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会場はお祭り気分? 5vs.5の少数戦に猛者達が挑んだ「ファンタジーアース ゼロ」の“ネットカフェ バトルトーナメント 東京大会”の模様をレポート
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印刷2011/06/18 23:50

イベント

会場はお祭り気分? 5vs.5の少数戦に猛者達が挑んだ「ファンタジーアース ゼロ」の“ネットカフェ バトルトーナメント 東京大会”の模様をレポート

画像集#001のサムネイル/会場はお祭り気分? 5vs.5の少数戦に猛者達が挑んだ「ファンタジーアース ゼロ」の“ネットカフェ バトルトーナメント 東京大会”の模様をレポート
 ゲームポットがサービス中のオンラインアクション「ファンタジーアース ゼロ」(以下,FEZ)といえば,最大50人対50人の“戦争”を楽しめることが魅力のオンラインアクションだが,個人の技量が試される少人数戦も,コアなプレイヤーから高い人気を得ている。

 そして,そんな少人数戦にフォーカスした大会“ネットカフェ バトルトーナメント 東京大会”が,東京・代々木のインターネットカフェ,ワイプ代々木北口店にて2011年6月18日開催された。本稿ではその模様をレポートしよう。


試合形式は5対5のバンクェット


試合の様子はUstreamで配信もされたのだが,待機中はカメラの前に人ならぬキャラクターだかりが……
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 まずは大会ルールを確認しておこう。ちょっとだけ長くなってしまうので,大会の経過だけを知りたいという人は読み飛ばしてほしい。

 今回のトーナメントは,通常の7対7バンクェットよりも1チームのメンバー数が減り,5対5の少数戦で行われた。チームは,来場時にランダムで決定されたため,参加者は初めて出会ったほかのプレイヤーと連携を取りつつ,戦うことになったのだ。

 参加者は,あらかじめ大会用に用意されたキャラクターを自分用に若干カスタマイズして大会に挑んだ。さすがに体型や顔のタイプなどは選べなかったようだが,キャラの性別,職業,スキルは自由に変更可能だったとのこと。このほかの細かいルールは,以下のようになっている。

・先に10キルしたチームが勝利
・制限時間が切れた場合は,キル数が多いチームの勝利(キル数が同数の場合は,与ダメージランク5位以内にランクインしているメンバーが多いチームが勝利)
・職業とスキルに関しては,一度申請したら大会中の変更は不可
・同一系統の武器は1チームにつき2枠まで
・ハイブリッド型は使用する武器につき1枠を使用


 最後のハイブリッド型について少しだけ補足すると,たとえば片手・大剣のハイブリッドウォーリアーが2人いる場合は,同チームには片手も大剣もそれ以上は組み込めないということになる。また,ソーサラーの杖と魔道具は別武器としてカウントされるため,やろうと思えばソーサラー4名とほか1名というチーム編成なども可能だったが,さすがにそんなチームはいなかった。

 全参加チームのメンバー構成をチェックしてみると,1チームをのぞいたすべてのチームが片手1と大剣1(ハイブリッド型含む),氷ソーサラー1,短剣スカウト1(ハイブリッド型含む)を組み込んでいたのだが,当然といえば当然かもしれない。これは大会のルール上,大剣5や短剣5といった尖った構成ができなかったことも一因だが,なにより上記の職業を含む構成が,少数戦に最適化されたものであると,プレイヤー達の間で認知されていることが大きな要因と言える。実際,過去の公式バンクェット大会でも,上位入賞を果たしているチームは,これらの職業を含んだ構成であることが多かった。

 ちなみに残りの1枠は,ウォーリアーや短剣スカウトを追加したり,フェンサーを入れたりと,チームによって個性が見られた。

試合が始まると会場が一体に!


