業界動向
ネクソン「平成24年12月期 第3四半期決算短信」を発表。下期は売上高,営業利益とも予想を下回るものの,来期は過去最高の新規タイトルをラインナップ
第3四半期については,売上高242億円,営業利益100億円と発表しており,売上高については予想を2.8%下回るが,営業利益は予想を8%上回っている。四半期のgloopsを除くPCオンラインゲーム事業の売り上げ予想も,従来の261億円から240億〜212億円へ下方修正されており,ネクソンはその理由として,北米およびヨーロッパの年末商戦の売り上げ見通しを引き下げたこと,韓国と中国では,来期に向けたユーザー基盤の強化に傾注したことなどを挙げている。
売上高をユーザー所在地別に見ると,2012年第3四半期の中国での売り上げは前年同期で31%増加したのに対し,韓国,日本,北米およびヨーロッパでは前年同期で減少した。以上のことから,ネクソンは上期に比べて下期は会社予想を下回るトレンドだったと報告したが,本日掲載した記事でもお伝えしたように,「Dota 2」の韓国および日本での展開や,韓国でのサービスが予定されている「FIFA Online 3」など,新規ゲームタイトルは過去最も充実しており,来期については非常に期待しているとしている。
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