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ISP開放を機に「真・三國無双BB」を始めてみよう! 豪華プレゼント付き初心者ガイド
2007/05/25 22:58
無双BBは,一騎当千の痛快さを誰でも手軽に味わえるタイトル。コントローラでプレイしやすいのが嬉しい
 コーエーのアクションゲーム“真・三國無双”は,コンシューマ機で知名度が高い人気シリーズだ。曹操,劉備,孫堅らが覇を競い合った三国志の世界を舞台に,怒涛のごとく押し寄せてくる敵をバッサバッサとなぎ倒すという内容で,一騎当千の爽快さを手軽に味わえるのを最大のウリとしている。主にPCゲームを扱う4Gamerだが,読者の中にも,無双シリーズのファンだという人は多いのではないだろうか。

 その無双シリーズを,コーエーとELEVEN-UPが手を組んでオンラインゲーム化したのが,今回紹介する「真・三國無双BB」(以下,無双BB)だ。
 2006年11月に正式サービスが開始された当初,無双BBは,Yahoo! BBおよびSoftBankブロードバンド回線のユーザーのみ接続可能,月額+従量課金という,珍しい料金形態で運営されていた。しかし2007年5月16日に大幅なリニューアルが行われ,現在は“どのISPからでも接続可能”“従量課金のみ”となっており,プレイ時のハードルがぐっと下がっているのだ。

 本稿では,この無双BBのゲーム内容をあらためて紹介しつつ,新規プレイヤーにとって必要なノウハウを伝授していこう。これまで無双BBに興味があったものの,ISPの制限によってプレイができなかったという人は,この機会にぜひとも“参戦”してみてほしい。自分のPCで遊べるか不安な人は,Windows Vistaにも対応した最新の「真・三國無双BB ベンチマーク」で動作確認してみよう。

 なお今回ELEVEN-UPのご好意で,無双BBの推奨グラフィックスカード「ELSA GLADIAC 776 GT 256MB MUSOU」を始めとした,さまざまな読者プレゼントを提供してもらうことができた。記事の最後で紹介しているので,お見逃しなく。

●無双BBのID登録/スターターのダウンロードはこちら

左:無双シリーズのアクションの面白さは折り紙付き。ISP開放によって,より多くの人にとってプレイしやすい環境となった
中央:無双BBではオリジナルの武将を作成してプレイする。作成時の選ぶ項目は,全部で11種類がある
右:曹操,劉備,孫堅,董卓の中から属したい武将を選ぶ。ちなみに5月25日現在,袁紹の勢力はすでに滅亡してしまっている


■一武将として曹操,劉備,孫堅らと共に三国時代で戦い抜く

出撃する戦場を選んでいるところ。選んだ後は直ちに戦闘が始まるので,移動時間を気にする必要はない
 無双BBでプレイヤーが扮するのは,三国時代の一人の武将だ。曹操,劉備,孫堅のいずれかの勢力に所属し,戦いに身を投じることで,その繁栄に貢献していく。
 本作のプレイを開始すると,キャラクターはまず,大勢の人が行き交う街エリアへと降り立つ。いわゆるMMOゾーンといってもよいだろう。ここでアイテムの購入や最大4名のパーティを編成するなど戦いの準備をして,戦場エリアへと向かい,バトルを行うのだ。

 無双BBは,アクションゲームとしての公平さを保ちながら,成長させる楽しさをうまく盛り込んでいる。
 バトル中に敵兵がドロップする“仙箪”(せんたん)というアイテムを拾うことで,キャラクターをパワーアップできるのだが,これはバトル終了時にリセットされてしまう。そのため基本的には,熟練プレイヤーだろうが新規プレイヤーだろうが,(プレイヤー自身の技術はともかく)バトル開始時のキャラクターそのものの強さには差がないのだ。

 しかし,継続的にプレイする価値がないのかというと,そうではない。武器を“鍛錬”するという要素があり,鍛錬することでバトル時の仙箪によるパワーアップ回数の上限を増やせるのだ。
 仙箪でのパワーアップは必須ではない。実際,戦略によっては,限界までパワーアップせずに勝利することも多い。つまり本作では,(コンシューマ版をやりこんだ人など)テクニックさえあれば新規プレイヤーがベテランプレイヤーに勝利することも可能なのである。

