ASUSTeK Computer（以下ASUSTeK）はゲーマー向け製品ブランド「R.O.G.」（Republic of Gamers）の新製品となる，Intel P965 Expressチップセット搭載マザーボード「COMMANDO」の情報を，英文ニュースリリースページに掲載した。COMMANDOは，2006年11月上旬に台湾で開催されたOCZ Technology主催のイベントでプレビューが行われているので，今回が正式発表といったところだろうか。
この事実についてASUSTeKに問い合わせたところ，同製品は2006年12月第3週末（つまり今週末）に全世界へ向けて出荷される予定とのことだった。国内でも早ければ年内に，予想実売価格3万1000円前後で店頭に並ぶ見込みとなっている。
ちなみに，8フェーズの電源回路を搭載したり，I/Oパネル部にPOSTコードを表示するディスプレイ「LCD Poster」を搭載したり，PCI Express x16以外のスロットがすべてPCIスロットだったりといったスペックは，イベントで公開された内容と同じ。なので，詳細はそのレポート記事を参照してほしいが，一言でまとめるなら，オーバークロック耐性の高さが特徴のマザーボードだ。前出のプレスリリースページには，システムバスクロック2.28GHz（メモリはDDR2 1300相当)で動作したという，オーバークロック耐性の高さを謳ったスクリーンショットが貼られている。
R.O.G.ブランド担当のプロダクトマネージャー，Derek Yu（デレック・ユー）氏は，先のイベントにおける4Gamerの取材に対して，COMMANDOを2006年12月に発売する予定と回答していたが，ギリギリで間に合いそうな気配が漂ってきた。拡張性に優れたゲーマー向けマザーボードを探している人は，もう少しの辛抱だ。（佐々山薫郁）
|
