエイリアンと戦いながら,調査を進めていくことになる。

 本作における最終的な目標は,調査データベースに登録されていないすべての調査対象を発見することにある。調査対象は「Locations」「Enemies」「Events」「Companions」「Weapons」「Armor」「Consumables」「Guns」の8項目に分けられており,それぞれの調査率を100%にすれば“クリア”と言っていいだろう。

画像集#007のサムネイル/ハロー!Steam広場 第29回:ゲームマスターとクローン人間がゆく闇のジャングル

 調査を円滑に進めるためにも,まずはプレイヤーが操作するクローンの基礎ステータスを上げるところから始めよう。基礎ステータスは,惑星探索中に手に入るスクラップメタルを使って上げていける。
 ステータスの項目は,攻撃力に影響する「Strength」,回避率に影響する「Wits」,HPの最大値を上げる「Health」の3つだ。どれも重要なのだが,少しでも安心して遠征できるよう「Health」には多めに振っておきたい。

画像集#008のサムネイル/ハロー!Steam広場 第29回:ゲームマスターとクローン人間がゆく闇のジャングル

 また惑星内には,スクラップメタルのほかにもクリスタルが生成されており,これを持ち帰れば研究所にある錬金装置「R.O.S.A.」を使って,装備品を作ることができる。何ができるのかはランダムとなっており,ここでレア装備が手に入るかどうかで,探索できる範囲も変わってくる。

R.O.S.A.の前で一喜一憂するのが,本作における醍醐味の1つと言えるだろう
画像集#009のサムネイル/ハロー!Steam広場 第29回:ゲームマスターとクローン人間がゆく闇のジャングル

 惑星探索中に新しいものを発見すると調査経験値が手に入り,これが蓄積すると調査レベルが上がり,研究所の設備が増えていく。増設される設備の中でも,特に有用なのは「Clone Vats」と呼ばれる装置だ。ここでは,探索中に捕獲したエイリアンのDNAを利用してコンパニオンを作ることができ,作成したコンパニオンは,探索に連れて行くことができる。
 強力なコンパニオンを入手できれば,探索がかなり楽になるので,Clone Vatsを開放したら積極的に,コンパニオンにできるエイリアンを探してみよう。

エイリアンを捕獲するには,ある程度弱らせてから「DNA Extractor」でトドメを刺す必要がある。「DNA Extractor」は研究所にあるショップで購入可能だ
画像集#010のサムネイル/ハロー!Steam広場 第29回:ゲームマスターとクローン人間がゆく闇のジャングル

 プレイヤーが操作するクローンは,探索中に死亡するとすべてのアイテムをロストしてしまう。ただ,失うのはアイテムのみであり,ステータスはそのままの状態を引き継いでリスポーンされるので,序盤は死を恐れずどんどん調査を進めていこう。

探索中の回復手段はポーションやお菓子といったアイテムのみとなる。特にポーションは,使ってみるまで効果が分からないので,HPギリギリの状態で使うのはかなりリスキーだ。とはいっても液体の色である程度の効果はわかるので,色と効果の組み合わせは覚えておいて損はない
画像集#011のサムネイル/ハロー!Steam広場 第29回:ゲームマスターとクローン人間がゆく闇のジャングル

 難度が一番低い惑星でも,かなりの苦戦を強いられる本作「Shattered Planet」は,筆者のようにローグライクRPGに飢えている人に強くオススメしたい作品だ。毎日更新されるデイリーチャレンジといった要素もあり,長く楽しめるタイトルなので,興味のある人はぜひ遊んでみてほしい。


「Shattered Planet」Steamページ(14.99ドル)




画像集#004のサムネイル/ハロー!Steam広場 第29回:ゲームマスターとクローン人間がゆく闇のジャングル

テーブルゲームとアクションRPGのハイブリッド作品「Hand Of Fate」


画像集#029のサムネイル/ハロー!Steam広場 第29回:ゲームマスターとクローン人間がゆく闇のジャングル

 今回はDefiant Developmentが手掛ける「Hand Of Fate」を紹介しよう。本作は,テーブルゲームとアクションRPGを融合したハイブリッド作品だ。プレイヤーは,ゲームマスターと思わしき怪しい男の進行のもと,カードに記されたさまざまなイベントをこなしていくことになる。

