イベント
待望の新キャラクターや学生生活,さらに「ソードアート・オンライン」とのコラボも。「テイルズウィーバー」ファン感謝祭で明らかになった今後の展望
左から「テイルズウィーバー」の原作小説「ルーンの子供たち」の作者であるジョン・ミンヒ氏,嶋村昭彦氏,佐野康行氏。8月に実装される「新生エピソード1」は,原作小説とより密接な関係を持った内容であることを明かした |
本イベントは同社が運営するオンラインRPG「テイルズウィーバー」にとって6回目のオフラインイベントで,希望者の中から各サーバー60名,合計420名が招待された。全員参加の○×クイズやサーバー対抗のゲーム大会が行われ,「テイルズウィーバー」の大型アップデートや今後のタイアップに関する最新情報も発表されたので,詳しくお伝えしていこう。
まずはネクソン 運用部テイルズウィーバーチームの嶋村昭彦氏と,マーケティング室 広告宣伝チームの佐野康行氏が登壇し,アップデート情報を発表した。
待望の新キャラクター「イソレット」は
二刀流スタイルの美少女
待望の新キャラクター「イソレット」が8月に登場することが決定した。イソレットは,原作小説「ルーンの子供たち 冬の剣」のヒロインで,両手に剣を持って戦う「双剣術ティエラ」,補助や攻撃などさまざまな用途に使える魔法の歌「神聖チャント」という,2つの戦闘タイプを使いこなすキャラクターだ。
これまでにも二刀流のキャラクターとしては「ナヤトレイ」が存在しているが,イソレットの双剣術ティエラはより柔軟かつ戦術的なスタイル。両手にそれぞれ異なる種類の剣を装備できるため,多彩な剣を使い分けて状況に応じた戦法がとれる。装備した剣がそれぞれグラフィックスに反映される点も見逃せない。能力を重視するのか,見た目を重視するのか,うれしい悩みになりそうだ。嶋村氏によると,両手に装備した剣の装備アビリティがそれぞれ発動されるような仕様を検討中とのこと。
「エピソード2」ついに完結。舞台は36層の地下迷宮
6月12日には,エピソード2の完結編となる「チャプター8」が実装される。戦いの舞台はエピソード1の最後に登場した「慟哭の塔」。エピソード1では塔を登っていったのに対し,エピソード2では36層もの巨大な地下迷宮へと潜ることになる。これをクリアすると,特別な報酬アイテムが手に入るようだ。
3番目のエピソードは「新生エピソード1」
学生生活&育成を楽しむ新コンテンツも
「エピソード2」の完結に伴い,8月に「新生エピソード1(エピソード3)」が実装されることも発表された。本作に実装されるエピソードとしては3番目だが,物語が新章に突入することから“新たなエピソード1”という位置づけになるという。
なお,現在実装されているエピソード1,2は,8月に行われるアップデート以降はプレイできなくなる。後日,ビジュアルイベントによる回想シーンとして物語を振り返ることはできるようにするとのことだが,気になる人はいまのうちにプレイしておくといいだろう。
新生エピソード1には,イソレットの故郷「月の島」に加え,ユニークな新コンテンツ「ネニャフル魔法学院」が実装される予定だ。
月の島はレベル200から入場できる新マップ。「攻撃できない状態で船を漕ぎ,アイテムを回収する」「マウスクリックだけでモンスターを倒す」「大量のモンスターが侵攻してくるのを食い止める」といった一風変わったミッションが登場する。いずれもキャラクターの能力よりも,プレイヤーのスキルが重要になる内容だという。フィールドはレベル200台前半のキャラクター向けだということだが,ある条件が満たされると「レベル265のキャラクターたちが集まっても敵わない」ような危険なレイドボスが登場するようだ。
もう一つの見どころとなる「ネニャフル魔法学院」は,オンラインRPGである「テイルズウィーバー」の世界に育成シミュレーション的な要素と学生生活を導入,レベル200までのキャラクター育成をサポートしてくれるコンテンツ。お馴染みのNPCたちと共に授業を受け,クエストをこなすと経験値や報酬が手に入る。授業の中には特定の曜日にしか受けられないものもあり,実際の学生生活と同様,スケジュール管理が重要になる。
授業を受けるとNPCたちとの親密度が上昇し,「ネニャフルクイーンコンテスト」や「学院番長決定戦」といったビジュアルイベントが発生。NPCたちのさまざまな一面を見ることができる。
もちろんネニャフル魔法学院にも,制服が用意されている。入学すると専用の制服が支給され,一般授業用,魔法授業用に加えて,お出かけ用2着の全4着が登場。もちろん男女別デザインとなっているうえ,将来的には制服を着用した状態のドット絵を作成する予定もあるとのこと。制服ファンは期待しておこう。
遊びやすくなるシステム
8月に実装されるアップデートでは,システム面の大幅な刷新も予定されている。かねてから寄せられていた要望に応えて,アイテムの重量が撤廃されるほか,クエストの次の目的地が分かりやすくなり,おすすめの狩り場を検索する機能が追加に。モンスターのレベルなどが表示されたり,ワイドディスプレイにも対応するなど,これまでにも増して遊びやすくなる。
新しいコラボは「ソードアート・オンライン」
ゲーム内でアスナに会える!
