NHN Japanは本日(2012年7月3日),「
Hello, Friends in Tokyo 2012」を開催し,チャットや通話が可能なコミュニケーションアプリ「LINE」用のプラットフォームサービス「
LINE Channel」を近日公開すると発表した。同サービスでは,「LINE」で配信されるゲームを楽しむことができる「
LINE Game」が展開される予定だ。
NHN Japan 代表取締役社長 森川 亮氏(写真中央)
同取締役 ウェブサービス本部長 出澤 剛氏(写真右)
同ウェブサービス本部/執行役員・CSMO 舛田 淳氏(写真左)
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カンファレンスでは,NHN Japan 代表取締役社長の
森川 亮氏,同ウェブサービス本部/執行役員・CSMOを務める
舛田 淳氏,同取締役ウェブサービス本部長である
出澤 剛氏の3名が登壇し,「LINE」や「LINE Channel」の概要などが語られた。
そもそも「LINE」って何? ということを簡単に説明しておくと,これは,無料通話やメッセージのやりとりが行えるiOS/Android向けのコミュニケーションアプリだ。NHN Japanによれば,感情を簡単に表せる「スタンプ」などが導入されたことで爆発的に普及しはじめ,アプリのリリースからたった1年で
全世界4500万人ものユーザーが利用するに至っているとのこと。しかも,そのうち
2000万人は日本ユーザーというのだから驚きだ。
今回発表された「LINE Channel」では,「LINE Game」「LINE トークノベル」「LINE 占い」「LINE クーポン」「LINE サウンドショップ(仮)」という5つのサービスが展開される。この中で4Gamer的に注目したいのは「
LINE Game」だ。
「LINE Game」参加企業には,
コナミデジタルエンタテインメントや
スクウェア・エニックス,
グラスホッパー・マニファクチュアといったメーカーが挙げられていた。
「LINE Game」では,「LINE」に接続している友人達とリアルタイムにゲームを楽しめる,ネイティブアプリタイプのサービスだ。7月上旬の開始予定となっており,その第1弾として,可愛いらしい鳥達がブロックとなったパズルゲーム「
LINE Birzzle」や,ダイビングをしたり,アクアリウムを作ったりできる「
イージーダイバー」などの配信が予定されている。
今回のカンファレンスの最後には,
NHN JapanとKDDIが業務提携するとのサプライズ発表もあり,会場はこの日一番の盛り上がりを見せた。この連携により,「LINE Channel」登場後は,auスマートパスで「LINE Game」が楽しめるようになる。
なお,「LINE」を提供しているNHN Japanは,2か月前に有料スタンプの販売を始め,
この短い期間で3億5000万円を売り上げるという驚異的な業績を打ち出している。売り上げ,ユーザー数ともに,
Twitter,Facebookをも凌ぐ成長速度とのことで,今後も「LINE」の動向から目が離せそうにない。