ウィンドウの右上にある「?」のボタンを押すと,ヘルプ機能を参照できる。もし分からない単語などがあったら確認するクセをつけよう
 無双BBは,MMO形式の街エリアから,MO形式の戦場エリアへ出撃し,その場でコンシューマ版さながらのアクションを楽しめるゲームとなっている。文章だけで見るとややこしく感じるかもしれないが,実際にプレイしてみると思いのほか簡単だ。
 ということで,チュートリアル終了までの流れを紹介しておこう。まず本作をプレイするには,「こちら」でIDを取得し,スターター(SMBBStarter.exe)を入手しなければならない。スターターを起動すると,クライアントのダウンロードとインストールが自動的に行われる。ちなみにスターター自体は5月25日現在397KBだが,ダウンロードされるプログラムは約2GB(2,089,916,508バイト)ものファイルサイズなので,通信環境によっては非常に時間がかかる場合がある。本稿で予習しつつ,気長に待とう。
 インストールが終了しゲームにログインしたら,次はキャラクターメイキングだ。キャラクターは,名前,性別,出身地,顔,髪型,体型などを選んで作成し,その後に所属する勢力を選ぶ。
 キャラクターの作成が終了したら,いよいよゲームの始まりである。まず目の前に“左慈”というNPCが現れ,“武官”というNPCに話しかけるように指示される。武官は同じエリア内にいるのですぐに見つかるはず。
 武官と話すと,好きな武器を一本選ぶように言われる。すると,有無を言わさず戦場へと放り出されてしまうのだ。最初は右も左も分からない状態かと思うが,実はここは一度限りのチュートリアル用のエリア。武官のアドバイスを参考に,思い切り戦ってみよう。

 このチュートリアル用エリアでは,後述する争奪などのシステムを一通りプレイできる。そしてクリアすると,キャラクターの作成時に選んだ勢力の君主に,自分の腕を認められるのだ。君主は“回廊”の先にいるので,画面右上のマップを見ながら謁見しに行こう。謁見が終わったら一人前……かどうかはさておき,チュートリアルは終了。この後の行動は自由だが,より深く本作について学びたければ,マップ中央付近にいるNPC“練兵官”を探して話しかけよう。(練兵官については後述)

左:ログインすると,目の前にいるNPCに“武官”の元へ行くように指示される
中央:武官に話しかけると,武器を一つ選ぶように言われる。好みで決めてしまってよいだろう
右:すると,いきなり戦場へと放り出されるという厳しい展開。随時ヒントが表示されるので思い切り戦おう


■無双BBの三種類のバトルモードを紹介

【1】激突
 目的地を選び,その場所で他勢力と戦いを繰り広げるモード。マップ内には敵味方の拠点(砦)が点在しており,敵の拠点をすべて占拠した側が勝利となる。もし制限時間内に決着がつかない場合は,敵を撃破した数の合計数によって判定が行われる。

【2】特務
 街エリアで“特務”(いわゆるクエスト)を受け,それを遂行するために出撃するバトルモード。ゲームシステムは上記の激突とほぼ同じだが,特務の内容は山賊討伐や盗品の回収,幻の酒を探すなど,多岐にわたっている。一人で遂行する特務が大半だが,中には2〜4人でプレイするタイプもある。

【3】争奪
 他勢力との間で領土をめぐって繰り広げられるバトルモード。争奪の結果に応じて都市の支配権が移り変わり,それによって中国大陸の勢力分布も変わっていく。実際にこのシステムによって,現在のゲーム内世界は,袁紹の勢力がすでに滅亡してしまっている。激突/特務はプレイヤーの任意で行えるのに対し,争奪はその日程があらかじめ決められているが,5月25日現在,システムの調整のため争奪は行われていない。争奪が行われるときは公式サイトで告知されると思われるので,見逃さないようにしよう。

左:「激突」マップ内の赤い四角は敵の拠点,赤い丸は敵の兵士を示している。ときには敵対勢力に,ほかのプレイヤーが登場することも
中央:「特務」MMORPGのクエストをイメージしてもらうと分かりやすい。さまざまな目的が用意されているので,プレイしていて飽きないだろう
右:「争奪」勝敗結果によって大陸の勢力分布が変わるのは,コーエーの三國志シリーズを彷彿とさせる。現在は一時停止中だが,いち早い再開が望まれる


 各バトルモードにおけるゲームシステムは,多くの部分で共通している。プレイヤーは攻撃やジャンプ,そしてガードといった基本アクションや,無双ゲージを溜めて発動する強力な連続技“無双乱舞”を駆使しながら,マップ内の拠点を攻め落としていくのだ。
 拠点内へ攻め入ると“武将撃破”や“高楼破壊”などといった目的が表示され,それを達成すると占拠したことになる。画面右上に表示される広域マップには,各拠点の制圧状況が一目で分かるように表示されているので,これを見ながら狙いを定めていこう。

