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AMD−ATI陣営のConnect3D,代理店を介して日本市場参入
2007/08/21 21:53
製品ボックス
 PCパーツの販売代理店として知られるユーエーシーは,AMD-ATI陣営に属するConnect3D製のグラフィックスカードを日本で販売すると発表した。Connect3D製カードは,これまでも並行輸入品なら何度か出回っているが,国内代理店を介しての販売が正式にアナウンスされるのは,筆者の記憶する限りこれが初めてである。

 Connect3Dは,ATI Radeonの専業グラフィックスカードベンダーで,AMDの欧州における主要パートナーの一社。ユーエーシーは,第1弾製品として「ATI Radeon HD 2600 XT」を搭載する以下の2モデルを2007年8月下旬に発売するとしているので,まもなくの登場となるようだ。

●C3D-HD26XT/256D4X
GPU:ATI Radeon HD 2600 XT
コアクロック:820MHz
グラフィックスメモリ:GDDR4 256MB(128bit接続)
メモリクロック:2GHz相当
外部インタフェース:デジタル/アナログRGB(DVI-I,HDCP対応)×2,高解像度アナログテレビ出力×1,DVI−HDMI変換アダプタ×1付属
内部インタフェース:PCI Express x16
予想実売価格:2万1500円前後(2007年8月21日現在)

●C3D-HD26XT/512D3
GPU:ATI Radeon HD 2600 XT
コアクロック:800MHz
グラフィックスメモリ:GDDR3 512MB(128bit接続)
メモリクロック:1.4GHz相当
外部インタフェース:デジタル/アナログRGB(DVI-I,HDCP対応)×2,高解像度アナログテレビ出力×1,DVI−HDMI変換アダプタ×1付属
内部インタフェース:PCI Express x16
予想実売価格:2万円前後(2007年8月21日現在)

 ポイントは,GDDR4版が2スロット仕様のGPUクーラーを持ち,コアクロックが20MHz引き上げられている一方,メモリクロックは200MHz引き下げられていることと,GDDR3版がグラフィックスメモリを512MB搭載する点だろうか。
 スペック的には劇的に目を引くというわけではないものの,コストパフォーマンスはまずまず良好。DirectX 10世代のATI Radeonミドルレンジを近々購入する予定なら,Connect3Dの名を記憶に留めておいて損はないだろう。(佐々山薫郁)





ATI Radeon HD 2600
■開発元:AMD
■発売元:AMD
■発売日:2007/05/14
■価格:製品による

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http://www.4gamer.net/news/history/2007.08/20070821215316detail.html