 ゲームは大きく,「テーブルパート」「アクションパート」に分かれている。最初にテーブルパートから紹介していくと,ここではゲームマスターが道なりに並べたイベントカードを1枚ずつ処理して進み,次の階層へ行くための「Stairs」カードを目指していく。

画像集#014のサムネイル/ハロー!Steam広場 第29回:ゲームマスターとクローン人間がゆく闇のジャングル

 イベントカードにはさまざまな種類があり,プレイヤーの駒がカードの上に乗ることで内容が明らかにされる。例えば,「Twisted Canyon」というイベントカードは,谷底に落ちている武器を拾いにいくかどうかを決めるイベントだ。引き返すと何も起きずに終わるが,取りに行くという選択をすると,成功と失敗というカードが混ぜられた計4枚の中から1枚を選ぶというアクションが発生する。

画像集#020のサムネイル/ハロー!Steam広場 第29回:ゲームマスターとクローン人間がゆく闇のジャングル

 運良く成功を引き当てれば武器が手に入るが,失敗を当ててしまうと,“Painカード”を指定枚数引かされることになる。Painカードは,プレイヤーの体力が削られる,食料が奪われるといった,ありがたくないアクションが満載で,プレイヤーからすれば,できる限り引きたくないカードだ。

体力が0になるとゲームオーバーだ。食料はイベントカードを処理するたびに1つずつ減っていき,0になると,代わりに体力が減るようになる
画像集#021のサムネイル/ハロー!Steam広場 第29回:ゲームマスターとクローン人間がゆく闇のジャングル

 イベントカードの中には,戦闘が絡んでくるものもある。ここでは「Deadman's Gorge」というイベントカードを例に説明しよう。このカードには,モンスターカードをドローするという説明が書かれており,プレイヤーは,モンスターカードが積まれた山から指定された枚数のカードを引くことになる。そのあとは単純明快で,引いてきたモンスターカードと戦うだけだ。

画像集#022のサムネイル/ハロー!Steam広場 第29回:ゲームマスターとクローン人間がゆく闇のジャングル

 戦闘が始まるとプレイヤーは,専用のフィールドに召喚され,先ほど引いたモンスター達と対峙することになる。ここが最初に説明した「アクションパート」の部分だ。アクションに関してはさほど難しくはなく,プレイヤーの攻撃は,敵を自動追尾するので,適当にクリックしているだけでも問題ない。それよりも意識したいのは回避行動だ。ほとんどの戦闘は1対複数という不利な状況のため,敵に囲まれてしまうと,一瞬のうちにボコボコにされてしまう。したがって,数回攻撃したら回避というヒット&アウェイが重要となる。

ライトシールドを装備していると相手の攻撃に対してカウンターが行える。相手の頭上に緑色のマークが現れたらカウンターの合図だ。マークが現れてから攻撃されるまでの間は結構あるので,落ち着いてやれば1対10でも楽勝だ
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 アクションパートへの移行は戦闘だけではなく,罠をかいくぐりながら宝箱を目指すイベントや,金貨の詰まった袋を持つゴブリンを一方的に叩くミニゲーム的なイベントカードを引いた時にも行なわれる。特にゴブリンイベントは大金を稼ぐチャンスなので,ゴブリンが次元の狭間に逃げる前に稼げるだけ稼ごう。

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 蝋印が付いたイベントカードを引くと,ゲームマスターが怪しげな器から,ゲーム終了時にさまざまな報酬と交換できる“コイン”を取り出して,受け皿に置いてくれる。イベントの処理に成功すれば,コインはそのままもらえるのだが,難度はかなり高いので一筋縄ではいかない。

