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「女神転生IMAGINE」,ゲームシステムの一部に明らかに。ゲーム画面も初公開
2006/07/24 12:00
 ケイブ・オンライン・エンターテイメントがアトラスと共同開発中のMMORPG「女神転生IMAGINE」の,最新情報を入手した。これまでに明かされていたのは,数点のコンセプト画像と簡単な世界観設定のみだったが,本日(7月24日),ゲームシステムなどに関する情報と新たな画像,そして動作環境などが公開された。



 本作は,「真・女神転生I」(1992年10月にスーパーファミコン向けに発売)と「真・女神転生II」(1994年3月にスーパーファミコン向けに発売)の中間に当たる時代が舞台。壊滅した東京で,プレイヤーは,「デビルバスター」であるキャラクターを操作し,悪魔と対峙することになる。
 ちなみに,男女別に用意されているプレイヤーキャラクターのベースデザインは,同シリーズのキャラクターや悪魔のデザインを手がけてきた金子一馬氏のものを採用。これを,フェイスタイプとヘアスタイルの組み合わせることで,カスタマイズできる。また,13か所の部位に装備できる衣服やアクセサリが200種類以上,武器は剣と銃の2系統(剣6タイプ,銃3タイプのさまざまな武器が70種以上)実装されており,プレイヤーの望み通りのコーディネートができるようだ。もちろん,これらのアイテムはアップデートにより,順次追加されていく。



 悪魔(敵モンスター)との戦闘は,リアルタイムで進行するタイプのものが採用されている。プレイヤーキャラクターや悪魔が使用するスキルには,「行動タイプ」の優劣が設定されているため,悪魔が使うスキルに打ち勝つスキルを選択することで,戦闘を有利に進められるようだ。つまり,悪魔の特性を理解しておけば,それに応じた戦術を立てて戦闘に臨めるというわけだ。

 さて,女神転生といえば悪魔(敵モンスター)を“仲魔”(仲間)にできるのが特徴だが,本作でもそれは継承されている。仲魔にするための交渉はリアルタイムに進行し,悪魔の性格や機嫌を読み取りながら,その都度最適な交渉スキルを使用する必要がある。ちなみに交渉次第では,「マッカ」(ゲーム内通貨)やアイテム,情報などを提供してくれることもあるという。



天使 アークエンジェル
 仲魔ときたら,これもやはり忘れてはならない女神転生シリーズの特徴,それが「悪魔合体」。もちろん本作でも,悪魔合体システムは採用されている。例えば,「妖精 ハイピクシー」と「魔獣 ケットシー」を合体させれば,「天使 アークエンジェル」を生み出せるといった具合だ。
 また,この場合アークエンジェルは固有のスキルとして「ハマ」「タルカジャ」を使用できるが,ハイピクシーのスキル「ジオ」「羽ばたき」とケットシーのスキル「ディア」「斬りかかり」も継承する。ただし,継承したスキルは,合体直後に使用することはできない。毎日のプレイで仲魔を育てていき,一定の条件を満たすと「覚醒」し,使えるようになるというのだ。つまり同じ悪魔でも,育て方によっては使用できるスキルが変わることになる。この,継承と覚醒要素が,本作で新たに追加された特徴である。

妖精 ハイピクシーと魔獣 ケットシー


〜202X年 東京壊滅〜

2X世紀……

生き残った人類は
シェルターを造り
再興のときを静かに待った。

やがて,彼らは「7人の賢者」に導かれ
巨大な塔を建造する。

人は,その塔を
「新宿バベル」と呼んだ……
 最後に,本作をプレイするに必要なPCスペックも紹介しておこう。

OS:Windows XP
CPU:Pentium 4/2.0GHz以上[3.0GHz以上推奨]
メインメモリ:512MB以上[1GB以上推奨]
グラフィックスチップ:GeForce FX 5800もしくはRadeon 9800以上[GeForce 7800もしくはRadeon X1800以上推奨]
グラフィックスメモリ:128MB以上
HDD空き容量:2GB以上
サウンドカード:DirectX 8.1互換の製品
通信環境:xDSL以上

 なお本作は開発中であるため,上記の動作環境は変更になる可能性がある。

 今回公開された情報は,ここまで。サービス開始を予定している今冬に向けて,今後も徐々に情報が公開される見込みだ。4Gamerではその都度,新情報を紹介する予定なので,女神転生シリーズのファンは楽しみに待っていてほしい。(TeT)

東京大破壊後に建造された巨大タワー,新宿バベルの内部
●左:「第三ホーム」。スタート地点となる地下シェルター
●中:「スギナミ」。第三ホームから各エリアへの通り道となるスギナミ。東京大破壊のつめあとが根深く残っている
●右:「ナカノ」。オベリスクが立ち,樹海化されたフィールド

女神転生IMAGINE
■開発元:ケイブ(アトラスと共同開発)
■発売元:ケイブ
■発売日:2007/04/04
■価格:N/A
→公式サイトは「こちら」

【この記事へのリンクはこちら】

http://www.4gamer.net/news/history/2006.07/20060724120000detail.html