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アフリカ大陸を舞台にした新作MMORPG,「Africa」が発表に
2006/02/07 15:45
 13世紀のアフリカ大陸を冒険するという内容の,新作MMORPG「Africa」が発表された。

 プレイヤーは,アフリカ大陸に点在する国や部族の一員となり,雄大な大自然を舞台にした数々の冒険に挑む。
 エルフ,ドワーフ,ドラゴンといった,西洋のファンタジーでお馴染みの種族は一切登場せず,アフリカに伝わる神話や伝承のみをベースにしている点は,Africaの大きな特徴といえる。
 したがって職業についても,一般的な「Warrior」(戦士)以外はなかなかユニーク。例えば,生産を担う「Artisan」,自然のパワーを利用して治療などを行う「Sangoma」,歌や踊りで相手を眠らせるといった能力を持つ「Griot」,楽器を演奏し,音楽から超自然的なパワーを引き出す「Musician」などの職業が明らかになっている。

 「dreamscape」という特徴的なシステムも備えている。これは,プレイヤーが眠りにつくとインスタンスゾーンに入り,そこで祖先の霊と対話をしたり,時にはクエストを解くためのアドバイスが与えられたりするシステムだ。このインスタンスゾーンは,プレイヤーが過去に行った冒険や,現在引き受けているクエストに基づいて自動的に生成される。
 また本作では,プレイヤー同士が手を組んで部族を形成できる。同じ部族の仲間と共に村を建設したり,店を開いたりすることも可能だ。仲間を増やすことによって,大きな国家を作り上げることもできるらしい。

 ゲームの公式サイトは開設済みで,ムービートレイラー(289MB:1分32秒)が公開されている。また,本作に関する記事を掲載したMTV.comでは,10点のスクリーンショットが公開されている。

 このゲームを手がけるのは,アメリカのRapid Reality Games。ゲームエンジンとしては,「Aura 3-D Engine」が使われており,ショットやムービーを見る限り,今までのMMORPGとは趣(おもむき)の異なるゲームのようだ。
 古代から中世にかけてのヨーロッパなどを舞台とするMMORPGが多い中,Africaが新風を吹き込めるかどうかに注目したい。(朝倉哲也)


Africa
■開発元:Rapid Reality Games
■発売元:Africast Global Media
■発売日:未定
■価格:N/A
→公式サイトは「こちら」

【この記事へのリンクはこちら】

http://www.4gamer.net/news/history/2006.02/20060207154507detail.html