画像集#024のサムネイル/ハロー!Steam広場 第29回:ゲームマスターとクローン人間がゆく闇のジャングル

 蝋印イベントは,プレイヤーの運が試されるのはもちろん,場合によっては戦闘が起きることもある。例えば崩れ落ちてきた岩を避ける「Rock Fall!」という蝋印イベントは,4枚配られるカードのうち成功カードが1枚だけ,さらには大失敗という不吉なカードも混ざっており,これを当ててしまうとPainカードを大量に引かされるという悲惨な結果が待っている。

まあラッキボーイな筆者には関係ないんですけどね
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 またプレイヤーの最終目標となるボスイベントカードにも蝋印が付いている。ボス戦では,ボスのほかに手下も相手にするので,なかなか骨が折れる。ボスの中にはカウンター不可の攻撃をしてくるヤツもいるので,盾を持っているからといって安心はできない。

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 ボスイベントカードの処理に成功するとゲームクリアだ。この時に先ほど説明したコインを持っていると,それと引き換えにイベントカードや装備カードが手に入る。これらのカードは“デッキ”の中に組み込むことが可能だ。要するに先ほどまでプレイしていたイベントカードはすべてプレイヤーのデッキから選ばれたものだったのだ。

画像集#031のサムネイル/ハロー!Steam広場 第29回:ゲームマスターとクローン人間がゆく闇のジャングル

 イベントデッキを作るときは,バランスを考えよう。楽なイベントばかりで構築してしまうと,ボス戦までにキャラクターが育たず,いざ対峙した時にまったく歯がたたないという状況に陥ることもある。また,難しいからといって蝋印イベントを避けてしまうと,せっかくクリアしても報酬が少ないという悲しいことになるので,その辺りをよく考えてデッキを作っていこう。

 装備デッキに関しても,ゲーム中はプレイヤーが選り好みして装備を決めることはできないので,目当ての装備がドローできる確率を考慮して構築するといいだろう。

画像集#017のサムネイル/ハロー!Steam広場 第29回:ゲームマスターとクローン人間がゆく闇のジャングル

 1回のプレイ時間は15分程度と短めに設定されているが,ゲーム開始時に選ぶボスカードやイベントデッキによって,ゲームの進行は大きく変わるので,リプレイ性は高めだ。テーブルゲームとアクションRPGのハイブリッドとのことだが,どちらか片方が好きという人でも楽しめるタイトルなので,興味が湧いたのならばぜひ遊んでみてほしい。


「Hand Of Fate」Steamページ(24.99ドル)



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悪魔が潜むジャングルを舞台にしたサバイバルシューティング「Congo」


画像集#028のサムネイル/ハロー!Steam広場 第29回:ゲームマスターとクローン人間がゆく闇のジャングル

 「こんなゲームをリリースしたい」という開発者に対して,ユーザーが賛成か反対かを投票できるサービスがGREENLIGHTだ。今回は“Unreal Engine 4”で開発中である俯瞰視点のサバイバルシューティング「Congo」を紹介しよう。

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 本作は,Congoと呼ばれる場所にあるジャングルが舞台となっており,プレイヤーは最大4人で協力しながらジャングルに潜む悪魔と戦うことになる。ちなみに,ここでいうCongoがアフリカのコンゴ共和国を指すのかは不明だ。もしそうだとしたら,国名をそのままゲームタイトルにするという,極めて挑戦的なゲームといえる。

画像集#027のサムネイル/ハロー!Steam広場 第29回:ゲームマスターとクローン人間がゆく闇のジャングル

 ゲーム自体は,チームワークを重視した作りになっており,武器などの装備類はすべて現地調達という過酷なサバイバルが待ち受けている。公開されているムービーを見る限り,悪魔は獣のような姿をしており,フラッシュライトや松明などから発せられる光が弱点のようだ。光が武器という部分は,どことなく「Alan Wake」に似ているかもしれない。


 GREENLIGHTの紹介ページでは,すでにコメントが500件以上ついており,寄せられた質問に対して積極的に回答するなど,製作者の意気込みも感じられる。リリースは2014年内とのことなので,今後の動向に注目していきたい。

「Congo」GREENLIGHTページ

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