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RJC 2006決勝大会。Cafeteriaの二連覇が浮き彫りにする課題とは?
2006/05/22 23:58
■今年はスピーディな試合運びがトレンド

 ガンホー・オンライン・エンターテイメントは5月21日に,MMORPG「ラグナロクオンライン」(以下,RO)の日本最強ギルドを決めるイベント「RAGNAROK ONLINE Japan Championship 2006」(RJC 2006)の決勝トーナメントを,昨年に引き続き「ディファ有明」で開催した。昨年のRJC 2005は夏休みの真っ最中である8月21日に行われたため,当日の天候は最高気温34度と大変な暑さであったが,今年のRJC 2006も天気に恵まれ,5月半ばでありながら汗ばむほどの気温の中,午前9時半の開場を迎えた。
 会場に到着した午前9時ごろには,すでに会場入り口から最寄り駅近くまで続く,長蛇の列が出来上がっていた。スタッフの話によれば,午前6時には人が集まり始めていたというから,始発でやってきた人も相当数いると思われる。
 もっとも,どうやら行列の最大のお目当てはブロッコリーが販売する「RJC2006記念ラグくじ」だった様子。1パックにアイテムチケットが1枚入っているこのラグくじ,315円(税込)という手ごろな価格に加えて,当たれば超レアアイテム「ゴーストリングカード」や「錐」が出るというのだから,並んででも手に入れたいのは無理もない。この日は3万個が用意され一人100個までの制限付きであったが,当たり前のように50個,100個と購入していく姿が見られた。

 午前10時の開会式には,ガンホー・オンライン・エンターテイメント 代表取締役社長 森下一喜氏が登場。「昨年RJC 2005を開催したときには,年内にこういったイベントをもう一度やりたいなと言いましたが,実は東京ゲームショウ以来イベント自体をやっていません。そうした中で今回,500組以上のギルドから応募をいただき,RJC 2006として開催いたしました。ROもサービス開始から4年が経過しましたが,なおも多くの人に遊んでいただき,本当に感謝しています。今日はROに関する発表や新商品を多数ご用意しましたので,みなさん時間の許す限り遊んで,盛り上がってください」と,ECOケットなど協賛参加を除けばひさびさとなる,イベント開催に当たって挨拶を述べた。

 さて,メインイベントのRCJ 2006決勝トーナメントだが,出場メンバー数や職業に関する制限,勝利条件といった大会ルールの基本的な部分は,昨年からほぼ変わっていない。だが,そうした中で注目されるのは3月14日のリヒタルゼンアップデートで実装された上位2次職の追加スキルだ。
 とくにクリエイターの「アシッドデモンストレーション」ハイウィザードが持つ「ガンバンテイン」の2スキルは,普段の攻城戦および,RJC 2006の予選トーナメントでも使われており,今年の試合では各ギルドがこのスキルをどれだけうまく使ってくるか,どういった対抗策を打ち出してくるかが,見どころの一つと予想されていた。
 また,昨年の決勝トーナメントは予選を勝ち抜いた,全16ギルド(うち2ギルドが棄権)による戦いであったが,今年は8ギルドと,決勝トーナメントへの枠はかなり狭き門になっている。実際に行われた試合はといえば,今年も都合2ギルド,「JunkyZ」と「Precipice」が事前に出場を辞退しており,会場で見られたのは5試合(ただし決勝戦は3本勝負だが)のみとなった。



■第1回戦 第1試合 EnPenril vs. Cafeteria

 第1回戦第1試合は,いきなり優勝候補といわれるLOKIサーバの「Cafeteria」 vs. EnPenrilというカードでスタートした。Cafeteriaは名前こそ違っているが,RJC 2005の優勝ギルド「Cafe」のもともとの母体ギルドであって,今大会の大本命である。
 キャラクターセッティング前のギルドマスターによるコメントでも「我々は勝つために来ました,心して戦います」と自信満々。昨年の覇者としての余裕を覗かせていた。
 各試合の前には10分間のキャラクターセッティング時間が用意されており,消耗品の購入やスキルのショートカットのセッティング,直前打ち合わせなどに利用できるのだが,両チームとも予選トーナメントを経てきているだけあって,5分以内に準備は完了。Cafeteriaに至っては中継用のカメラ視点(管理者視点)に合わせて移動し,エモーションやスキルエフェクトを出して遊ぶなど,茶目っ気も見せてくれた。なお,両チームのジョブ構成は以下のとおりだ。

