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[JAEPO2020]平成元年に生まれた超定番エレメカが令和に復活!「ワニワニパニックR」プレイインプレッション+ミニインタビュー
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印刷2020/02/08 13:14

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[JAEPO2020]平成元年に生まれた超定番エレメカが令和に復活!「ワニワニパニックR」プレイインプレッション+ミニインタビュー

「ワニワニパニックR」の筐体。得点の表示や5段階評価などは初代を踏襲
画像集#002のサムネイル/[JAEPO2020]平成元年に生まれた超定番エレメカが令和に復活!「ワニワニパニックR」プレイインプレッション+ミニインタビュー
 千葉の幕張メッセで開催されているジャパンアミューズメントエキスポ2020のバンダイナムコアミューズメントブースに,アーケード向けエレメカゲームマシン「ワニワニパニックR」が出展されている。令和の時代に復活を遂げた定番ゲームのプレイインプレッションと,開発スタッフへのインタビューをお届けしよう。

 初代「ワニワニパニック」は,1989年にナムコ(当時)からリリースされた,アーケード向けエレメカゲーム。そのキャッチ―な見た目や,5つの穴から出てくるワニをモグラ叩きの要領で専用のハンマーで殴り続けてハイスコアを狙う単純明快なルール,プレイヤーの腕前(前半のスコア)によって後半の難度(ワニの出現パターンや速度)が大きく変化するゲーム性の高さなどで大ヒットとなった。

 バンダイナムコエンターテイメント公式サイトの情報によると,生産台数は日本国内だけでも4500台以上。さらに抜群の耐久性により,長きに渡って稼働を続けたため,30代から40代のアーケードゲーム好きには,プレイ経験がある人も多いのではないだろうか。

 ワニワニパニックは多くの続編や派生タイトルを生んだが,今回出展された「ワニワニパニックR」は,初代の復活版という位置づけになるようだ。
 タイトルロゴやマシン上部のイラスト,煽り文句は「R」仕様になっているが,出現するワニの数や,効果音,キャラクターボイス,全体的なデザインは,初代を踏襲。
 ゆるく楽しめる前半から「もう怒ったぞ!」のボイスとともにワニが本気を出してくる(出現速度アップ+2〜4匹が同時に出現)後半という展開も全く同じで,プレイ感覚も (筆者がプレイしたのは小学校低学年なので,はっきりとした記憶ではないが)当時そのままだ。

画像集#001のサムネイル/[JAEPO2020]平成元年に生まれた超定番エレメカが令和に復活!「ワニワニパニックR」プレイインプレッション+ミニインタビュー

 初代のプレイ経験がある人ならノスタルジーに浸れて,初めて本作に触れる人も戸惑うことなくすんなり遊べるはず。
 初代と異なる点を挙げるとすれば,付属の専用ハンマーだろうか。ワニを殴る部分がかなり柔らかくなっているうえ,ハンマーの数が1本から2本に増加。これにより2人同時プレイや,両手にハンマーを持ってのプレイが可能になった。
 小学生時代の筆者はハイスコアを狙うあまり,ハンマー+素手でワニを叩いていたので,そんな“マナー違反”をしなくてもよくなったのは実に嬉しい。

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「ワニワニパニックR」開発スタッフミニインタビュー


 ブースでは,「ワニワニパニックR」のディレクターを務める川合 潤氏に話を伺うことができた。本作が復活した経緯や,ただプレイしているだけでは分からないゲームの仕様などを聞いたので,その模様をお届けしよう。

4Gamer:
 本日はよろしくお願いします。まず2020年に「ワニパニック」が復活することになった経緯を教えてください。

川合氏:
 今のアミューズメント市場はビデオゲーム中心のコアユーザーと,景品機を遊ぶライトユーザーの二極化が進んでいるので,誰でも遊べるようなゲームを復活させたいと考えたのがひとつの理由です。もうひとつは30年前から稼動している「ワニワニパニック」の老朽化が進み,交換パーツも供給できないという事情から,やむなくお店から撤去したという声も聞いたため,今回の復活となりました。

4Gamer:
 初代のマシンはけっこう頑丈な作りですよね。そのおかげで,お店によっては10年,20年といった期間稼働していたようです。

川合氏:
 そうですね。モノ自体はすごく頑丈です。「ワニワニパニックR」に関しても,耐久性はできる限り向上できるように努めています。

4Gamer:
 30年前は1つだったハンマーが,「ワニワニパニックR」では2つに増えています。その理由を聞かせてください。

川合氏:
 未就学のお子様と保護者の方が一緒に遊べるようにするため,2本にさせていただいています。

4Gamer:
 先ほどプレイさせてもらったときは思ったよりスコアが伸びず,86点で終わってしまいました。初代では普通に100以上を出せていた記憶があるのですが,スコアの仕様が当時と変わっていたりするのでしょうか。

川合氏:
 86はけっこう高いスコアだと思うのですが(笑),得点やワニの出かたはまだ調整中です。現状だとワニが出た瞬間に叩けば叩くほど高い点数が得られるようになっていますので,できるだけ素早く叩いていただければ,点数は伸びると思います。この仕様自体は初代「ワニワニパニック」からあったのですが,今回は顕著に反映されるようにしています。

インタビュー後,アドバイスを意識してワニを素早く叩くと確かにスコアが10ポイントほど上がった。ハイスコアを狙うなら,前半戦からワニの顔が見えないぐらいのタイミングで叩き続ける必要がありそうだ
画像集#005のサムネイル/[JAEPO2020]平成元年に生まれた超定番エレメカが令和に復活!「ワニワニパニックR」プレイインプレッション+ミニインタビュー

4Gamer:
 展示に「開発度70%」という案内がありましたが,稼働はいつごろを予定していますか。

川合氏:
 今年の6月です。いまはワニの出かた,難度の部分を調整している段階です。筐体まわりはほぼ完成していますが,耐久性に関してはさらに詰めて向上させていく予定です。

4Gamer:
 最後に,稼働を楽しみにしている人へのメッセージをいただけないでしょうか。

川合氏:
 30年ぶりに「ワニワニパニック」が復活します。子どものころに遊んでいた方が大人になって,お子さんを持たれたりしているかと思うので,これを機にゲームセンターで一緒に遊んでいただきたいなと思っております。

4Gamer:
 ありがとうございました。

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