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印刷2008/07/20 21:40

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「ラグナロクオンライン ユーザーシンポジウム」で明かされた,無料で遊べる新ワールドの狙いとは?

 ガンホー・オンライン・エンターテインメントは昨日(7月19日),秋葉原のUDXシアターにて,「ラグナロクオンライン ユーザーシンポジウム2008」を開催した。このイベントは,MMORPG「ラグナロクオンライン」(以下,RO)のプレイヤーの前で,今後のROに関する施策を発表しつつ,事前に行ったユーザーアンケートの結果を発表するというものだ。


無料で遊べる新ワールドを期間限定で開設


ラグナロクオンライン
 本作の開発元である韓国Gravityの開発本部 本部長 ホン・サンギル氏,RO開発統括 部署長 チェ・ヒジュン氏,RO開発 企画チーム チーム長 ヤン・フンテック氏によるビデオレターで幕を開けた,今回のユーザーシンポジム。
 最大の目玉といえるのは,ガンホーの第一マーケティング部 部長 飯野平氏によって明らかにされた,期間限定で無料プレイが可能な新ワールドの創設であろう。

 この無料ワールドは,既存ワールドとは別に,無料ワールド開設期間中に新規登録をしたアトラクションIDの利用者が,ROの大部分を無料でプレイできるというもの。
 新規アトラクションIDを対象としているため,この無料ワールドでは,初心者もベテランもレベル1のノービスからスタートすることになる。そのため,レベルの近いプレイヤーも多く,パーティを組みやすくなるというわけだ。
 なお,無料ワールドにおけるモンスターとの戦闘,キャラクターの成長速度,ゲームバランスなどは既存ワールドと同じ。スペシャルアイテムを使うこともできる。ただし,「アリーナ」「モンスターレース」などが閉鎖されているほか,「The Signクエスト」など,一部クエストは進行できない。また,「攻城戦」は発生せず,「結婚」もできないといった制限がある。また,ブラックスミス系,アルケミスト系,テコンキッドなどの「ランキング」は,Verdandiワールドと共有される。
 そして,この無料ワールドの開設期間が終了すると,キャラクターなどのデータは,既存のVerdandiに引き継がれる。ここで通常の課金登録を行えば,無料ワールドで育てたキャラクターを使い,引き続きROをプレイできるという仕組みだ。

ラグナロクオンライン ラグナロクオンライン
ラグナロクオンライン ラグナロクオンライン

ラグナロクオンライン
 この無料ワールドは,新規プレイヤーの獲得や休眠プレイヤーの復帰を意図したもので,以前発表されたものの実施が断念された,ワールド統合プランの代替案という位置付け。
 そもそもワールド統合は,ワールド間の接続人数格差を是正すべく,実施が検討されていたものではある。しかし実際に行うとなると,キャラクター名やギルド名が重複した場合,どちらか一方が名称変更しなければならなかったり,異なるワールド同士のランキングのポイント合算方法を検討する必要が生じるほか,ランキングそのものが変動することによって名声武器やポーションの効果が喪失される可能性まである。
 結果,実施するにはリスクが大きすぎるということで,ワールド統合プランはいったん棚上げとなった。そしてその代わりに無料ワールドを期間限定で開設し,やがて無料ワールドをVerdandiに“統合”する……という案が浮上した模様だ。

 近年,ほとんどのMMORPGが基本無料のアイテム課金制というビジネスモデルで運営されている中,30日間1500円(税込)のプレイ料金が必要となるROは,きわめて珍しい存在になっている。
 そんなROは,ガンホーの屋台骨を支え続けてきた看板タイトルはあるものの,現実には後発タイトルに圧されるなど,プレイヤー数が漸減傾向にある。また,これからROを始めようという人がいたとしても,現役のプレイヤーはすでにそこそこのキャリアを持っていることが多く,すぐに溶け込むのは難しくなってしまっている。
 これをクリアするためには,まずROの楽しさをより多くの人に知ってもらう必要があるわけで,この無料ワールドの開設というのは,非常に納得のいくものだ。

 現時点では実施日時や規模などといった詳細は未定のようだが,好評だった場合には,二度目,三度目を行う計画もあるという。前述のとおり,最初の無料ワールドは無料期間終了後にVerdandiと統合される形になるが,それ以降は別のワールドに統合されるようなことも検討されているという。
 最終的に,既存ワールドに,それぞれそれなりの規模の新規プレイヤーを迎えることができれば,この施策は成功したということになるのだろう。