 今回の大会はA〜Qチームのトーナメント戦だったが,すべての試合を見ることは残念ながらできなかった。試合内容をお伝えするのは,最初から最後まで観戦できた準決勝第1試合と決勝戦のみとして,残りは大会の結果とチームのメンバー表を紹介するに留める。この点は,ご了承いただきたい。

 会場は観戦エリアと対戦エリアに分かれており,観戦エリアでチーム紹介をしたあとに,対戦エリアで5対5のバトルが行われるという流れで大会は進行した。ちなみに司会は,名物GMのウチヤマ氏とポルヌ氏(共にファンタジーアース ゼロ運営チーム)だ。

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対戦エリアの一画
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大会開催直前の観戦エリア

 自己紹介では参加者が一人一人,自身のキャラクター名と所属サーバーを明かしたのだが,バンクェットの実力者やサーバーの名物的人物がマイクを握ると,会場が大きく沸いたことが印象深かった。サーバーを超えてゲームを楽しめるオンラインゲームは多々あるが,プレイヤー間の交流へと発展する作品といわれると,そう多くはなさそうである。

 試合が始まってプロジェクタに映像が映されると,観戦エリアの来場者は画面に釘付け。決定的なシーンでは会場から大きな声が上がり,ときには「それはまずい!」とか「ナイスフォロー!」とかいった選手への声かけも聞こえた。短剣スカウトが見事なブレイクを踊り始めたりすると拍手が起こるなど,会場はまるでスポーツを生で観戦しているような一体感に包まれていた。ただ観戦エリアと対戦エリアは離れていたので,その歓声が対戦している当人に届くことはなかったが……。

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 あれよあれよという間に試合は進んでいったが,会場のボルテージが飛躍的に上がったのは準決勝第1試合かもしれない。対戦カードは,自己紹介のときから始終ハイテンションだったチーム「リアルゴールド」対2009年の公式バンクェット優勝チームのメンバーを含んだチーム「真夏の夜にほにゃらら※」だ。

※本当はチーム名があったのだが,放送できないと判断したのかGMポルヌ氏がこんな感じで呼んでいた

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 序盤は「リアルゴールド」(攻撃側・赤)に有利な展開となった。フォースインパクトやブレイズショットで牽制しながら相手を引き込んで叩くという立ち回りで,1キル1キルを大事にしていた印象だ。ハイドサーチを徹底し,短剣スカウトを孤立させて一気に叩くなど,お手本のような堅実プレイでキルを稼ぎ,残り時間半分で4-0と相手を引き離した。

 追う形ながら攻めきれない「真夏の夜のほにゃらら」(防衛側・青)はかなり厳しい試合を強いられたが,総崩れにはならず我慢強いプレイを見せた。それが功をそうしてか,残り時間が3分の1を切ったところで好機を得る。敵リスポーン位置の水辺で短剣スカウトが,氷ソーサラーと大剣ウォーリアに続けて妨害を入れ,それを機に片手ウォーリアが詰めより,そこからチーム5人で一気に攻撃側を崩してゲージを覆した。
 ちなみに,このときの観戦エリアの盛り上がりといったら,まるで高校野球で9回表に同点となったときのアルプススタンド……はさすがに言い過ぎだが,とにかく大したものだったのだ。

 そこからはお互い攻めて守っての拮抗した戦いになったが,最終的には時間切れで「リアルゴールド」が勝利。一度総崩れになってからの立て直しの早さは見事だったが,観戦エリアに戻ってきた本人達はやや苦い顔で,まさに辛勝といったところだろう。

 この試合で上がったボルテージ冷めやらぬまま行われた決勝戦は,「リアルゴールド」と,補欠当選したメンバーを含めたチーム「ワンチャンス」で争われた。「ワンチャンス」(防衛側・青)は短剣・銃のハイブリッドスカウトと,レディアントシールド持ちのソーサラーを含むユニークな職業構成で「リアルゴールド」(攻撃側・赤)に対する。


 試合開始直後は,オイルショットを連打する「ワンチャンス」の銃スカウトに会場は笑っていたのだが,レディアントシールドを展開したソーサラーが前に出始めると笑いは歓声に変わった。「リアルゴールド」はこの戦いでも相手を引き込むように展開したのだが,水辺に追い込まれてはレディアントシールドから逃れられない。しかも前にいるソーサラーは,味方のピンチに飛び込んでフリージングウェイブでフォローするというトリッキーな立ち回りを見せて,始終試合の流れをコントロールしていた。