今後のタイアップに関する最新情報も明らかになっている。6月12日からはライトノベル「ソードアート・オンライン」(以下SAO)とのタイアップがスタート。アバターアイテムの実装に加え,原作のキャラクターがゲーム内に登場するイベントなど豪華な内容が実現した。
注目のタイアップイベントでは,「SAO」のキャラクター,ゲームデザイナーの茅場晶彦が「テイルズウィーバー」の世界に登場し,“自分が作った仮想世界の運用試験に協力してほしい”と持ちかける。プレイヤーたちは,晶彦から「ナーヴギア」を受け取り仮想世界へと赴くのだが,そこにはGMの姿となった巨大な晶彦が待ち構えていた。
彼が作りあげた仮想空間は実際にプレイヤーが冒険することが可能で,攻略にはサーバー内のプレイヤー同士の連携が重要だ。仮想空間は「下層」「中層」「上層」「最上層」の4エリアに分かれ,最後にはボスが待ち構えているのだが,サーバー内の誰かがボスを倒せば,ほかのプレイヤーも次のエリアへ進むことができる。もちろん「アスナ」や「リズベット」,「シリカ」といった原作のキャラクターたちも登場して,ヒントをくれたり,「SAO」にちなんだ特殊な装備を作ってくれるようだ。
幽霊少女「ベンヤ」が
ついにプレイアブルキャラクターに!
2014年の早い時期には新たなプレイアブルキャラクターが登場する。2006年にNPCとして登場した幽霊少女「ベンヤ」が“生身”となって実装されるというのだ。多くのプレイヤーから要望が寄せられていたようで,ファンにとってはうれしいサプライズだろう。現時点で詳細は不明だが,彼女が生身になった経緯も語られるとのこと。
今後の実装スケジュール
今回公開された実装スケジュールをおさらいしておこう。
[2013年6月21日]
- 「エピソード2・チャプター8」
- 「ソードアート・オンライン」とのタイアップ
[2013年7月]
- 「009-1」の紺野直幸氏監督,GONZO制作による「新生エピソード1」のオープニングアニメを公式サイトで公開
- キャラクターデザイン原案は,日本版「ルーンの子供たち」のイラストを担当する,ゆーげん氏
[2013年8月]
- 新キャラクター「イソレット」
- 「新生エピソード1・チャプター1」
- 「月の島」及び周辺フィールド
- 「月の島」のミッション
- 「ネニャフル魔法学院」及び周辺フィールド
- システムリニューアル
[2013年秋]
- 「新生エピソード1・チャプター2」
[2014年]
- 新キャラクター「ベンヤ」
エンドコンテンツの追加,新たな競争コンテンツの
実装などが明かされた質疑応答
質疑応答のコーナーでは,嶋村氏がプレイヤーから寄せられた質問に答えてくれた。その内容をお伝えしよう。
Q:武器の耐久度を見やすくして欲しい
A:近日対応する予定で,知らない間に武器が壊れていたということがないようにします。
Q:レベルキャップの開放はいつ?
A:現時点で,今すぐレベルキャップを開放する予定はありません。その代わりといってはなんですが,今後もエンドコンテンツを実装していきます。
Q:PvPを拡張して欲しい
A:新たなPvPを検討中です。また,「星の戦場」(仮)というグループ間競争コンテンツを実装する予定です。
Q:BOT対策はどうなっているのか
A:今後も継続して対策を行っていきます。3月から報告フォームを設置していますので,通報していただければできるだけGMが駆けつけるようにします。インスタンスマップでの取り締まりに関しては上手くいっていない部分もあり,申し訳ありません。
Q:攻略やイベント情報をくれる番組が欲しい
A:WEBラジオを夏あたりからお送りできるように準備中です。内容は未定ですが,ラジオドラマなどをやれれば楽しいと考えています。
本イベントでは,全員参加の○×クイズやサーバー対抗の早押しクイズなどが行われた。早押しクイズでは,「2011年に行われたイベントを順番に並べる」「2013年5月15日時点で装着数が多いモンスターカードを答える。1位を選んでしまったら-100点」といった難問・奇問も出題されたが,ミストラルサーバーが安定した実力を発揮して勝利を掴んでいる。上位に入賞するほど豪華な賞品が贈られるということで,どのチーム(サーバー)も熱気に満ちていた。
○×クイズの模様。参加者全員が高難度の問題に挑んでいた |
サーバー代表によるお絵かきクイズ。お題は指定されたモンスターだが,絵の上手さよりも特徴を捉えていることが重視された |
サーバー代表による早押しクイズ。ボタンを押すとランプが光る,クイズ番組さながらのセッティングでイントロクイズなどが行われた |
イベント会場で実施された「アイテムデザイン総選挙」の模様。プレイヤーの得票が一番多かった「ウサ耳HEAD」が実装されることに決定 |
ホワイトボードにはプレイヤーの熱いメッセージが多数書き込まれていた |
「テイルズウィーバー」の歴史を振り返るコーナーでは,前身であるアバターサービス「4Leaf」の画面も公開された |
プレイヤーひとりひとりに配られた「モンスターカード」を見本の通りに並べる全員参加型ゲームでは,多くのサーバーが抜群のチームワークを発揮 |
最後は嶋村,佐野両氏から,「これからもアップデートが盛りだくさんなのでテイルズウィーバーを楽しんでください」「今後もこうしたイベントを実施していきたいです。その際もまた楽しい時間を過ごして頂けたらと思います」と来場者に向けて挨拶が行われ,イベントを締めくくった。
「テイルズウィーバー」公式サイト
- 関連タイトル:
テイルズウィーバー
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- ルーンの子供たち 1 冬の剣
- 価格:¥5,848円
- 本
- 発売日:1970/01/01
- テイルズウィーバー オリジナル・サウンドトラック
- ミュージック
- 発売日:2006/08/25
- テイルズウィーバー オリジナル・サウンドトラック+plus
- ミュージック
- 発売日:2008/05/28