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傑作RTS「ファイアーキャプテン2」5月26日にズーより発売決定
2006/04/19 18:41
 大火災の猛威に立ち向かう消防隊員達の熱き闘いを描いた,リアルタイム災害救助ストラテジー「ファイアーキャプテン2 〜緊急!! 消防最前線24時〜」(原題 Fire Department 3)が,5月26日にズーより発売されることが決定した。価格は8190円(税込)。

 ファイアーキャプテン2は,リアルタイムストラテジーと同じ要領で,消防隊員や消防車両を操作して,燃え広がる火災を食い止めつつ逃げ遅れた人々を救出する,人気シリーズの最新作。敵は「炎」だけなのに,一つのマップを何度も何度も繰り返して遊べてしまう魔性を秘めた傑作RTSである。日本にも熱烈なファンがいるシリーズとして知られている。



 マップとして登場するのは,さまざまなシチュエーション火災現場だ。今回はウクライナ,イギリス,フランス、,ドイツ,アメリカの計5か国13ミッションが収録されている。今回のステージは,飛行機の格納庫,ユーロトンネル,花火工場,化学工場,銀行,森林火災などなど。
 本作で面白いのは,マップ上のあちこちにある炎を,ただ端から順番に消していけばいいというわけではない点。各ミッションには主要任務があり,しかも状況は途中でみるみる変化していくので,主要任務もどんどん増えていく。最初は燃えていなかったエリアに延焼し,その先にはタンクローリーが停車しているため,いったん今のエリアを離れてタンクローリーへの引火を防げ! なんてことも,実に頻繁に起こりうる。
 また人命救助は最優先なので,ときには炎の中に強引に道を作り,退路を確保しつつ逃げ遅れた人々の救助に向かうといった,命がけの突入劇も必要になる。ただの消火活動と侮ることなかれ,とにかくドラマチックなのだ。



 ゲーム内の炎や煙は,ダイナミックファイアー/スモークシステムによってシミュレーション処理されている。炎がまるで生き物のように荒れ狂い,出火場所が同じでも燃え広がり方は状況によって変わってくるのだ。油火災や金属火災など,特殊な火災も再現されており,バックドラフトやフラッシュオーバーといった危険な現象も発生する。また雨,風,乾燥,霧などの気候条件によっても炎の状態は左右されるのだ。



 ユニットとして登場するのは,消防士,救急救命士,救助機動隊員,技術隊員,耐熱服着用隊員,科学機動隊員,災害救助犬チームなどの消防隊員と,ポンプ車,はしご車,高所放水車,救急車,科学車,消防艇,消火飛行機,救難ヘリコプターなどの特殊車両や航空機など。これだけの種類が用意されているということは,当然それだけ特殊な状況が火災現場に発生するということを意味する。



 また前作と同様,ネットワークを介して最大4人での協力プレイが楽しめる。本作の最高難度設定は非常に難しいので,ぜひ4人で協力して炎という怪物に挑んでほしい。
 とりあえず,前作「ファイアーキャプテン」英語版デモが4GamerにUpされている。本作の真の面白さは,実際にプレイしてみなければ分からないだろう。ぜひデモ版でその面白さを知り,5月26日まで身悶えしながら過ごしてもらいたい。(Kawamura)


ファイアーキャプテン2 〜緊急!! 消防最前線24時〜
■開発元:Monte Cristo
■発売元:ズー
■発売日:2006/05/26
■価格:8190円(税込)
→公式サイトは「こちら」

【この記事へのリンクはこちら】

http://www.4gamer.net/news/history/2006.04/20060419184106detail.html