西部劇アクション「GUN」に，ボイコット運動の動きが

　Activisionが2005年11月にアメリカでリリースした，西部劇アクションゲーム「GUN」に対し，不買と回収などを求める運動が始まった。

　この運動は，アメリカ先住民族によって結成されているAssociation for American Indian Developmentが起こしているもの。
　趣意書によると，GUNに登場するネイティブアメリカンの描かれ方は，彼らの品位を傷つけるものであるという。そこで，ゲームの内容からネイティブアメリカンに関する誤った表現の削除か，ワールドワイドでの回収を求め，広く不買を呼びかけている。

　GameSpotにはActivisionからのコメントとして，GUNは特定の人種などを攻撃するものではなく，当時のアメリカ西部開拓時代を，開拓者側から見たままに描いているとの意見が掲載されている。だが，ゲームの内容を改変するか，あるいは回収するかといった具体的な施策については，現在のところ明らかになっていない。（朝倉哲也）