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トッピングサービスって何だ!? 新情報も飛び出した「リネージュII オフラインミーティング&カンファレンス in 大阪」の模様をレポート
このイベントは,日本の6都市を対象に2008年7月から12月にかけて行われているもので,今回はその3番目となる大阪で開催された。4Gamerでは福岡,広島のレポート記事を掲載しているので,興味がある人は下のリンクからそのときの模様を確認してみよう。
リネージュII オフラインミーティング&カンファレンス in 福岡
リネージュII オフラインミーティング&カンファレンス in 広島
会場の外には,開場を待つリネージュIIのファンが列を作っており,最終的な来場者数は実に220名と,関係者も驚きの人数が参加することになった。なかには横浜から来場していたという熱心なプレイヤーも。
会場内には,2008年8月の投票で選ばれたファンフィクションコンテストの入門作品が展示されていたほか,福岡/広島のイベント同様に,ガチャマシンが設置されており,ガチャコインを手に賞品を賭けての一勝負が繰り広げられていた。
最後まで勝負がもつれた「アデン大陸SSクイズ」
クイズは全部で7問行われたのだが,最後の問題まですべてのチームが同ポイントという激しい戦い(?)となった。ウォーミングアップだったという1〜2問目は当たり前のように正解したプレイヤー四チームだったが,3〜4問目は難しい問題で苦戦,本作をよく知るファンだけに,同じようなところで引っかかったのか,各チーム一緒に不正解だったため,結局ポイントは変わることなく,勝負は最終問題へともつれ込んだのである。
これで勝負が付かなければ(代表による)ジャンケンで勝負を決めるという最後の問題……,カマエルの作成時の設定にあった画像はどれ? という問題に見事に正解した“Bチーム”が勝利し,帰りにヌイグルミがプレゼントされていた。
新作タイトルが登場「まるみえ情報局」
数々の熱い意見が飛び出した
「クリエイティブ コミュニケーション」
意見:ワイバーンの利用度を増やしてほしい。血盟主以外にも,近衛隊長や騎士団長が使えるようにならないか。
回答:ワイバーンはある程度の権限を持っている人に価値があるよう作られています。そのため,その価値を下げないように,新しい乗り物を作ってはという議論がありました。いま開発中の空を飛べる個人用の乗り物はワイバーンよりも派手ですが,これはPart3に実装できればと考えています。来場者にお聞きしたいのですが,逆に(空に関係なく)欲しい乗り物とかはありますか?
来場者:「鳥」「飛空挺は?」「水上を泳ぐ乗り物,戦場での上陸時の幅が広がるのではないか」「水牛とかどうでしょう」(参加者から笑い)
回答:水上の乗り物は面白いですね。水牛も含めて韓国の開発チームと相談してみます。飛空挺については,遠くない時期に空中戦争が実装される予定で,それに関連して開発が進められているので,楽しみにしてください。
意見:ヘアーアクセサリーなど,手に入りやすいものほどキャップ(頭装備)で,その多くは髪型が強制的に変更されます。おしゃれのためにも,髪型が変わらないマスク/耳などのアクセサリーの充実,入手難度の再考などをしてほしい。
回答:分かりました。マスクと“メガネ”を今年中に実装すると約束します。すぐに韓国に行って作ってきます!(ちなみに,“メガネ萌”だそうです)
意見:パーティマッチの新しいアプローチとして酒場を導入してほしい。例えば,NPCから酒場の一室(インスタンスゾーン)を借りて,中では回復ボーナスや,ジュースやカクテル,狩りの手助けになる料理の利用が可能など。メンバーが集まったらその村の領地内の狩場に全員をテレポート機能を使っていざ狩りへ! 狩りが目的でなくても,テーブル/椅子を利用して楽しいチャットのひとときを演出できる――といった,狩りにいくまでの待ち時間で何かできる場所が欲しい。
