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「スマートフォンアプリジャム2014」の表彰式が開催。ハッカソン部門最優秀賞は「Pieces of Japan」,企画部門最優秀賞は「e-Yeah」にそれぞれ決定
短期間でアプリを企画して完成させるハッカソン部門には,全49チーム(203名)が参加し,「2020年のアプリ」をテーマとした企画部門には,全55作品の応募があったという。
その中から書類選考または地方予選を通過した,ハッカソン部門の11チームおよび企画部門の3チームが,7月4日から6日にかけて開催された本選に出場し,アプリの企画や開発,そしてプレゼンテーションを行った。本選の模様は「こちら」の記事でお伝えしたとおりだ。
今回,SPAJAM2014の審査委員会による審査を受けて,各賞を受賞したチームは以下のとおり。
●企画部門
・最優秀賞
作品名:「e-Yeah」
企画者:工藤尚弥氏、太田久美子氏、眞貝維摩氏
・優秀賞
作品名:「nail-着せ替えるネイル」
企画者:郷古拓実氏、柳田雄也氏
・優秀賞
作品名:「HeliPhone Camera」
企画者:中道寿史氏
●ハッカソン部門
・最優秀賞
チーム名:チームMizuki
アプリ名:「Pieces of Japan」
メンバー:五十嵐太清氏、米原 渚氏、前田諭志氏、藤井靖史氏
・優秀賞
チーム名:朝風呂ブラザーズ
アプリ名:「NANI-COLLE?」「ナニコレ?」
メンバー:伏見遼平氏、村上晋太郎氏、宗像悠里氏
・優秀賞
チーム名:パイレーツ・オブ・イチミヤン 〜ポセイドンのめざめ〜
アプリ名:「バトルメンコ!」
メンバー:木村雅幸氏、川村純一氏、松本久志氏、渡邉佳祐氏、夏目佳明氏
・審査員特別賞
チーム名:GONBE
アプリ名:「なんでやねん」
メンバー:森 俊夫氏、高橋慧智氏、松崎拓也氏、鳥居 航氏、村中 優氏
企画部門の講評を行ったのは,デジタルハリウッド大学大学院教授 三渕啓自氏だ。今回の選出にあたっては,企画書の切り口とインパクト,できそうにないができると面白いこと。そして2020年のアプリということで今,話題になっているウェアラブルからさらに進化しているものといったところを重視したという。
また,スマートフォンの中から画像や動画を自動的に検索し,スマホを「遺影」とする「e-Yeah」に関しては,「不謹慎」「宗教観に関わる」といった問題を指摘する意見もあったが,人々に対して新たな選択肢を与えるものになるのではないかという理由で最優秀賞に選出したとのことだ。
もう一方のハッカソン部門の講評を行ったのは,SPAJAM2014の実行委員長を務めたガンホー・オンライン・エンターテイメント 代表取締役社長CEO 森下一喜氏だ。森下氏は,ゲーム開発の現場では制作総指揮という立場にあるため,プログラマーやデザイナーといった職種には常に感謝しているという。今回のハッカソン部門では,「日本を好きになる」というテーマのもと,11チームが実際にアプリを作り上げたわけだが,森下氏はすべての参加者が楽しんでいることがもっとも印象的だったそうだ。
森下氏は,こうした場を今後もバックアップしていきたいと話しつつ,もし次回SPAJAMが開催されるのであれば,今度はアプリを開発する側として参加したいとコメントし,表彰式を締めくくった。
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