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ニュース-2009/01/19 18:41

プロメテック,映画「252生存者あり」に1000万パーティクルの高波シミュレーションデータを提供

 「鉄拳 6」などに物理エンジンを提供しているプロメテック・ソフトウェアは,映画「252生存者あり」で同社の粒子法による高波シミュレーションデータを提供したと発表した。
 波の表現には,メッシュを使うものと粒子(パーティクル)を使うものがあるが,高波などの水面がダイナミックに変形する現象はメッシュ法で再現することが難しく,パーティクルのシミュレーションを行うことで地形や障害物との干渉なども反映したリアルな映像作りに成功している。国内映画では例のない物理シミュレーションを大規模に取り入れた映像制作事例になるという。
 以前,同社がNVIDIA TESLAを3台使用して100万パーティクルの流体シミュレーションを行っているデモを紹介したことがあったのだが,今回のシミュレーション規模は1000万パーティクルと10倍のものとなっている。おそらく同社の粒子法流体解析ソフトウェアFLUIDSISTAをベースとしたものと思われるが,処理系も映像制作用に開発されたシミュレータを使用したとのこと。
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ニュースHARDWARE開発元:プロメテック・ソフトウェア編集部:aueki

 エピックゲームズジャパンは,「Unreal Engine」の公式無料イベントとなる「UNREAL FEST 2023 TOKYO」を,2023年6月2日と3日,東京・秋葉原で開催すると発表した。「Unreal Engine」の講演のほか,インディーズゲーム開発者向けの特別企画や,20タイトル以上の試遊展示などが予定されている。

 スクウェア・エニックスのグループ会社であるCrystal Dynamicsは,Epic Gamesの最新ゲームエンジン「Unreal Engine 5」の正式リリースを受け,「トゥームレイダー」シリーズの新作開発を発表した。最新グラフィックス技術をふんだんに使った,シネマティックアドベンチャーを実現するとのことだ。

 Epic Gamesが開発したゲームエンジンの最新バージョンとなる,「Unreal Engine 5」アーリーアクセス版が公開された。合わせて公開された最新映像では,膨大なジオメトリディテールを可能にする「Nanite」や,動的なグローバルイルミネーションシステムの「Lumen」といった新機能が紹介されている。

 Epic Gamesは、これまでデベロッパ向けのアーリーアクセス版が公開されていた「MetaHuman Creator」一般公開を開始した。「MetaHuman Creator」は,経験がなくともわずかな時間でフォトリアルな人間キャラクターが作成できるというツールで,今後,Epic Gamesに申請すれば誰でも使用可能になる。