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ビジュアル・ファースト，犬との生活やダンジョンの探索を楽しめるMMOゲーム「Soundness」を発表
ビジュアル・ファーストは本日（6月27日），オンラインゲーム「Soundness Dog & Friends Online」の発表会を，東京都港区の赤坂ガーデンシティで開催した。
本作は，犬の飼育を主なテーマとする，基本プレイ料金無料のMMOゲーム。同社は女性や，MMORPGにあまり馴染みのない人にも受け入れやすいゲームを目指しているという。
本作でプレイヤーはトレーナー/ブリーダーとなり，仮想世界で犬との共同生活を送る。当然ながら，エサやりや水やりなどの世話が重要な要素となっており，怠らずに世話をすることで犬との信頼関係を強化できる。犬のプレイヤーに対する信頼度は，ゲームの進行に大きな影響を与えるとのことだ。
本作では，「ディスク競技」「アジリティー競技」「犬ぞり競技」「ハンティング競技」といったドッグスポーツで，ほかのプレイヤーと競い合える。対戦相手に勝って獲得したゲーム内通貨で，プレイヤーキャラクターや犬の衣装などを購入可能だ。また，有料アイテムの販売も行われる予定となっている。
なおゲームに登場する犬は，それぞれ固有のDNAを備えており，交配により，次の世代に遺伝子情報が受け継がれる仕組みだ。
仕事を斡旋する施設として「ギルド」が用意されており，ギルドで請け負ったクエストをクリアすることで，ゲーム内通貨や経験値を獲得できる。
また本作は，子犬の育成やアイテムの保管，ほかのプレイヤーとのコミュニケーションなどを行える「ホームシステム」を備えている。
各キャラクターには「モラル度」というステータスがあり，動物をいじめるなどの行動をとると，その値が減っていく。モラル度が低くなり過ぎると，サーバーへのログインが禁止されるといったペナルティが課せられる仕組みである。このようなシステムの採用には，ゲーム内のコミュニティの質を一定以上に保つ目的があるそうだ。
発表会での説明によると，ゲームの舞台となる仮想世界は，1.2平方キロメートルほどの広さで，さまざまなタイプのショップを含むバーチャルモールを備えている。ショップではゲーム内アイテムだけでなく，現実の商品を購入することも可能で，今後モールへの出店企業を増やしていく予定とのことだ。
本作の最もユニークな点の一つが，飼育している犬と共に，ダンジョンの探索を行えるということだ。
ダンジョンは，プレイヤーキャラクターが通常の生活を送る仮想世界のパラレルワールドという位置付け。ダンジョンでは，プレイヤーキャラクターと犬が協力し合い，モンスター達と戦うことになる。
モラル度，バーチャルモールとの融合といった特徴を持つSoundness。本作のオープンサービスは7月27日に開始される予定なので，犬の好きな人や，一風変わったオンラインゲームをプレイしたい人は，楽しみにしていよう。
ただし，モラル度によってペナルティを課すシステムの実装時期は，コミュニティの充実度を見つつ決めていくとのこと。またダンジョンの実装は，2007年中の予定となっている。（山）
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