ニュース
イーシーリサーチ「中国ゲーム市場予測レポート」を発売
2006/12/21 19:57
 インターネット関連の調査会社であるイーシーリサーチは,(カリフォルニアの国際ビジネスコンサルティング会社)Niko Partnersが作成した,「中国のビデオゲーム市場の特徴・規模ならびにその成長とゲーム利用者に関する調査レポート」を発売した。A4レポート63ページで,価格は84万円(税込)。
 レポートの概要については同社サイトの「こちら」で公開されており,その中では,中国のオンラインゲーム市場は2010年には21億ドル(約2478億円)規模に成長すると予測されている。ちなみにこれは2006年度のデータではなく,2005年度のデータがベースのレポート。調査時期も2006年2月〜3月とやや昔のものとなっている。
 概要を抜粋すると以下の通り。

 ・2005年の中国ゲーム市場の売上は約6億8300万ドル(対前年23.6%増)
 ・2005年の中国のゲーム利用者総数の2700万人のうち、
  29%がハードコア・ゲーマー
 ・中国ゲーム市場規模は2010年に約21億ドルへ(毎年24%の成長)
 ・カジュアルゲームの割合は2010年には40%へ


 上記の概要を見てもらえれば分かるが,2005年度の中国のゲームユーザー数は約2700万人とのことで,その大部分がオンラインゲームのユーザーだと考えると,日本のオンラインゲーム人口とは一桁違う状況。ただ市場規模は6億8300万ドル(約806億円)と,まだそこまで巨大というほどではなく(十分大きくはあるが),今後中国自体の経済のさらなる発展に合わせて,急激な拡大が見込まれる部分だといえる。
 レポートでは,2010年にはゲーム人口は7000万人に迫る勢いであることや,重厚長大なタイトル(いわゆるMMORPGなど)の割合が大きい現状に対して,カジュアルゲームの割合が大きくなるだろうといったことが予測されている。
 カジュアルゲームうんぬんでいえば,市場が拡大し「メジャー化」した段階で,ゲームは一部のマニアの嗜好品ではなくなり,より幅広い層に支持されるという状況になるわけで,よりライトなゲームが求められるというのは万国共通の自然な流れだといえよう。

 販売されるレポートでは,以下の部分に関する詳細な調査結果も含まれるとのこと。現在,そしてこれから中国ゲーム市場に関心がある人(主に企業,投資家かもしれないが)は,チェックしてみるとよいかもしれない。(TAITAI)

 ・インターネットカフェ:265,000 店のインターネットカフェ(無免許営業店を
  含む)に設置された約2000万台のPCからオンラインゲームを楽しむ
  ゲーマーは、1日当たり平均4時間をオンラインゲームに費やしている。
  これら、インターネットカフェに設置されたPCのほとんどは、
  ブロードバンド回線や常時接続回線で接続されています。
 ・ブロードバンド回線の家庭への普及:ゲーマーの増加に寄与する1つの要因
  は高速なブロードバンド回線が家庭に普及したことです。それによって、
  より多くのゲーマーがオンライン・ゲームにアクセスすることができました。
 ・カジュアルゲーム利用の増加:パズルやボードゲームなどをはじめとした
  カジュアルゲームは、2005年の中国オンラインゲーム市場では全体の
  20%にしか過ぎませんが、2010年には中国オンラインゲーム市場の
  ほぼ40%を占めるまでに成長すると予想されます。
 ・ハードコア・ゲーマーの増加:2004年には全ゲーマーの20%だった
  ハードコア・ゲーマーは2005年に全ゲーマーの29%に達した。



【この記事へのリンクはこちら】

http://www.4gamer.net/news/history/2006.12/20061221195741detail.html