 マップ内の拠点以外の場所にも,敵兵がうじゃうじゃとおり,これらを倒すと時折,“仙箪”や“肉まん”といったアイテムを得られるのだ。
 仙箪によるパワーアップは非常に強力で,拠点占拠を多少遅らせてでも狙う価値がある。ただしキャラクターのHPがゼロになってしまうと,それまでに蓄積した仙箪によるパワーアップ効果はすべて失われてしまうので注意しよう。

 なお,仙箪集めばかりに目が行ってしまうと,肝心の拠点攻略がおろそかになってしまい敗退,ということにもなりかねない。ここで最も重要なのは拠点占拠とパワーアップのバランスで,マップの地形構造やキャラクターの特性などによって,微妙に変わってくるのだ。

無双BBはコントローラでプレイしやすいように調整されている。もちろんキーボードでも操作できるが,コントローラの場合はアナログスティックで移動できるのが便利だ


■武器を替えることでキャラクターの特性ががらりと変化

 無双BBには,キャラクターのクラス(職業)にあたる要素は存在しない。その代わり,手に持つ武器によってキャラクターのタイプが変わるという,独特なシステムが採用されている。例えば“鉄剣”は攻撃の合間にスキが生じにくく,“直槍”は攻撃範囲が広く,“鉄鈎”は素早い連続攻撃が可能,といった具合だ。さらに移動スピード,ダッシュ攻撃,コンボ技,無双乱舞などなど,キャラクターのほとんどの動作に武器が影響するのである。
 武器を持ち替えることは,一般的なアクションゲームでいうならば,使用するキャラクターを替えるくらいの違いがあるのだ。キャラクター全体のスペックが,その本人ではなく武器に依存しているというのがユニークといえるだろう。

 これらの武器を“鍛錬”することで,仙箪によるパワーアップ回数の上限を伸ばせるのが,無双BBにおける成長システムの要だ。これは街エリアのNPC“鍛冶職人”が行ってくれるもので,仙箪とは異なり永続的に効果が発揮される。鍛錬で強化できる項目には,攻撃,破壊(障害物などに与えられるダメージ),防御,体力,無双(無双乱舞のダメージ)といったものがあり,自分のプレイスタイルに合わせて,好きなものを伸ばしていけるのだ。

上段左:無双BBは武器を替えると,まるで別のキャラクターを操っているかのようなプレイフィールを得られる
上段中央:すべてのキャラクターは,街エリアの中に自分用の“家”を所有している。ここでは例えば,集めた武器を飾ったりすることができるのだ
上段右:“戦盤”という武器を使っているところ。鉄製の巨大な円盤を,シンバルのように打ち鳴らして戦うユニークな武器だ
下段左:武器の鍛錬には,金銭や戦闘時の報酬として得られる“貴石”が必要。あれこれ気軽に試すわけにはいかないのだ
下段中央:各武器は,仙箪のスロット順も大きく異なる。“攻撃強化”を早い段階で行える武器が使いやすいだろう
下段右:自分に合った武器を探して鍛錬するところに,無双BBの育成システムの魅力が詰まっている


■ワンポイントアドバイス

 無双BBは伝統のあるシリーズの一作ということもあり,アクションゲームそのものとしての完成度は申し分ないが,その分若干のハードルの高さを感じるかもしれない。例えば本作で初めて無双シリーズに触れるような人にとって,最初は戸惑ってしまう部分もあるのではないだろうか。
 そこでここでは,新規プレイヤー向けに,無双BBのポイントをまとめてみよう。

【1】ザコ敵はまとめて倒そう
 数十人程度のザコ敵を,ひとまとめにして倒せるようになると,大幅な時間短縮が見込める。それによって短時間に多くの仙箪を獲得でき,拠点の占拠を素早く行え,そして何よりも,プレイしていてとても痛快なのである。これは,どのバトルモードにも通じる必須テクニックだ。
 ザコ敵が密集している場所へ近づいたら,画面右上に表示される広域マップを,“拡大マップ”に切り替えよう。拡大マップには敵の居場所が赤い点で示されるので,攻撃を受けないように気をつけながら,決して立ち止まらず,拡大マップに映るザコ敵をうまくおびき寄せる。ある程度の数をまとめたら,振り向きざまにすかさず“ダッシュ攻撃”“コンボ攻撃”“無双乱舞”を繰り出し一気に仕留める,というわけだ。

