脳波でオブジェクトを操るゲーム「Unagi」。Codemastersがリリースを前提として開発中か？

　脳波でオブジェクトを操るという怪しげなゲーム「Unagi」がCodemastersの公式ブログで披露された。Codemastersといえば，「DiRT」や「GRiD」といったレーシングシミュレーション作品でお馴染みの会社だ。しかし本作については，市販されている入力デバイスを使って脳波でゲーム内オブジェクトをコントロールするといった以外に，ゲーム自体に関する詳細どころか，そもそもタイトルがなぜ“ウナギ”なのかも分からない。唯一公開されたアートワークでは，「師匠」こと秋山成勲（日本の格闘家と同姓同名）というキャラクターが紹介されており，謎は深まるばかりだ。

　元々Unagiは，同社のCodemasters Racing studioに在籍する開発メンバーが数人単位で複数のチームに分かれて自由にゲームを作るという，リフレッシュと親交を深める目的で開催される社内ゲーム開発イベント（Game Jam）から生まれたタイトルだ。通常ならレーシングゲームの操作デザインを担当しているルーク・ステファンソン（Luke Stephanson）氏が率いるメンバーによって制作され，また，氏いわく，今後は「内部テストを迅速に進めていく」とのことで，正式なリリースおよび発売は念頭に置かれている様子。


　欧米におけるゲーム開発シーンでクローズアップされているGame Jamについては，4Gamerでも取り上げたことがあった。最近では，Double Fine Productionsが同社内のGame Jamで生まれた「Stacking」や「Spacebase DF-9」のプロジェクトを発表し，ゲーム開発者達のモチベーションを上げるのに一役買っている。

　なお，Codemastersの公式ブログでは，「Soap」（http://blog.codemasters.com/2013/12/gamejam-soap/）というカジュアルなレーシングアクションゲームも紹介されている。今後もGame Jamから複数のプロジェクトが発表され，その中から日の目を見るタイトルが出てくるかもしれない。