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EA,TPOに応じてお酒が選べるニンテンドーDS用新作3タイトルを発表
2007/04/27 23:22
 4月26日,エレクトロニック・アーツは,ニンテンドーDS用新作タイトルの発表会を東京都港区のベルサール三田で開催した。発表会のリリースには「DS用新作タイトル」としか書かれておらず,「シムシティ」「テーマパーク」と,往年の名作を次々にDSタイトルとして復活させているEAのことだけに,また何かやってくれるのかもしれないと我々はつい期待したのである。
 とはいえ……,発表されたのは,「ソムリエDS」「酒匠DS(仮題)」「バーテンダーDS(仮題)」の3タイトルで,「実用 お酒選びの新ツール」3部作として,ソムリエDSが2007年7月に,酒匠DSが夏に,そしてバーテンダーDSが秋に,それぞれ1〜2か月の間隔を置いて順次発売される予定になっているとのこと。価格はいずれも2980円(税込)だ。
 うーむ,お酒だったのか。確かに脳トレ以来,ゲームっぽくないタイトルがヒットを飛ばしているDSシーンだが,これはまた大人っぽい。
 発表会では,一番開発の進んでいるソムリエDSをメインにソフトの内容が説明されたのだが,ほかの2本もだいたい似たような仕様になる予定だ。
 「これからワインを始めようとする人にとって,一本のワインを購入して飲みきるまでお世話したい」と語るのは,本シリーズのプロデューサーである村上貴宏氏。国内外のワイン1000種類がデータベースに登録され,さまざまな状況に応じた検索,選んだワインの知識,飲んだ経験のあるワインを「ワインセラー」として登録する機能などを備えている。ゲーム性はまったくなく,20歳代後半から30歳代,40歳代以上のDSユーザーをターゲットにしている。筆者もターゲットゾーンにヒットしているが,ニンテンドーDSを持っていなくて,お酒が飲めないという弱点のあることは秘密していただきたい。
 その後,タイトルの監修にあたったシニアソムリエの濱田知佐さんのレクチャーを兼ねたワイン試飲会が行われたが,お酒のまったく飲めない筆者は,会場にたちこめるワインの匂いだけで頭がクラクラしてきた。ワインのグラスを片手に「74年物の,ロマネコンティだね。このカシスを思わせる馥郁たる香りが,ブルゴーニュの太陽を思わせる」なんてこと言えたらカッコいいんですけどね。(松本隆一)



###以下,リリースより###

 米国エレクトロニック・アーツの日本法人、エレクトロニック・アーツ株式会社は、ニンテンドーDS向けソフトの新たなシリーズとして、おいしいお酒が簡単に選べる、実用「お酒選びの新ツール」3部作、「ソムリエDS」「酒匠DS」(仮)、「バーテンダーDS」を開発、日本で発売することを発表致しました。各タイトルともに国内外のお酒1,000種類を収録。お酒の名前、生産国や値段、キーワードから検索が可能なほか、料理に合うお酒を検索することができ、気の利いたお酒をプレゼントしたい時など、お酒好きはもちろん、これからお酒に関する知識を広めたいと思っている方々のさまざまなライフスタイルの中で活用していただける実用「お酒選びの新ツール」シリーズです。

 第一弾となる「ソムリエDS」には、国内外のワイン1000種類を収録。ワイン名での検索はもちろん、生産国、カラー、主要品種、料理やチーズとの相性、価格帯などの条件を入力することで検索できる他、ワインラベル、イメージワードからの検索など、さまざまな方法で検索することができます。特に相性料理については、定番の組み合わせから、一般家庭でも手軽にできる料理まで幅広く対応する予定です。また、ワインに関するQ&Aや基礎知識的な内容も収録しています。監修は、シニアソムリエ、濱田知佐さん。

 第二弾となる「酒匠DS」(仮)には、国内の日本酒、焼酎、泡盛、梅酒を合わせて1000種類を収録。お酒名での検索はもちろん、酒の種類、料理との相性、価格などの条件を入力することで検索できる他、ラベル、飲み方からの検索など、さまざまな方法で検索することができます。また、日本のお酒に関するQ&Aや基礎知識的な内容も収録しています。

 第三弾となる「バーテンダーDS」(仮)には、カクテル、洋酒を合わせて1000種類を収録。カクテル名、洋酒名での検索はもちろん、カクテルのベースとなるリキュールの種類、味わい、料理との相性などの条件を入力することで検索できるなど、さまざまな方法で検索することができます。

 本シリーズのプロデューサーは「シムシティ DS」「ドラゴン桜DS」を手がけた村上貴宏。「ある日酒屋に行ってワインを買ってみようと思った時、いざワインの山を目の前にして、何をヒントにワインを買えばいいのか?と困ったことがあります。そこで、酒屋に持っていくだけで好みのお酒を購入できて、それをちゃんとおいしく飲むための知識を持つことができ、さらにそのお酒が持つ物語を知ることでよりおいしく、楽しむことができてしまうような、とても贅沢なお酒のソフトつくってしまおう思った実体験から生まれたのがこの“お酒選びの新ツール”シリーズです。勘で選んだお酒1本で失敗する前に、このソフトを手にして頂ければ、おいしくて楽しいひと時をご提供できると思います。」と、抱負を述べています。

 尚本作は現在、エレクトロニック・アーツ株式会社のプロデュースにより日本で開発が進められており、第一弾の「ソムリエDS」は税込2,980円で7月に発売予定。以降順次「酒匠DS」(仮)、「バーテンダーDS」の発売を予定しております。


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http://www.4gamer.net/news/history/2007.04/20070427232201detail.html