ニュース
工画堂の女性向け作品「パレドゥレーヌ」,騎士と決闘など続報
2006/07/04 18:20
 2006年4月24日の記事で紹介した,工画堂スタジオの女性向けストラテジーゲーム「パレドゥレーヌ」。国王が崩御し,王位継承者たる王子も行方不明となったターブルロンド王国で,主人公の王女が宰相による王位簒奪を防ぎつつ,無事に即位することを目指すというこのゲームのシステムに関して,新情報が判明したのでお伝えする。



 まず,騎士との契約について。中世ヨーロッパ風の世界観を持つこの作品では,各地を遍歴する騎士,という設定が採用されている。主人公たる王女と,ライバルとなるほかの国王候補は,国内に散らばる遍歴の騎士の中から数人を選んで,自らの配下になるよう呼びかける。騎士は騎士で仕官先を探しているものの,その国王候補の政治方針や能力,先祖との因縁,あるいは契約の対価が合致しなければ,配下に加わることはない。また,一度配下に加わっても,その後袂を分かつこともある。
 自分が手に入れた騎士以外が,敵陣営で活躍したりもするわけで,プレイヤーには一層気になる存在といえるかもしれない。

エヴァンジル(画像左上,CV:子安武人) 女とあらば老女も口説く,軟派な青年。軽薄なところもあるが,基本的には礼儀正しく,女性を大事にしている。名家の血筋を引いてはいるが,生家はすでに没落している。
エリオット(画像右上,CV:稲村優奈) 今年父親から騎士の位を受け継いだばかりの少年。13歳。名家の出であり,年齢に見合わぬ確かな力を持つ。子供ゆえの限界はあるものの,挫折を知らず,前向きでさわやかな性格。
イリヤ(画像左下,CV:谷山紀章) 祖国を失い,ターブルロンドに亡命してきている異国の王子。いつの日か国を取り返すべく,騎士として修行を積んでいる。その心の傷は深く,どうしても他人につっけんどんに接してしまう。
ヴァン(画像右下,CV:岡崎雅紘) 王子の親衛隊の一員であった,大柄な騎士。誠実で心は熱い男だが,直情的な部分もあり、たまにやりすぎる。騎士の務め以外のことに関してはニブく,他人の好意に気が付かないこともしばしば。
オーロフ(左上) 闇の者達の一員。早い段階で人間社会に溶け込んだ一族で,彼の親の代で騎士叙任を受けている。礼儀知らずで口は悪いが,それは騎士や人間への憧れの裏返しでもある。
ヌシャトー(右上) もとは異国の勇敢な戦士。数年前にその実力を見込まれ,騎士として招かれた。自分に厳しく,他人に媚びない男。この国の言葉が上手ではないため,普段はほとんど発言しない。
コルネリウス(左下) 自称,王子の個人的な友人。ちょっとガラが悪い。王女に仕えるときも,あくまで「友人の妹」の面倒を見るというスタンスでいる。自分の妹のをとても可愛がっており,王女の前でも臆面なく妹の自慢をする。
ジークムント(右下) かつて黒貴族と決闘し,討ち果たした老騎士。普段は飄々と茶目っ気ある老人を装っているが,いざ事が起これば往年の力を発揮し,主君を守る。


 さて,その騎士の活躍場面としてクローズアップされる事柄の一つが「決闘」だ。このゲームでは,国王候補が有力領主の支持を取りつけることで即位を目指すわけだが,外交交渉や懐柔工作が効を奏さない相手もいて,ときに力を行使する必要も出てくる。
 その場合,戦争の代わりに行われるのが,代表者による決闘だ。国王候補の騎士と有力領主の騎士,あるいは有力領主自身がこれに臨む。その中身は,フルプレートの鎧を着て馬にまたがり,2mあまりのランスを構えて行う馬上槍試合である。
 国王候補の騎士が勝てば,決闘の定めに従って相手の領主は候補者を支持する。ただし,逆に敗北すれば候補者の名誉は地に落ちるし,国王候補自身に決闘が挑まれて敗北することがあれば,その国王候補は再起不能となってしまう。とはいえ,主人公は王女であるからして,そこは配下の騎士次第ということになるだろう。




 また,王女の着せ替え要素についても,いくつか新要素が判明した。衣装は,頭部や手など,着用する七つの部位ごとに10種類以上が用意され,それらの組み合わせによって,イベントが起こることもあるという。
 さらに,領地で芸術が発展して初めて購入可能になるものや,騎士に国内を探索させて見つけなければならない非売品など,多くのレア衣装が用意されているとのこと。
 衣装は王女の私財で購入するが,領地が経済的に豊かであれば王女の私財も自然に増えるため,衣装にこだわるなら経済面に重点を置いた統治を行うのがベターらしい。もちろん,重税を課すのも手立ての一つではあるが,それなりのしっぺ返しはあるものと思っておいたほうがよさそうだ。
 そのほか,前回のニュース記事では登場しなかった人物の,グラフィックスとプロフィールも添えた。設定に興味のある人はぜひ参照してほしい。

 現段階では,あっと驚くような着想こそ示されていないものの,さまざまなプレイ要素が次第に見えてきた本作。女性プレイヤーのみならず,少女漫画的世界に興味のある人は,注目しておくべきかもしれない。(Guevarista)

黒貴族(画像左上,CV:諏訪部順一) ターブルロンド地方における非人間勢力の長で,美貌の吸血鬼。倒錯的な殺戮者であり,暇つぶしで人類の存在を脅かすような男。数百年前に建国者『騎士王』によって倒され,封印された。以後何度か復活と再封印を繰り返したのち,数十年前より国土の北方に居座っている。その力はいまだ強大であり,気まぐれに領主として振舞う彼のことを,現代の騎士達は見て見ぬ振りをするしかない。このため騎士たちは、彼の本名を呼ぶことなく「黒貴族」のあだ名で呼ぶ。王女達の王位争いに興をそそられたのか,自らも王候補として争奪戦に割り込んでくる
司教ウィーギンティ(画像右上,CV:内野 一) ターブルロンド国における「協会」(編注:原文ママ)の責任者。常に仮面を着用しており,本当の顔を見たものはいない。控えめな性格だが,世の中を一段高いところから見ているところがあり,この王位争奪に関しては,一領主として参加している。しかし,彼の背後にある協会は強大な組織であり,王女たちが隙を見せれば国が乗っ取られる可能性もある
シルヴェストル(左下) 王城の隣の領地を治める,美髯を蓄えた壮年で,王位に関する信任票を持つ領主の一人。ターブルロンド国きっての武闘派で,先王とは年の離れた親友だった。彼にとって王女は娘のような存在であり,何かを頼まれると断れない。
ヴェンツェル(右下) 正義感あふれる金髪マッチョマン。領主の仕事を心から愛しており,時に自ら領地のパトロールに出向きもする。このため領民からも人気が高い。見た目どおりの武闘派で,シルヴェストルをとても尊敬している。王位に関する信任票を持つ領主の一人。

パレドゥレーヌ
■開発元:工画堂スタジオ
■発売元:工画堂スタジオ
■発売日:2006/11/10
■価格:通常版:6980円,初回限定版:8980円(ともに税込)
→公式サイトは「こちら」

【この記事へのリンクはこちら】

http://www.4gamer.net/news/history/2006.07/20060704182021detail.html