［TGS 2007＃23］ポップでカジュアルなオンラインアクション「TAPA Online」

　東京ゲームショウ会場の一角，台湾企業が軒を連ねる「台湾ゲーム館」でUnalis Corporationが展示していたのが，韓国GameNeapが開発したオンラインアクションゲーム「TAPA Online」だ。

　「TAPA Online」は，ポップなキャラクター達が画面内を飛び回るカジュアルな対戦格闘アクション。プレイヤー達がロビーに集まって，誰かがルームを作り，人が集まったら対戦を開始するというスタンダードなタイプだ。ルームには最大8人が入室可能になっている。

　ゲームにはいくつかのモードが用意されている。生き残りをかけて最後の一人まで戦うデスマッチモード。4対4に分かれての乱戦が楽しめるチームデスマッチモード。リーダーが倒れたチームの負けとなるモードなどがあるほか，操作方法を覚えるためのトレーニングモードや，プレイの練習にも使えるシングルプレイモードなどがある。


　プレイヤーが選べるキャラクターとしては，ロボットのようなものから，小さくてかわいい女の子，大きな剣を持った男の子，そして狼男など数種類のタイプが用意されている。これらのキャラクターには，それぞれ「遠距離攻撃が得意」「力が強い」「強力な魔法が使用可能」などといった特徴があるのだ。
　ゲームには，アイテムを装備できたり経験を積むとレベルが上がったりといったRPG的な要素も盛り込まれていて，たとえ同じタイプのキャラクターでも，装備アイテムによってかなり外見は変わってくるという。プレイヤーが作成するルームにはいろいろと条件を設定できるので，レベルが高いキャラクターが低レベルのキャラクターを一方的にやっつけるようなことは起こらない。


　今回は試遊台を使った展示だったため，実際にプレイできた。なるほど操作はなかなかにスピーディで快適であり，可愛いキャラクター達が大きな武器でドカドカと攻撃し合う様子は，コミカルで見ていて楽しい。エフェクトも派手で，ゲームにあまり詳しくない人でも簡単に楽しめそうだ。

Unalis CorporationのSam Chang氏

　今回ゲームの説明をしてくれたUnalis CorporationのSam Chang氏によれば，用意されているすべてのマップにインタラクティブな仕掛けが施されていることは，本作の大きな特徴だという。落とし穴が設置してある，天井から大きな石が一定間隔で落ちてくる，床が動くなど，マップごとに異なる仕掛けが用意されていて，それをうまく利用することでゲーム展開はより変化に富んだものになるということである。

　ゲーム自体はもう完成しており，いくつかの国ではすでに商用サービスが始まっている。日本での展開はまだ決まっていないが，カジュアルな雰囲気で，グラフィックスも可愛らしく，操作感覚も悪くない。意外と早めに日本での代理店が決まってもおかしくないのではないかというのが個人的な感想だ。期待して待っていてもいいのかも？