 ただ,懸念材料がないわけでもない。
 ROに限らず,長年サービスされているタイトルは,最新作と比較するとグラフィックスやゲームシステムに,相応の古さを感じる人も多いだろう。
 また,無料ワールドから既存ワールドに移行した人の,果たしてどれぐらいの人が,30日間1500円という課金登録をして,ROをプレイし続けようと考えるのかも未知数だ。
 無料ワールドを開設してみたものの思うように人は集まらず,無料ワールド開設期間が終了すると同時にほとんどの人が去っていく……といった事態に陥る可能性もゼロではない。
 “無料”以外の部分で,いかにして新規プレイヤーの興味を引き,さらにプレイヤーの満足度を高めていくかが,ガンホーにとって最大の課題になるのではないだろうか。

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ラグナロクオンライン
 このほか,過去のニュースでもお伝えしている次期大規模アップデート「魔王モロク」の実装時期が,9月上旬を予定していると発表。魔王モロクは新アイテムやクエストだけでなく,複数の新システムも含むボリュームのある内容のため,9月上旬を皮切りに3回にわたって実装されるとのことだ。
 第1弾では魔王モロクのエピソード,クエスト,新カード&装備品が。第2弾で新攻城戦と戦場システム,そして第3弾でメモリアルダンジョンという順番が予定されている。このアップデート実装後,砂漠の都市モロクとその周辺は大きく変化してしまうので,クエスト「モロクの子供失踪」は進行できなくなる点に注意してほしい。

「魔王モロク」で追加される新装備アイテムは杖と弓,そして転生職向けの防具が中心となって追加される予定だ。また,モロクを溜まり場にしているギルドは,新しい集合場所をいまのうちに決めておいたほうが良いかもしれない……
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プレイヤーが今,「ラグナロクオンライン」に求めているもの


左から千葉亮一氏,廣瀬高志氏,飯野平氏,野呂彰氏,大岸秀典氏
 ユーザーシンポジウム第2部では,制作担当の廣瀬高志氏,大岸秀典氏,野呂彰氏,イベント担当の千葉亮一氏がステージに登場。“ラグナロクオンライン ユーザーアンケートの結果発表”と銘打ち,これまでヘルプデスクやオフラインミーティングに寄せられた意見をまとめたものが発表された。
 まず,「ROで日本独自に展開しているイベントとゲーム内実装に関する要望」について,千葉氏が解説をはさみつつ発表を行った。

 ゲーム内イベントは大きく三つに分かれており,Gravityが制作し世界共通で実施される季節イベント(クリスマスなど),ガンホー側が独自に制作しGMキャラなどが登場するイベント,専用NPCを設置したり他企業とタイアップを組んだりしてのイベントとなっている。過去に実施されたイベントで,とくに人気があったのは「蜃気楼の塔」と「モンスターサイドストーリーズ(MSS)」の二つで,後者はRO史上過去最高となる39万8259キャラクターが参加。シンポジウム来場者の多くも,これらのイベントに参加したそうである。
 これを受けて,MSSは今後永久実装を計画し,MSSに登場したキャラクターが再度からんでくる別イベントも計画中との話だ。独自イベントの企画や専用NPCの制作は運営チームがノウハウを学びつつあり,より多くのプレイヤーが参加できるイベントを,今後も増やしていく予定とのこと。

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 次に,システム面に関するアンケート結果を,廣瀬氏,大岸氏,野呂氏が発表。ラグのひどさ,不正行為への対策,養子や結婚システム,露店システムへの改善といった数多くの要望がこちらも寄せられたようだ。
 その中でも現役プレイヤーには気になる情報として,倉庫に保管可能なアイテム数上限の拡張に関する内容が,野呂氏から発表された。ROではアカウントごとに倉庫は共通仕様であり,キャラクタースロットの追加やイベント限定アイテムの増加に伴い,アイテムを収納しきれないケースが発生していることは運営としても把握しているという。ただし,単純に300個という上限を開放すると動作が重くなるといった問題が発生しかねないため,慎重に検討を重ねている最中であるという。
 また,カードや武器,消耗品といった種類別に分けて見やすくするソート機能の実装も,企画にはあがっているという。ただし,こちらも前向きに検討中という段階であり,具体的な実装時期や機能については何もいえない,という発表にとどまった。
 ラグについては,「魔王モロク」実装により新マップや新攻城戦により,集中する時間や場所の分散が予測されるほか,サーバ増強と攻城戦マップを分散することで,ラグの軽減を試みるべく社内で調整中という話である。

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 三つめは,公認ネットカフェからの接続,サービスにまつわる話。プレイヤーからのネットカフェ特典に対する意見は,1位が経験値アップの実施というものだったが,次に多かったのが,ネットカフェ特典をなくしてほしいという,相反する結果になっていた。
 ROは,すでに経験値+50%,デスペナルティ50%,支援NPCという特典を設けているが,この夏からは公認ネットカフェ専用マップが登場する。専用マップは各町に配置された専用NPCを通じ,公認ネットカフェから接続したプレイヤーだけが入れるダンジョンで,火/水/風/地/不死の属性別に5タイプから選べ,4階層で構成されている。
 また,ネットカフェからの接続は,多くの場合数時間の利用であることを考慮して,ソロないしはペア程度の人数で攻略できる難度になるそうだ。

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3次職のグラフィックス公開,会場からはとまどいの声も?


