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工画堂のミュージックアクションADV新作「ソルフェージュ」冬発売
2007/04/20 12:00
 工画堂スタジオは,同社の定番ジャンルとなったミュージックアクションアドベンチャーの新作タイトル「ソルフェージュ」2007年冬に発売する。音楽に絡めて展開されるのは,女の子同士の友情物語だ。
 作品の舞台となるのは,歴史のある名門女子校「桜立舎学園」(おうりつしゃがくえん)。その音楽科に属する生徒の「宮藤かぐら」(みやふじかぐら)が主人公だ。主人公は幼いころ姉のように慕っていた「高屋すくね」と3年ぶりに再会するが,すくねはまるで初対面のように振る舞い,心を閉ざしたまま。果たして主人公は,すくねの心を開かせることができるか……というのが,ストーリーの主軸となる。

 主題歌を含む作中の挿入曲には,声優兼シンガーソングライターのマルチアーティスト榊原ゆいさんを起用,全6曲の歌唱と作詞,2曲の作曲を担当する。
 またキャラクターデザインは,ライトノベルの挿絵やコミックを手がける女性イラストレーター椋本夏夜(くらもとかや)さん。椋本さんの絵柄と,女子校を舞台とするストーリーとの組み合わせ,そして「木漏れ日のような柔らかい雰囲気」(工画堂スタジオ 談)だという物語のテイストは,女性ゲーマーにも広く訴求しそうだ。



宮藤かぐら(CV:榊原ゆい)
高等部1年生の主人公。ちょっぴりおとなしいが誰にでも好かれる。頼まれたら嫌とは言えない性格で,良くも悪くもお人好し。幼なじみで二つ年上の高屋すくねに憧れているが,すくねの完璧さにどこか違和感を抱いている。



高屋すくね(CV:未定)
高等部3年生。生徒会長で才色兼備,資産家の娘で将来も有望,性格にも非の打ち所がないという,生徒達のあこがれの的。工画堂スタジオ作品ではお馴染み,弾き手を選ぶ楽器「フォルテール」の名手だが,なぜかこの楽器を遠ざけている。



幸村(こうむら)ちほ(CV:伊月ゆい)
高等部1年生。主人公の親友で幼馴染み。いつもドタバタと賑やかで,周囲を笑顔にするクラスのムードメーカー。父親はバイオリニスト,母親は声楽家で,音楽家になることを期待されているが,本人は動物好きで獣医を目指したいと思っている。



天野まり(CV:未定)
高等部2年生。生徒会の書記。ほかの生徒と同じく高屋すくねにあこがれている。プライドが高くて気が強く,相手に容赦ない言葉を浴びせるルール至上主義者。だがそれゆえにか,突発的な出来事への対処は苦手としている。



 現時点でシナリオライターが明かされていないこともあり,作品の傾向について明確なことは分からないが,作品タイトルが楽譜の読み方や基礎的な聴音/発声課程を意味する音楽教育用語であることは,大人への階段を上る途中,人生の準備段階に当たる一時期としての学園生活を象徴するものだろうか?




 ともあれこの作品に関しては,4月29日のDreamParty大阪,5月3日のDreamParty東京でも,榊原ゆいさんを招いてのステージイベントという形でPRが行われるようだ。気になる人は参加を検討してみるのもよいだろう。(Guevarista)


ソルフェージュ
■開発元:工画堂スタジオ
■発売元:工画堂スタジオ
■発売日:2007/冬
■価格:8980円(税込)
→公式サイトは「こちら」

【この記事へのリンクはこちら】

http://www.4gamer.net/news/history/2007.04/20070420120000detail.html