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Intel 965シリーズでCrossFireをサポートした「Catalyst 6.9」
2006/09/21 16:18
 ATI Technologies(以下ATI)は,同社製GPU(グラフィックスチップ)「Radeon」およびグラフィックス機能内蔵チップセット用ドライバスイート「Catalyst」の最新版である「Catalyst 6.9」を公開した。4Gamerの最新ドライバページでもリンクを更新したので,すぐに入手したい人はそちらからダウンロードしてほしい。

 2006年9月版アップデートの目玉は,Intel 965 Expressチップセットシリーズを搭載するマザーボード上での,CrossFire動作がサポートされたことだ。
 サポートされるのはRadeon X1900 CrossFireのみで,さらにDirect3Dアプリケーションでしか動作しないとされているが,対応チップセットが拡充したこと,それ自体は歓迎したい。AMDとの兼ね合いで,Intel製チップセット上でのCrossFireには将来に暗雲が立ちこめているようにも感じられるが,今回の対応拡充は「可能な限りサポートを続ける」というメッセージなのかもしれない。

 このほか,Catalyst 6.9では,一部ゲームにおけるパフォーマンス向上が図られ,同時にバグフィックスが行われている。主なところは以下のとおりだ。

パフォーマンスの向上
  • Radeon X1800/X1600/X1300シリーズで,アンチエイリアシングを適用しつつ「3DMark06」を実行すると,HyperZの最適化効果により,6.7〜23.7%向上。とくに,解像度1280×1024ドット以上で,グラフィックスメモリを256MB以上搭載したカードを利用したCrossFire構成時に効果が大きい
  • Radeon X1000シリーズで「DOOM 3」を実行すると,OpenGL周りの最適化により,最大9.3%向上。とくに,解像度1600×1200ドットで,Radeon X1900シリーズを利用したときに効果が大きい
Catalyst 6.9で解決した主な問題
  • 「The Elder Scolls IV: Oblivion」で,特定の描画設定を行うと,画面表示が一部おかしくなる問題
  • CrossFire構成時に,Temporal AAを適用して「DOOM 3」をプレイすると,画面にゴーストが確認されていた問題
  • Radeon Xpress 200チップセットの内蔵グラフィックスを利用して「Microsoft Flight Simulator 2004」をプレイすると,画面表示がおかしくなる問題
  • Windows XP環境下において,Radeon X1600/X1300シリーズを利用し,6xアンチエイリアシングを適用した状態で「Tom Clancy's Splinter Cell: Chaos Theory」を起動すると,ゲームが反応しなくなる問題
  • CrossFire構成時に「Desperados 2: Cooper's Revenge」を起動できない問題
  • 「The Settlers: Heritage of Kings」で,特定の描画オプションを選択すると,解像度1600×1200ドット設定時にテクスチャの表示がおかしくなる問題
  • Radeon X1900シリーズで「Tiger Woods PGA Tour 2005」「Tiger Woods PGA Tour 06」をプレイすると,オープニングデモが正しく再生されない問題
  • Radeon X1800シリーズのCrossFire構成時に,特定のフィルタリング設定を行うと,「Tomb Raider」(筆者注:サブタイトルは不明)で画面表示の一部がおかしくなる問題
  • CrossFire構成時に,Windows XPが休止モードから復帰しない問題
  • Radeon X1800あるいはRadeon 9650/9600を利用時に,デインタレース設定項目がCatalyst Control Centerに正しく表示されない問題
  • Radeon X1600/X1300シリーズ利用時に,Windows Media Player 11がインストールされると,ビデオ再生時に画面表示がおかしくなる問題
  • WinDVDを利用してDVD-Videoを再生しているときにウィンドウサイズを変更すると画面表示がおかしくなる問題
  • .NET Frameworkがインストールされていない日本語版Windows XP環境に対してドライバをインストールしようとすると,「.NET Frameworkが必要」というダイアログが英語で表示される問題
 正直なところ,“Intel 965 Expressシリーズ搭載マザーボードにおけるCrossFire”を,魅力的に感じる人の数はそう多くないと思われる。だが,Catalyst 6.9で行われている広範なバグフィックスは,Radeonシリーズのユーザーなら享受しておいて損はないといえるレベルだ。アップデート作業は自己責任となるが,ひとまず導入しておくのを勧めたい。(佐々山薫郁)


ATI Catalyst
■開発元:AMD(旧ATI Technologies)
■発売元:AMD(旧ATI Technologies)
■発売日:-
■価格:無料
→公式サイトは「こちら」

【この記事へのリンクはこちら】

http://www.4gamer.net/news/history/2006.09/20060921161833detail.html