 2005年2月に上位2次職が実装され約3年が経過。ゲーム内では上位2次職のLv99キャラもチラホラ見かける現状,プレイヤーにとっての次なる目標として注目されているのが,3次職である。今回は,これに関するアンケート結果と,グラフィックス情報が公開された。
 まずは実際のキャラクターレベル分布図を見ると,2次職/上位2次職共にレベル80後半,そしてレベル95〜96が成長の壁となっているのが分かる。とくに転職条件であるレベル99になるには,膨大な経験値を必要とするため,その手前で足踏みしているプレイヤーが多い。
 それゆえ,プレイヤーから寄せられた3次職に関する要望の第1位はやはり,転職条件の緩和となっていた。上位2次職はレベルアップのために必要な経験値が,ただでさえそれ以前より多く,レベル99への到達はプレイ時間に制限の多い社会人にとってはあまりに難度が高い,というのがその主な理由である。
 第2位は,3次職への転職は2次職からも可能なため,2次職からと上位2次職からの転職の差別化となっている。これらについて廣瀬氏は,非戦闘職は現在でも育成が難しいこともあり,転職条件の緩和は課題として考えていきたいとコメント。ただ同時に,3次職の実装は韓国でも秋頃の予定であり,日本での実装時期までに,変更される部分もあるとも語っていた。

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 3次職のグラフィックスは,すでに一部が発表済みだが,今回は初公開のものも含まれていた。会場の反応を見る限り,かなり好評だったのは「レンジャー」と「アークビショップ(女)」の二つ。「ウォーロック」「メカニック」「ギロチンクロス」については,「印象が既存職業とあまりに違いすぎる」「やたらとゴテゴテした衣装」といった声も聞こえ,人気はイマイチ。「ルーンナイト」などは何とも言いがたい「う〜ん……」という,ため息のような声が参加者から漏れていた。
 また,シーフ系3次職のギロチンクロスやマーチャント系の「ジェネリック」に関しては,名称を変えてほしいという要望も強く出ているとのこと。ギロチンクロスではどんな職業なのか分かりにくいし,ジェネリックは医薬品のイメージで,少し安っぽい気がする,というのが,その大きな理由だった。
 廣瀬氏および大岸氏も,こうした点については承知しているようで,「既存職より豪華にしたいのは分かるが,方向性が違っている気がする。開発元には今日の皆さんの反応をぜひ伝えたい。名前については,日本側である程度自由につけられる範囲なので,変更を検討していきたい」と述べた。

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 終盤には,2008年後半のアップデート及びキャンペーン実施スケジュールの発表と,本日の発表内容に関する参加者からの質疑応答,そしてプレゼント抽選会が行われた。質疑応答に関しては,現役プレイヤーからの生の声ということで,どんな質問が寄せられたのか気になる読者もいると思われる。ここで紹介しておこう。

Q.
 3次職への転職時に,スキル/ステータスのリセットができるようにしてほしい

A.
 ステータスの割り振りで同じ職業でも役割が異なってくるので,3次職の情報がこちらに届いた時点から考えている。これからも引き続き検討していく


Q.
 既存ワールドの統合は,無料サーバ登場という形になったと冒頭で発表されたが,今後も統合自体の可能性はゼロなのか? また,韓国ではインタフェースのリニューアルが進んでいると聞いているが,これは日本で実装されないのか

A.
 無料ワールドだけでなく,そのほかの施策も視野には入れていきたいし,今後絶対にないというわけではない。ただ,現時点では,ワールドの統合は考えていない。また,ROはサービスが長いゆえに,インタフェースや文字フォント,キャラの髪型といった見た目に関するリニューアル要素を入れられないか,開発元へどんどん要望を出していく予定


Q.
 MVPボスをハンターのアンクルスネアでハメ技に持ち込み,簡単に倒せてしまう。これについての修正は?

A.
 最近実装されるボスモンスターは,ちょっと触られるだけで即死するような,やたらと攻撃力の高いものばかりが登場する傾向にある。「アイスウォール」や「アンクルスネア」を単純に禁じ手にするのではなく,モンスターの強さやスキルを含むバランス調整を課題にしていきたい

 以上をもって,ユーザーシンポジウムは終了。国内運営元であるガンホーには,これまでアンケートで寄せられた要望はもちろん本シンポジウム参加者の声も開発元にしっかりと伝え,今後のROの発展につとめていく姿勢が強く期待される。なお,本シンポジウムの発表内容は,後日公式サイトでも公開されるとのことなので,出席できなかったプレイヤーは,そちらにも目を通していただきたい。

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