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「PlayStation 3の後継機の開発が進行中」と海外メディアが報道。ソニー・コンピュータエンタテインメントの関係者が語る
Eurogamerの記事によれば,加藤氏は,PlayStation 3の寿命はまだ尽きていないとしたうえで,「いつ,どのような新製品を発表するのかということについて,今はお話できませんが,次世代コンシューマ機の開発は,すでに進行しています」と語った。これは,同社の研究開発費に関する話題に関連したもので,前後の発言は不明だが,すでに次世代プラットフォーム機のコストが研究開発費用として予算に盛り込まれていることを意味するものだろう。
同社のCEOである平井一夫氏は最近,PlayStation 3の寿命は10年に設定しており,現在は新製品の投入時期ではないと話しており,加藤氏の発言とは若干ニュアンスが違っているが,ライバルでもあるMicrosoftがアーキテクチャエンジニアを募集したり,2011年6月7日から開催されるE3で,任天堂が次世代コンシューマ機を発表するというニュース(関連記事)が流れたりしており,SCEが何らかのアクションを見せる必要を感じているのは間違いない。
「開発を始めている」というのがウソではないとしても,据え置き型コンシューマ機の開発は複雑化しており,今日明日にどうこうという話ではないだろう。10年のライフサイクルを考慮すると,2015年,2016年前後を念頭に置いている可能性が高そうだ。
※2011年5月30日追記
ソニーの公式サイトにおいて,「2010年度 第4四半期 業績発表」の模様が配信されているので,興味のある人は下のボタンからアクセスしてほしい。
報告のうち「擬次応答5」で,開発費が増えていることに答えた加藤氏が,「PS3は,まだまだライフはありますけれども,こういったプラットフォームビジネスですので,先々のプラットフォームに関しましては,それはもう,いつ何を発売するということは,今日は申し上げられませんけれども,開発のほうは進めております」という発言を行っている。
「2010年度 第4四半期 業績発表」
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