EnPenril:クリエイター,プロフェッサー,モンク,プリースト,ウィザード,クルセイダー,バード

Cafeteria:ハイウィザード,プロフェッサー,プリースト,バード,クルセイダー,モンク,アルケミスト

 EnPenrilのジョブ構成は定番というか,勝ちにいく試合のためには一番バランスの良い構成。一方でCafeteriaはクリエイターを選ばずハイウィザードを選択している。この時点で設置系魔法スキルを一定確率で取り消せる,ハイウィザードのスキル「ガンバンテイン 」を使ってくることは,誰にでも予測がつく。戦術を読まれる危険を承知のうえで,あえてハイウィザードを選ぶというのは,高いプレイヤースキルへの自信の表れと取れる。

 試合そのものだが,スタート開始の合図と同時に2ギルドともためらうことなくマップ中央へ滑り込み,大魔法を無効化するプロフェッサーの「ランドプロテクター」,ウィザードの強力な凍結魔法の「ストームガスト」,そしてクルセイダーの「シールドブーメラン」を繰り出す。
 そんな中,Cafeteriaのアルケミストは「バイオプラント」でヒドラを召喚し,お互いの間に設置した。ヒドラはHPも少なく,実のところ大した戦力にはならないが,ストームガストが効かず,凍らないうえに,キャラクターの移動や呪文詠唱の妨害になるという利点がある。
 試合開始後2分前後のタイミングで,脇から回り込んだCafeteriaのモンクが,EnPenrilのクルセイダーを「阿修羅覇凰拳」で戦闘不能に追い込む。その後もCafeteriaのモンクは,プロフェッサーの「ソウルチェンジ」でSPが回復すると,すかさず阿修羅覇凰拳を連発。EnPenrilのモンク,クリエイター,ウィザードを次々と戦闘不能に陥れた。戦力を失ったEnPenril側はプロフェッサーが目前の事態に対応する必要が出てランドプロテクターの維持が甘くなり,大魔法でダメージを食らったところで,バードと最後の一人プロフェッサーを,同じく阿修羅覇凰拳で失った。
 目を見張るべきは,Cafeteriaのモンクが阿修羅覇凰拳を1度もミスらなかったことだ。このスキルを都合7回使用し,EnPenrilの7人をすべて戦闘不能に追い込んでいる。その正確さは,もちろん個人のスキルもあるのだが,ハイウィザードが「ガンバンテイン」でEnPenrilのランドプロテクターを一部無効化し,そこで大魔法を浴びてダメージを食らった相手が出たところで,すかさず阿修羅覇凰拳を仕掛けていたようだ。この連携プレイは,日ごろの練習の賜物であろう。

■第1回戦 第2試合 Penrir vs. §パルプンテ§

 さて第2試合だが,こちらもRJC 2005出場ギルドにして準優勝の実績を持つPenrilが登場。Penrilは昨年,うっかり間違えてダンサーを出場登録してしまい,おまけに試合当日にはふだんダンサーを操るプレイヤーが来られなくなり,仕方なくギルドマスターが担当するといった状況で,準優勝を果たした実力派だ。しかし,今年はさらにメンバーの都合がつかなかったのか,わずか5名でこの第2試合に臨んでいた。両チームの構成は下に示したとおりだ。