 このテクニックを身につけられれば,一つの拠点をたったの1〜2分で落とせるようにもなる。使用する武器によって攻撃方法が違うので,いろいろ試してみよう。

【2】自分に合った武器を探そう
 無双BBには5月25日時点で20種類以上の武器が登場し,アップデートでさらに増え続けている。これらの武器の中には,例えば“戦盤”(鍋の蓋のようなものを両手に持って戦う)など,ややアクが強いものもある。自分に合わない武器を選んでしまうと,苦労することもあるだろう。
 なのでしばらくの間は,自分に合った武器を探すことを念頭に置きつつプレイしよう。大体,5〜6種類の武器を試す頃には,自分のプレイスタイルに適した武器が見つかるはず。仙箪によるパワーアップ回数を増やす“鍛錬”にはかなりの金銭を要するので,これだと思う武器を見つけるまではじっと我慢だ。

【3】金銭は大切に
 ゲームを始めたばかりの頃は収入が乏しく,武器の鍛錬を行う頃になると,金銭のやりくりにかなり苦労してしまうだろう。
 基本的な金策の手段は,バトルを経て時折得られる戦利品を,NPCの“骨董商”や“仲売商”へ売却することである。一度の売却で数十〜百といった額しか得られないが,これをこつこつと積み重ねよう。
 それともう一つ,バトルを行うとその勝敗に関係なく,“古銭”という通貨を2枚得られる。街エリアの中には,古銭のみで取引を行える“古物商”というNPCもいるので,これを活用するといい。いずれにせよ,無双BBの金策はかなり厳しいので,無駄な出費は極力避けよう。

左:拠点の内部をぐるりと一周すれば,中にいるほとんどの敵兵が襲い掛かってくる。そこを一気に返り討ちにするのだ
中央:一般的に,双剣などの小ぶりの武器はスキが少なく扱いやすい。逆に大きな武器は少々慣れを要するだろう
右:ついつい新しい武器や装飾品を買いたくなるが,売却時の価格は意外と低い


■無料期間が設けられハードルがぐっと低くなった無双BB

 無双BBのビジネスモデルは,一度のバトルにつき,約30円が必要となる従量課金タイプである。そのため以前は,お金を払わないことには,本作の醍醐味といえるバトルを一度も試すことができず,これが本作を始めるときのハードルとなっていた。
 しかし5月16日のリニューアルで,この点も大きく改善された。具体的には,チュートリアル用に“練兵官”というNPCが街エリアに追加され,このチュートリアルの中で,20〜30回のバトルを無料で行えるようになったのだ。無双BBがどいういったゲームなのかを知りたい,という人にはうってつけといえよう。このチュートリアルを何度もプレイしてみるのが,慣れへの第一歩だ。この機に“参戦”して,一騎当千の気分を存分に味わってみてはどうだろうか。(川崎政一郎)



■無双BB推奨グラフィックスカードなどをプレゼント

 冒頭でも書いたように,ELEVEN-UPより,「真・三國無双BB」関連グッズを読者プレゼント用に提供していただいた。グラフィックスカードなど,実に豪華な内容となっているので,ぜひ奮って応募しよう。締め切りは6月8日(金)の正午で,応募は一人につき1回限りでお願いします(重複登録が発覚した場合は無効)。応募は,この下のフォームからどうぞ。

※商品の発送をもって当選者の発表とかえさせていただきます


1.「真・三國無双BB」推奨グラフィックスカード「ELSA GLADIAC 776 GT 256MB MUSOU」:1名様
 エルザジャパンが発売している,GeForce 7600 GT搭載の「真・三國無双BB」推奨グラフィックスカード(PCI Express x16)。「真・三國無双BB スターターパック」同梱(※1)

2.BUFFALO USBコントローラ「BGC-UCF1201」:3名様
 振動&連射機能を搭載した,「真・三國無双BB」動作確認済コントローラ(※2)

3.「真・三國無双BB」スターターパック:10名様
 ゲームクライアントが収録されたDVD-ROMとマニュアルのほか,設定資料集「真・三國無双BB 〜一騎当千への道〜」と,バトル10回分の無双軍檄のシリアルコードが加えられたパッケージ(※3)

4.「真・三國無双」トランプ:10名様
 「真・三國無双」シリーズに登場する武将が描かれたトランプ。

※応募は締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました

※1……パッケージに回線限定の表記がありますが,全ISPで使用可能です
※2……カラーは黒と青がありますが,選ぶことはできません。パッケージが若干傷んでいるものも含まれますが,いずれも未開封新品です。ご了承ください
※3……パッケージに回線限定の表記がありますが,全ISPで使用可能です



真・三國無双BB
■開発元:コーエー
■発売元:ELEVEN-UP
■発売日:2006/11/01
■価格:従量課金制
→公式サイトは「こちら」

【この記事へのリンクはこちら】

http://www.4gamer.net/news/history/2007.05/20070525225838detail.html