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 そんな派手なプレイが目立ってはいたが,短剣スカウトや片手ウォーリア,氷ソーサラーなどの動きも見事で,氷結からスタン,ブレイクへと繋ぐ基本の連携を鮮やかに決めていた。

 「リアルゴールド」も慎重な立ち回りから各個撃破で応戦したが,どうにも流れを掴みきれなかった様子。準決勝のような見せ場を作れない,厳しい試合になった。

 流れはこのまま変わらず,最終的に優勝の座を勝ち取ったのは「ワンチャンス」。勝因については「運がよかった」とか「氷ソーサラーがよかった」とか「事前に練った作戦勝ち」とか,メンバーそれぞれ言っていることにまるで一貫性がなかったが,これはあくまでふざけて答えていたから。試合では,一人一人が各々の役割をしっかりとこなしていたように思える。そうでなければ,優勝賞品のマウス「Razer Naga」を手にすることはできなかったはずだ。

 決勝戦が終わると,優勝した「ワンチャンス」と準優勝の「リアルゴールド」に表彰状と賞品と,会場からの拍手が送られ大会は終了。最後はFEZのポスターと,大会に協賛していたRazerのポスターをかけた,お約束の“じゃんけん大会”でイベント全体が締められた。

 今回のイベントで驚かされたのは,即興でチームが組まれたにもかかわらず,コミュニケーションや連携が見事に取れていたこと。もう少しぎくしゃくするかなと思っていた筆者の予想は大きく裏切れた。さすがに大会に出る猛者ともなると,勝ちへの意識は共通なのかと感心したが,来場者に話を聞いてみたら,単にお祭り好きという人も結構いるようだった。

 「大会に出るのはハードルが高いし殺伐としてそう」と思っている人も多そうだが,会場はそんなに殺気だった場所ではなく,来場者全員でFEZを楽しむ空間になっていた。観戦だけでもかなり楽しめるので,機会があったら,ぜひ一度イベントに足を運んでみることをオススメする。きっと来場して帰る頃には,今の筆者のようにFEZをプレイしたくて身体がうずいているはずだ。

 ちなみに6月19日は,名古屋で同様の大会が行われる予定だ。昨日と同様Ustreamでの配信もあるようなので,会場に行けないという人も一緒に観戦してみてはいかがだろう。

優勝チーム「ワンチャンス」
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■チーム別職業構成表

Aチーム:ナイテイナンテナカッタンヤ
片手・大剣・大剣・短剣・魔道具

Bチーム:リアルゴールド
大剣・片/大・杖・短・弓/短

Cチーム:さらし age
大剣・大剣・片/両・杖・弓/短

Dチーム:アシトバナナ
片手・大剣・杖・弓/短・刺突剣

Fチーム:短さんがんばってww
大剣・片/両・片/大・弓/短・杖

Gチーム:雨あがり決死隊
片手・大剣・片/大・弓/短・杖

Hチーム:上野動物園
片手・大剣・片/大・短剣・杖

Iチーム:真夏の夜にほにゃらら
片手・大剣・片/大・弓/短・弓/短

Kチーム:Roやりにきました。
大剣・片/大・弓/短・弓/短・杖

Lチーム:幸せ四つ葉ブドウ
大剣・両手・片/大・弓/短・杖

Mチーム:コメつぶ
大剣・片/大・弓/短・杖・杖

Nチーム:かおもじ
両手・片/大・片/大・弓/短・杖

Pチーム:よせあつめ
大剣・大剣・片手・弓/短・杖

Qチーム:ワンチャンス
大剣・片/大・銃/短・杖・杖/魔

■トーナメント結果

1回戦
●Aチーム 対 Bチーム○
●Cチーム 対 Dチーム○
●Fチーム 対 Gチーム○
●Hチーム 対 Iチーム○
○Kチーム 対 Lチーム●
●Mチーム 対 Nチーム○

2回戦
○Bチーム 対 Dチーム●
●Gチーム 対 Iチーム○
●Kチーム 対 Nチーム○
●Pチーム 対 Qチーム○ ※シード枠

準決勝
○Bチーム 対 Iチーム●
●Nチーム 対 Qチーム○

決勝戦
●Bチーム 対 Qチーム○

  • 関連タイトル:

    ファンタジーアース ゼロ

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