Penril:クリエイター,プロフェッサー,プリースト,ウィザード,バード

§パルプンテ§:クリエイター,プロフェッサー,プリースト,ウィザード,バード,ダンサー

 試合が始まると中央は,定番のランドプロテクターとストームガストのエフェクトで真っ白に。その中でお互いのクリエイターが投げる「アシッドデモンストレーション」の瓶がヒュンヒュンと飛び交う。その競り合いに負けたPenrilのクリエイターが先に沈み,その後を追うようにプロフェッサーもアシッドデモンストレーションの餌食となった。
 そもそもが5人と火力不足なPenrilは,プリースト,バード,ウィザードが生き残るも,これで圧倒的に不利な状況に。アシッドデモンストレーションで狙い撃ちにされたウィザードが,一度は耐え切る場面も見せて,観客を沸かせていたが,やはりランドプロテクターなしの状況では,いかんともしがたい。ストームガストとメテオでPenrilのバードが戦闘不能に追い込まれ,その間ウィザードは大魔法で反撃を試みるも,マップの隅へと追い詰められ,最後は大魔法とシールドブーメランで沈んだ。§パルプンテ§のバードが奏でる「ブラギの詩」だけが響いていた。

■第1回戦 第4試合 蒼天の光 vs. 皆さん眠りなさい!

蒼天の光:プロフェッサー,クリエイター,プリースト,バード,モンク,クルセイダー

皆さん眠りなさい!:クリエイター,プロフェッサー,プリースト,ウィザード,モンク,バード,クルセイダー

 先ほど触れたとおり,第3試合のギルドJunkyZとPrecipiceは両方が出場を辞退したため,続いては第4試合となった。後刻RO制作担当の廣瀬氏に訊いてみたところ,出場辞退が事前に分かっていたのは1ギルドだったが,もう1ギルドが大会前日に辞退を申し出たとのこと。予選トーナメントでブロック準優勝だったギルドを繰り上げて決勝進出とする措置も検討したが,うまく都合がつかなかったようだ。
 さて肝心の試合内容だが,スタート後どちらかのウィザードが「クァグマイヤ」をアリーナ中央に張って動きをけん制。これを挟んで,お互いランドプロテクターの中からアシッドデモンストレーションの投げ合う展開になった。そうした中,皆さん眠りなさい!のクリエイターは同時に「フェアリーフ」を召喚していた。
 蒼天の光のモンクは,隙を狙って阿修羅覇凰拳を出すものの不発が続く。しかし何度目かのトライにして,皆さん眠りなさい!のクルセイダーの「ディボーション」が切れたタイミングでプリーストを戦闘不能にした。
 回復と支援のプリーストが沈めば,戦況は自ずと蒼天の光に有利になる。やがてランドプロテクターからはみ出た,皆さん眠りなさい!のクルセイダーがストームガストで氷漬けにされる。そのままアシッドデモンストレーションで戦闘不能になり,続いてウィザードも阿修羅覇凰拳を受けて脱落。一気にバード,クリエイターも倒されて,蒼天の光がこの試合をものにした。



■準決勝戦 Cafeteria vs. §パルプンテ§

 カード数の少ない今回は,4試合めがもう準決勝戦である。Cafeteriaのギルドマスターが試合前に「練習につき合ってくれた仲間,応援してくれた仲間のために,二連覇を狙う」と発言したのに対して,§パルプンテ§のギルドマスターは「最後は派手に散ろうと思っています」と,いきなり人を食った発言で場内の笑いを取った。まあ,それもこれもCafeteriaの強さが知れ渡っていればこそのネタではある。
 この試合に関して,始まる前から注目されていたのは,§パルプンテ§のダンサーの存在だ。今回,どのギルドも火力の中心にクリエイターのアシッドデモンストレーションを据えてきているが,このスキルは相手のVIT値が高いほどに大きなダメージを与えるようになっている。GvGやPvPのために育てたキャラクターは,基本的にVIT値を高く設定しているだけに,アシッドデモンストレーションは大変な脅威となるのだ。
 それゆえ今大会ではどこもたいてい,アシッドデモンストレーション対策としてキャラクターのVITを心持ち低めに設定しているのだが,これが逆にダンサーにとって有利に働く。ダンサーのスキル「スクリーム」は一時的に画面内にいるキャラクターをスタンさせてしまうものだが,VIT値が低ければ低いほどスタンしやすくなる。おまけにこのスクリーム,相手が画面内にいさえればスタンさせてしまえるので,前線に近寄る必要もない。ダンサーがどこまで有効に働くかが,実に楽しみな試合でもあった。
 ところが試合は意外な展開を見せた。開始直後にいきなりCafeteriaのモンクが§パルプンテ§のプリーストを戦闘不能にしたのだ。後に判明したが,試合スタートの掛け声と同時にCafeteriaのモンクはスキル「残影」で中央へ飛び出て,そのままハイド。遅れて中央へせり出してきた§パルプンテ§のメンバーの中から,支援のプリーストを阿修羅覇凰拳で捉え,沈めてしまったのだ。
 これによってかなり動揺したと思しき§パルプンテ§側。続いてクルセイダーも潰されてしまう。そうした状況でダンサーは健闘し,スクリームでスタンさせられるピヨピヨという効果音も頻繁に聞こえてきたが,Cafeteriaもこれを警戒したのか,ダンサーに攻撃を集中する。「スパイダーウェブ」から「ファイアーボルト」と続く猛攻を一度はしのぎきったダンサーも,最後は石化させられた後に阿修羅覇凰拳で落とされてしまった。
 ここまでの試合でも見られたように,通常は大魔法とランドプロテクターの張り合いで,マップ中央が主戦場となるが,開始後数秒でプリーストを失った痛手が響いたのか,§パルプンテ§のメンバーは逃げながらどうにか応戦するという散り散りの戦い方に追い込まれてしまった。結局,開始から5分以内にCafeteria勝利という結果になってしまった。



■決勝戦 Cafeteria vs. 蒼天の光 ラウンド1

 3本勝負のうち2本先取したギルドが優勝となる決勝戦は,多彩なスキルをきちんと使いこなす実力派Cafeteriaと,クリエイター&プロフェッサーの定石で臨む蒼天の光が激突。10分間のセッティングは,やはり5分以上前に終了し,どちらも早く会場に移動させろとせっつく余裕を見せていた。
 準決勝の戦いを見ていたため,試合開始後に蒼天の光はハイドしているキャラクターを暴く「サイト」を使いつつ中央へ。Cafeteriaはクルセイダーがディボーションでほかのキャラを護衛しつつ先頭に立ち,シールドブーメランを連続で放っている。
 Cafeteriaのこの戦い方,実は昨年とほとんど変わってない。白蓮玉カードを使うことで相手に呪いの効果をかけている点も昨年と同じである。蒼天の光のクリエイターはCafeteriaのクルセイダーに,アシッドデモンストレーションを連続で投げつけるが,もともと剣士系の職業で防御力が高いうえに,ディボーションで守られたプリーストが回復するため,潰しきれなかった様子。そうこうするうち,逆に蒼天の光のプリーストが阿修羅覇凰拳で戦闘不能に追い込まれた。ハイウィザードのガンバンテインでランドプロテクターに穴を空け,生み出した隙を過たず利用する連携プレイはやはり,ほかのギルドには見られない鮮やかな腕前だ。
 蒼天の光のクリエイターが呪いにかかったところで,追い討ちを食らって戦闘不能に。これで蒼天の光の残りはウィザード,バード,モンクのみとなる。発揮火力だけ見るなら一応十分であり,バードがブラギの詩を奏でて頑張る中,蒼天の光モンクがCafeteriaのクルセイダーを戦闘不能に追い込んだ。しかし,一矢報いたりとはいえ6人と3人で逆転は望めず,モンク,ウィザードの順番で倒されていく。最後に残ったバードは,Cafeteriaのプロフェッサーによりスパイダーウェブで足留めされたあげく,ファイアーボルトと阿修羅覇凰拳で試合終了となった。

■決勝戦 ラウンド2

 これで蒼天の光が負ければ,優勝が即決まってしまうラウンド2。Cafeteriaのスタイルである,前面にクルセイダーを盾として押し出す戦法に,蒼天の光はアシッドデモンストレーションで果敢に攻める序盤だが,Cafeteriaのモンクが飛び込んできては繰り出す阿修羅覇凰拳に,マップ中央からじりじりと後退していく。一人目の犠牲者は蒼天の光側のカウンターパートというべきモンクだ。
 やがてクリエイターがアシッドデモンストレーションを投げようと前に出た瞬間を狙われ,続けて阿修羅覇凰拳の餌食となった。さらにプリーストも撃沈と崩されていく蒼天の光は,クルセイダーが2回の阿修羅覇凰拳に耐えたものの,3回目でついに戦闘不能に。その後残ったプロフェッサーとバードも石化し,氷漬けにされた後,Cafeteria側モンクは余裕の体で阿修羅覇凰拳を叩き込み,あっさり勝利を確定した。




■RJC今後の課題は,多様な展開を生む条件設定?

 下馬評どおり優勝はLokiサーバーのCafeteriaがさらっていったわけだが,どこのギルドも投入してきたクリエイターを,唯一使わずに優勝したCafeteriaは,すべての試合を通じて個々のプレイヤースキルが高く,かつ連係プレイは文句の付けようがない水準に達している。
 その裏にはおそらく,昨年の優勝時にギルドマスターが語った,「勝つためにできることをすべてやりつくした」という言葉に見合う,努力があるのは間違いない。
 しかしながら,昨年の決勝トーナメントの試合を思い出しても,ハイウィザードが使うガンバンテインや,残影,ハイドから阿修羅覇凰拳を繰り出すモンク以外,ディボーションでほかのヤワいキャラを守りつつ,クルセイダーを前面に押し出して盾代わりにするCafeteriaの戦術に,目立って新しいところは見られない。今後Cafeteriaとぶつかるギルドにとっての課題は,鍛え抜かれた彼らの得意技をどう崩せるか,になるのだろう。RJC 2007が開催されるとしたら,そのときまでにはCafeteriaに戦術変更を迫るだけの技術を備えたギルドに,ぜひとも登場してほしいものだ。

 トーナメント全体を眺めて感じたのは,大魔法を無効化する設置魔法ランドプロテクターと,MPを他人に分け与えられるソウルチェンジを使いこなすプロフェッサーは,もともとPvPにおける必須職業ではあるが,その重要度がさらに高まったということだ。もはやプロフェッサーなしでのPvPは考えられないだろう。
 だがそのぶん,プロフェッサーが戦闘不能になると,一方的に攻められる展開になってしまい,試合結果がその時点で見えてしまう。一発大逆転がないとはいえないが,あまりに可能性が低いのだ。1職業への依存度がこれだけ高いPvPのバランスに関しては,ゲームデザインとして課題を残しているようにも思える。
 また,支援/回復のプリースト,一撃必殺のモンク,対人戦最強スキルの一つといっても過言ではないクリエイターの「アシッドデモンストレーション」……と考えていくと,PvPのためのジョブ構成はおのずから決まってしまう。多少個性を出すとしても,ダンサーを入れるか,上位二次職業に何を選ぶかといったところでしか違いは出ず,ハンターやアサシン,ブラックスミスなどのジョブが起用されることはまずない。少なくとも決勝トーナメントへ勝ち上がったギルドに,これらのジョブがいないことは現実である。

 もうちょっと遊び心のあるジョブ構成が可能で,なおかつ戦い方さえ工夫すればそれでも勝てる試合になれば,ラグナロクオンラインのPvPはもっともっと面白くなるのではないだろうか? Cafeteriaの二連覇を讃えつつも,試合のレギュレーションやルール設定も含め,参加者も観戦者もより楽しめるような工夫が,課題として浮き彫りになった印象を受けた,今大会であった。(麻生ちはや)


ラグナロクオンライン
■開発元:Gravity
■発売元:ガンホー・オンライン・エンターテイメント
■発売日:2002/12/01
■価格:プレイ料金:1500円/月(税込)
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