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MMORPG「メティン2」,プレス発表会開催 オープンβテストは3月24日開始
2006/03/07 21:10
 CJインターネットジャパンは本日(3月7日),東京・南青山でMMORPG「メティン2」プレス発表会を行った。

 現在本作では,クローズドβテスターの募集が行われており,4Gamerでも特別に3000名分のテスターを募集中だ。せっかくのチャンスなので,メティン2に興味を持ったら,奮って応募してほしい。
 なお本作のオープンβテストは,今回の発表会で,3月24日に開始されることが明らかにされている。

4Gamer読者専用のクローズドβテスト参加申し込みフォームは「こちら」

 発表会ではまず,CJインターネットジャパンの梶並伸博代表取締役会長が挨拶を行い,同社の成り立ちや,同社のゲームポータルサイト「ネットマーブル」の概要を説明した。現在ネットマーブルではコンテンツの拡充を進めており,その中でも目玉となるコンテンツとして,メティン2をアピールしていくとのことだ。

 続いて,メティン2の内容紹介が行われた。最初に,アクションゲーム感覚で展開するという,スピーディな戦闘シーンがふんだんに盛り込まれた,本作のプロモーションムービーが披露された。なお,このムービーは後ほど4Gamerに掲載する予定だ。



■戦闘,乗馬,釣りの各システムの特徴

 次に,戦闘,乗馬,釣りの各システムに関して説明された。
 本作は,武器の届く範囲にいるすべての敵に対して,一撃でダメージを与えられるようになっており,プレイヤーキャラクターに向かってくる非常に多くの敵を勢いよくなぎ倒せる。同社は,このことを「痛快な打撃感」などの言葉で表現し,強調していた。
 乗馬は,単なる移動手段に留まらない重要な要素の一つ。馬を育成して移動速度などの能力を向上させる乗馬スキルを高めることによって,馬に乗っての戦闘をより有利に進められるようにするといったことが可能だ。
 また釣りシステムについては,釣り上げた魚の種類によって体力が回復したり,一時的にキャラクターの能力が向上したりするとのことである。どのような能力が向上するのかといった詳細については,今後の情報を待ちたい。

 次にメティン2の舞台設定や登場するキャラクターの説明が行われたが,「こちら」で触れている以外の目新しい情報はなかったので,その記事を参考にしてほしい。
 なお,同じ記事の中で触れたウェディングシステムについての詳細な説明は行われなかったが,ギルドシステムなどと共に,順次実装される予定とのことである。

■メティン2の開発にまつわる裏話などが披露に

(左から)CJインターネットジャパン 梶並伸博代表取締役会長,イミルエンターテイメント 開発取締役 ソン・ヨンジン氏,同代表取締役社長 リ・デヨン氏,CJインターネットジャパン 代表取締役社長 ノ・ビョンヨル氏(盧 炳烈氏)
 続いて,デベロッパであるイミルエンターテイメントの代表取締役社長 リ・デヨン氏(李 大泳氏)と開発取締役 ソン・ヨンジン氏(宋 栄鎮氏)が登壇。リ・デヨン氏は,「今後もCJインターネットジャパンと協力体制をとり,日本のプレイヤーからのフィードバックに基づいて,メティン2を長く愛されるゲームに育てていきたい」と抱負を語った。
 本作の開発にまつわる裏話なども披露され,その中で「メティン」というタイトルの由来について,リ・デヨン氏は「プレイヤーに親近感を持ってもらえることがポイントであると考え,ゲームの中で重要な役割を持つメティンストーンからとった。開発スタッフの中でも,このタイトルを推す声が多かった」とコメントしていた。
 また本作の物語のコンセプトについてソン・ヨンジン氏は,人や動物といった生き物ではなく,“独創的で神秘的な石”を軸にしたストーリーを描きたかったと説明。最後に,メティン2を通して日本のプレイヤーに伝えたいメッセージを問われた同氏が,単なるオンラインゲームとしてメティン2をプレイするのではなく,ゲーム中に得たコミュニケーションの経験を実社会に生かし,生活の質を高めるきっかけにしてほしいと述べていたことが印象的だった。



■武器強化システムと「ギルド基地建設」システムが見どころ

 発表会終了後,リ・デヨン氏とソン・ヨンジン氏に対する合同インタビューが行われた。そのなかでリ・デヨン氏はメティン2の最大の魅力を,

■1キャラクター vs. 多キャラクター戦闘の打撃感,爽快感
■さまざまなカスタマイズが可能なギルドシステム
■武器の選択肢の広さ,装備制限の少なさ


の3項目にあるとした。

 このうち,メティン2の重要な開発コンセプトである1キャラクター vs. 多キャラクターの戦闘については,近距離/遠距離攻撃スキル,あるいは魔法など多彩な攻撃手段が用意されていることを説明。3国の間に広がる「中央地帯」では,個人 vs. 個人,ギルド vs. ギルドなど,さまざまな対人戦闘が可能であると述べた。加えて韓国サービスでは,所属国を問わずギルド単位で参加して勝ち抜き戦を行う「トーナメント」も,ゲーム内イベントとして定期的に開催されているという。
 また,武器の選択と各クラスに関しては,ソン・ヨンジン氏が「各クラスで使える武器はそれぞれに“成長”していきます」と述べ,メティンストーンを砕くことで手に入る「霊石」を使ったソケットシステムや,そのほかのアイテム「改良」システム,それによって実現する武器の選択とアップグレードパスの多様さを,改めて強調した。

 2番目のギルドシステムについては補足説明が必要だろう。リ・デヨン氏によれば,このゲームにおけるギルドは,土地を購入してアイテムの生産/加工施設や集会所といったスペースを自由に設置できるという。この「ギルド基地建設」システムは,氏の言う自由度の点でも,RvRおよび「聖魔姫封印戦」への貢献という点でも,メティン2の骨格を成す部分なのは間違いない。

 日本サービス独自の部分があるかどうか聞いてみたところ,「当面は韓国でのサービスと同一のものを提供していきます。ただし,今後運営していく中で要望が集まれば,改めて検討したいと考えています」とのことだった。
 「とにもかくにも,まずはプレイしてもらえば,この作品の魅力がよく分かると思います」と,自信のほどを示すリ・デヨン氏だが,クローズドβテストの開始が3月10日,オープンβテストが3月24日からと,今後の日程はなかなかの急ピッチ。実際にプレイできる機会はほどなく訪れるので,その日を楽しみに待ちたい。
 もちろん,本作が特徴とする爽快なアクション性をいち早く体験したい人には,クローズドβテストへの参加をお勧めしたい。(山 / Guevarista)

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メティン2
■開発元:Ymir Entertainment
■発売元:CJインターネットジャパン
■発売日:N/A
■価格:基本プレイ料金無料
→公式サイトは「こちら」

【この記事へのリンクはこちら】

http://www.4gamer.net/news/history/2006.03/20060307211044detail.html