ニュース
NTTドコモが,次世代携帯ゲーム機への3Gネットワーク機能の搭載について,国内数社と協議中か。ウォールストリートジャーナルが報じる
記事は,NTTドコモ社長の山田隆持氏へのインタビューを行ったもので,その中で山田氏は「携帯ゲーム機が次のステップに進むためには,ネットワークコミュニケーションが必要であることを,(相手の)メーカーは理解している」と言う。協議の相手は複数であるそうだ。
日本で携帯ゲーム機を手がけるプラットフォームホルダーといえば,「ニンテンドー3DS」を正式公開した任天堂と,「PSP」のソニー・コンピュータエンタテインメントが挙げられるが,どちらも現行機種ではWi-Fiモードを採用しており,3Gネットワーク機能を搭載する予定が発表されたことはない。
携帯ゲーム機に3Gネットワーク機能が採用されれば,携帯電話により近づくことになり,コミュニケーション能力の向上ばかりではなく,パッチのオートアップデートといった利便性も高まるはずだ。
「iPod touch」「iPhone」そして「iPad」と次々に攻勢を仕掛けてくるAppleに対し,日本の携帯ゲームメーカーは危機感を覚えているともいわれるが,3Gネットワークの搭載によってその状況は変わるのだろうか。今後の情報に注目したい。
- この記事のURL: