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[E3 2006#013]企画が現実化し始めた「Age of Conan:Hyborian Adventures」
2006/05/11 20:11
冗談を交えながら今回のデモプレイを行ってくれたGaute Godager氏
 Funcomの「Age of Conan:Hyborian Adventures」は,ロバート E. ハワード氏原作のヒロイック小説「蛮勇コナン」をベースにしたアクションRPGだ。E3 2006では,Funcomブース内にあるメディアを対象とした完全予約制のスペースで,プレゼンテーションが行われた。
 これまでにも何度かゲームの概要は発表されていたが,今回はついに,本作のディレクターを務めるGaute Godager氏によるデモプレイの様子を見ることができた。いままでは,企画として発表されていたフィーチャーが,実際にゲーム内にどのように組み込まれるのかを紹介していこう。

 プレゼンテーションの初めに,Godager氏よりゲームの背景世界が説明された。ゲームの舞台は「Hyboria」と呼ばれるハワード氏が創作した架空の世界で,コナンが生きた時代とされている。この世界には,同氏が作品にリアリティを持たせるために創作した,細かい設定が数多くあるのだ。
 本作では,コナンが王位についた後の時代が描かれる。プレイヤーはキャラクターを鍛え,モンスターや神々が人間達と共存する世界で,さまざまな冒険することになるのだ。

 まずGodager氏は,本作のジャンルを「アクションRPG/MMO」と定義した。これはあくまでもアクションが一番のウリであり,そこにMMORPGの要素を加えたことを意味している。既存のMMORPGとは違うという点をかなり力強くアピールしていた。
 そのアクション性の強さの象徴的なシステムが,「Multi-Point Melee System」だ。これは一言でいうと,キャラクターが持つ剣の振り方をプレイヤーがコントロールできるシステムで,剣を振り下ろした後に,そこから剣を横に振る動きが実演された。
 このシステムでは,左から右へ剣を振り払い,その後に右から左へ戻すことができ,前方へ突きを繰り出すことも可能となっている。また,馬に乗っての攻撃も可能で,このときも同様に剣の振り方をコントロールできる。ただ,右から左に振るった剣を,さらに左に振るということは不可能など,現実に即した動きしかできないようになっているので,複数の敵に囲まれた場合は,“次の一手”を考えながら攻撃を組み立てていく必要がある。
 「Combo system」と呼ばれるシステムも用意されており,キャラクターは連続技を繰り出せる。これは,より強力な攻撃力を持っており,デモでは最後の一撃で敵の首を落とす実演も行われていた。



ブースの前には,コスプレをした美女と撮影するコーナーが設置されており,インスタントカメラでの記念撮影が行われていた
 Godager氏が次に紹介したのは,プレイヤー達によって建設された城壁都市だ。本作では,プレイヤーはほかのプレイヤーと協力し,さまざまな建造物を建てられる。しかもこの建物は,戦闘時に利用できるのだ。
 今回は,投石器を使ったデモプレイが行われ,飛ばした石で20〜30人をまとめて攻撃し,一網打尽にしていた。つまり,建物さえ作ってしまえば,たった一人のキャラクターで大人数の敵と渡りあえるわけだ。
 本作は,アクション性がメインで紹介されているが,プレイヤー同士が協力することも重要になっているだろう。

 本作には,プレイヤーキャラクターのレベルが12になるまでは,ほかのプレイヤーと一緒に冒険できないという特徴がある。プレイを始めたばかりの人は,まずは世界観やゲームの基本的なプレイ方法などを学んでから,マルチプレイを始めたほうがゲームに没入しやすいとの考えで,こうなったとのこと。ただし,本作ではNPCを味方としてパーティに組み込めるので,一人でプレイしていても,複数のキャラクターによる冒険を楽しめる。
 この一人でプレイする部分は,10時間から15時間くらいが想定されており,ゲームのイロハを学べるようになっているようだ。

 なお本作は,7.1チャンネルでの音声再生がサポートされており,ブース内でも剣戟の音などがリアルに再現されていた。実際にマルチプレイによる大人数の戦闘が行われたときなどは,かなりの迫力になるだろう。



かなり残酷な演出も本作の特徴の一つ
 既存のMMORPGとはかなり違った印象を受ける本作は,2006年12月の発売が予定されている。ストーリーにも力が入れられており,「The Longest Journey」といったストーリー面での評価が高い作品のライターが,制作に携わっている。シングルプレイ部分に関してはほぼ完成しており,現在はオンライン部分での調整や,シングルプレイ終了後のストーリーの作成などが行われているとのこと。
 着実に完成に近づいている様子が,今回のデモプレイで感じられた。ベースとなる世界観の知識がなくても,シングルプレイ部分でしっかりと説明されるようなので,小説を読んだことがない人も十分楽しめそうだ。いままでのMMORPGとは毛色の違うものを望んでいる人は,とくに注目していたほうがいいタイトルだろう。(noguchi)


Age of Conan: Hyborian Adventures
■開発元:Funcom
■発売元:Eidos Interactive/Funcom
■発売日:2008/03/25
■価格:N/A
→公式サイトは「こちら」

【この記事へのリンクはこちら】

http://www.4gamer.net/news/history/2006.05/20060511201149detail.html