回答:もう企画まで出来上がっていますね(笑)。これは,いますぐにでもやりたいです。しかし大きなコンテンツになるので,開発チームと話し合って,その結果を発表できるように頑張ります。
意見:幻想の島にカジノっぽいものを実装してほしい。宝くじ,モンスターレースがありますが,やってる人があまりいません。
回答:幻想の島に(アデナを稼げるかどうかは言えませんが),何か楽しめるコンテンツを入れます。
来場者:イベントで行われるようなボスの公開を,幻想の島で出来ないだろうか。出現と同時に狩られてしまうので,ボスを見たことがない人もいると思う。
回答:幻想の島に遊園地みたいな感じで,ボスの姿をしているが弱い相手と戦うアトラクションみたいなものはどうでしょうか。前向きに企画を立ててみます。宝くじとモンスターレースもなんとかしてみます。
このほかにも,景色が楽しめるようなクエストが欲しいという意見や,“スミス”のバフについてなど多数の意見が出てきた今回の「クリエイティブ コミュニケーション」。報酬が貰えるものなどはBOTやRMTの問題が,またバフについてはヒーラーとの職業バランスがといったように,クリアすべきハードルはそれなりに多いようだ。
そして気になるのは,“空中戦争”とそれに関連して登場しそうな“空を飛べる乗り物”について。果たしてどのようなコンテンツになるのか,新しい情報の発表を待ちたい。
なお,これから作ってきますと大乗り気だったアクセサリーの意見を出してくれた来場者には,お礼としてELSA製のグラフィックスカードと,Zalman Tech製の3Dディスプレイがプレゼントされた。ポイントはやはりメガネだったのだろうか?
新しい有料サービスが発表「トッピングサービス」って何?
内容は,10月21日に一部機能のアップデートと,playNCショップ連動の新有料サービス「トッピングサービス」が導入されるというもの。トッピングサービスとは,有料で特定のアイテムや新機能が利用できるというもの,例えばこのサービスで利用できるペットは,常にプレイヤーと同じレベルを保持するほか,エサが不要,経験値の分配がない(つまり獲得経験値がすべてプレイヤーキャラクターに入る)といった特徴がある。愛着を持って育てるペットとは違い,パートナーとして狩りの手助けをしてくれる“ハントサポート”と呼ぶようだ。
なお,今回公開されたハントサポートは,「ホワイト フェレット」「フェアリー プリンセス」「ビーストファイター」「フォックス ウィザード」の4種類で,それぞれ戦士系のバフでサポート,魔法系のバフでサポート,前衛に立って派手なアクションでモンスターに攻撃,火力のある魔法で攻撃といったように,役割に応じて戦いをサポートしてくれるのだ。これまでヒーラーなどは,ソロが非常に大変だったが,このハントサポートを前衛に立たせることで,パーティと同じような立ち位置でソロが楽しめるというわけだ。
そのほかにも,広島のイベントでの,テレポートを便利にしてほしいという要望に対して,あらかじめ印を付けておいた場所へ直接移動できる便利な専用アイテム「フリーテレポートスクロール」などが実装されるとのこと。これら以外にも今後,情報が公開されていくようなので,続報を楽しみに待ちたい。
これまでにない戦略が熱かった
「エヌ・シー・ジャパンからの挑戦状!」
スタート直後,城門にはNCJ軍の助っ人としてカインとシーケンが登場。なにやら強力そうな装備で,大量のモンスターとともに,プレイヤーを迎え撃つことに。今回の戦いでは,開始されると同時に黎明軍があちこちに飛ばされ,再び集結しなければならないという事態に。黄昏軍はといえば,序盤を単独で挑むことになり,それによる消耗が城内での戦い,そして刻印までにどう影響するのかがポイントになりそうだ。
