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Electronic Artsが2013年第4四半期の業績報告を公開。「FIFA 13」はシリーズ市場最高の1450万本,「SimCity」は160万本のセールスを記録
Electronic Arts Reports Q4 FY13 and FY13 Financial Results
Electronic Artsが業績報告会で発表したハイライトは以下のとおり。
・「Battlefield 3」のプレミアサービスでは350万アカウントを達成。第4四半期では約1億2000万ドルの収益
・「SimCity」は,3月の発売以来,約160万本のセールスを記録。そのうち50%が「Origin」のデジタル販売によるもの
・「FIFA 13」は,約1450万本というシリーズ史上最高の販売本数を記録し,デジタル販売による収益は約2億ドルに達した。「FIFA Online」や「FIFA World Class Soccer」などの関連作品を加えた利益は,約3億5000万ドルにのぼる。これを受けて,Electronic ArtsはFIFAの公式ライセンスを2022年まで延長した
・「The Simpsons: Tapped Out」は第4四半期を通して,iOSゲーム市場でトップ5圏内をキープ。2012年8月のリリース以来の利益は,約5000万ドル
・デジタル販売システム「Origin」は,モバイル向けの2000万を加え,現時点で4700万アカウントを記録
未来に向けた投資も順調に行われており,「Star Wars」シリーズの新作をElectronic Artsが開発/販売することも,今回の報告書で明らかになっている。また,EA DICEが独自開発したゲームエンジン,「Frostbite」を同社のゲーム開発の中心に据えることも発表されており,今後「Mass Effect 4」や「Dragon Age 3」といったタイトルが,Unreal EngineではなくFrostbiteを使って制作されることになるという。
業績報告とは関係ないが,ドメイン情報を扱うニュースブログFusibleが,「battlefield13.com」から「battlefield20.com」までのドメインネームをElectronic Artsが獲得したと報じている。どうやら「battlefield9.com」から「battlefield12.com」まではすでに他者に押さえられており,それを知ったElectronic ArtsがIP保護に乗り出したようだ。もっとも,「battlefield 20」となると,出るのかどうか,出るとしていつになるのかさえ見当もつかないが。
6月に開催されるE3 2013では,Respawn Entertainmentの「Titan」(コードネーム)など,次世代コンシューマ機に向けたラインナップが公開されるという情報なども流れており(関連記事),Electronic Artsからはしばらくは目が離せそうにない。
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