Logitech，小型軽量のゲーマー向けワイヤード光学マウス「Gaming Mouse G300」発表。世界市場では9月に39.99ドルで発売

　Logitechは，G-Seriesの新製品として，光学センサー搭載のゲーマー向けワイヤードマウス「Gaming Mouse G300」（以下，G300）を北米および欧州地域で2011年9月に発売すると発表した。価格は39.99ドルで，北米市場向け製品情報ページでは予約受け付けが始まっている。

ボタンは公称1000万回のクリックに耐えるという

　本製品は，73（W）×112（D）×35（H）mmという比較的小振りな形状と，ケーブル込み111g，ケーブルを省いた状態で85gという軽さがウリの製品だ。
　ボタン類は左右メイン，センタークリック機能付きスクロールホイールに，左右メイン脇それぞれ2個，スクロールホイール手前2個で，計9ボタン。サイドボタンではなく，左右メインボタンの外側にボタンが2個ずつ用意されるというのは，ずいぶんと思い切った配置に思えるが，G300の本体側面は頭頂部あたりからマウス前方に向けて大きくくびれているので，スペースの問題でサイドボタンを廃したのだと思われる。製品写真を見る限り，このくびれた形状は“つまみ持ち”に向いていそうだ。

くびれの上側にはLEDが搭載されており，カラーを変更できるとのこと。底面の赤い部分はLEDではなく，もともとこのカラーだ

　搭載する光学センサーは，トラッキング解像度最大2500DPI，レポートレート最大1000Hzというスペック。ロー〜ミドルハイセンシのゲーマーにとって十分なトラッキング解像度だといえよう。レポートレートは，ソフトウェア上で125/250/500/1000Hzから選択可能となっている。
　トラッキング速度や最大加速度などは未公開で，そのあたりの詳細は気になるところだ。

　面白いのは，センサーの位置が中央ではなく，若干左寄りになっていること。ボディ形状が左右対称のマウスでセンサー位置だけズレているのも珍しい気はする。

ドライバソフトウェアは，「Gaming Mouse G400」と同じく「Logitech Gaming Software」になっている

　これまでのG-Seriesは，基本的に大きめなマウスが多かったが，ここにきてついに，小さめで軽量なマウスが登場してきた。日本のゲーマーの場合，「Logitech製品は海外向けのサイズすぎて，もう一回り小さいほうがしっくりくるなあ……」という人もいるのではなかろうか。
　かくいう筆者もその1人で，しかもつまみ持ち派だったりするのだが，このスペックと形状にはかなり惹かれるものがある。ロジクールからの国内発売の発表を，楽しみに待ちたいものだ。


●Gaming Mouse G300の主なスペック

• 基本仕様：光学センサー搭載，ワイヤードタイプ
• ボタン：左右メイン，センタークリックボタン機能付きスクロールホイール，左右メイン脇それぞれに×2，スクロールホイール手前×2
• トラッキング速度：未公開
• 最大加速度：未公開
• 画像処理能力：未公開
• フレームレート：未公開
• トラッキング解像度：最大2500DPI
• レポートレート：125/250/500/1000Hz（※ソフトウェアから変更可）
• リフトオフディスタンス：未公開
• データ転送フォーマット：未公開
• 本体サイズ：73（W）×112（D）×35（H）mm
• 重量：111g（※ケーブル抜きで85g）
• マウスソール：未公開
• ケーブル長：未公開
• 対応OS：Windows 7・Vista・XP
• 発売予定時期：2011年9月
• 価格：39.99ドル

「Gaming Mouse G300」製品情報ページ

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