外城門に突撃する黄昏軍に対して,大量のNPCとカインとシーケンが大暴れ。しかしプレイヤー側も強力な装備を持つLv.85のキャラクターで,負けてはいない。なんとか敵を撃破して城門を突破した黄昏軍。同時に“魔剣ザリチェ”が黄昏軍の盟主の手に渡っていた。さらに外城門から入ってすぐに待ち構えていた,大量のNPCとの戦いでは二刀流の剣“アカマナフ”がドロップし,こちらも黄昏軍の手に。これで,黄昏軍がかなり有利になったのだろうか。
軍を進める黄昏軍は前回広島会場で“ザケン”が登場した場所で,今回のNCJ軍が用意したボスモンスター「リリス」と対峙することになったのだ。その近くには柵で囲まれた宝箱が大量に配置されており,この柵をどうにかして取り払うことができれば,プレゼント用のキーアイテムが入手できる。その方法とは……もちろんリリスを討伐することだ。
黄昏軍がこれからリリスと戦おうとしたそのとき,黎明軍が外城門内に到着した。黎明軍はまず,黄昏軍の持つザリチェ,アカマナフを排除すべく(あわよくば奪うべく),リリスそっちのけで攻撃を始めた。あとの展開を考えれば,強力な装備を残しておくのは危険という判断なのだろう。たまらずザリチェの所有者は,リリスを攻撃することで戦況の混乱を狙ってみたり,さらにNCJ軍も参戦したりして混戦模様に。
NCJ軍は刻印部屋を守るが,黎明軍は上階から回復したり攻撃したりといった攻城戦慣れしたプレイヤーらしい動きを見せて徐々に押していく。アナキムが討伐された頃にはNCJ軍の大部分が排除されており,いよいよ刻印への最終局面へと進んでいく。最初に刻印の交感を始めたのは黄昏軍,一歩遅れて黎明軍による刻印の交感が始まった。このまま,黄昏軍の勝利となるのだろうか?
しかし,それを邪魔したのは,NCJ軍の意地なのだろうか,刻印の交感を行っていた両軍を石化することによって妨害。回復してすぐに刻印の交感をほぼ同時に開始するという展開になり,どちらが早かったのか。戻ってくるNCJ軍を水際で留めながら,最終的に刻印を成功させたのは黎明軍だった。
これにより村に戻されたNCJ軍と黄昏軍。さっそくNCJ軍は,黄昏軍に共闘を申し入れるのだが……前回広島では,“空気を読まず”に味方を攻撃していたNCJ軍だけに,共闘は拒否されてしうのかと思いきや,黄昏軍はこれを受け入れ,最後のチャンスに挑む。今回は空気を読むのだ。
黎明軍の守る城に,一気に攻め入る黄昏/NCJ連合軍だったが,戦略がピッタリとあっているのか,堅い守りの黎明軍をなかなか突破できない。結局,NCJ軍が裏切る暇もないまま,見事に黎明軍が勝利を収めたのだ。
ちなみに,巧みな戦略で勝利した黎明軍の盟主は,実は初めての攻城戦だったというコメントが飛び出して会場からは,「え,そうだったの?」という驚きの声が。周りが盟主をサポートして,見事に一つのチームとなったことが勝因だったのかもしれない。
そんなわけで,広島でのイベントと同様に,勝利した“黎明軍”にはもれなく,ゲーム内アイテム「種族別サークレット」がプレゼントされた。また,アナキムからドロップしたキーアイテムや,宝箱からキーアイテムを入手した人に対して,Acer製ノートPCやガチャガチャ用のイベントコイン,Webmoney(1000円分)といったプレゼントが贈られた。
日本横断も半分が終了。次の開催は名古屋だ!
イベントの最後には,IO DATA製の無線LANルータが最大で5名の勝者にプレゼントされる,伝説の(?)ジャンケン大会「じゃんけんポモナ」が行われた。「私はパーを出します」という心理戦を仕掛けてきた司会者。あっさりとチョキを出して2回戦目で勝者は6人。最終的に3名の勝者にプレゼントが贈られ,イベントは終了となった。
これで福岡からはじまり,広島,大阪と行われた「エヌ・シー・ジャパンが行く!〜日本縦断ユーザーカンファレンス 2008〜」も残り半分。次に開かれる名古屋では,どのようなイベントが,そして情報が登場するのだろうか。次回,名古屋付近のリネージュプレイヤーは,今後発表される情報を確認して,ぜひ参加してみよう。
「リネージュII」公式サイト
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