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米国任天堂の社長レジナルド・フィサメィ氏が退社。後任はEA出身のダグ・バウザー氏に
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印刷2019/02/22 11:44

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米国任天堂の社長レジナルド・フィサメィ氏が退社。後任はEA出身のダグ・バウザー氏に

画像集 No.002のサムネイル画像 / 米国任天堂の社長レジナルド・フィサメィ氏が退社。後任はEA出身のダグ・バウザー氏に
 任天堂の米国法人であるNintendo of Americaは,約13年にわたって同社を率いてきた“レジー”ことレジナルド・フィサメィ(Reginald Fils-Aimé)氏が,2019年4月15日をもって退社すると発表した。

 それを伝えるTwitterのメッセージでは円満退社であることが述べられており,後任はセールス&マーケティング部門のリーダーとして最近のイベントにもよく顔を出すようになった,ダグ・バウザー(Doug Bowser)氏が務めるという。

 現在57歳のフィサメィ氏は,ニューヨーク州ブロンクス生まれのハイチ系アメリカ人で,コーネル大学卒業後は,P&G,ピザハット,ギネス,MTVなどの企業で営業管理職としてのキャリアを積み上げてきた。2003年12月にNintendo of Americaのセールス&マーケティング部門上級副社長に就任すると,2004年に開催されたE3 2004のプレスカンファレンスでは早くもオープニングスピーチに登壇し,「私の名前はレジーです。私の仕事は爆走することと,批判の矢面に立たされること。そして,我々の仕事はゲーム作りです」という印象的なスピーチを行った。


 その話しぶりから,ターミネーターにかけて“レジネーター”というあだ名をファンに付けられた同氏は,任天堂の海外での広報力不足を克服することに貢献したという。2006年には君島達己氏に代わって最高執行責任者に就任し,アメリカ人として初めて同社のトップに立った。海外における任天堂の印象はフィサメィ氏に負うところが多く,Wiiのコードネーム「Revolution」にならって,Nintendo of Americaの社風の変化は「Reggielution」と呼ばれた。

画像集 No.003のサムネイル画像 / 米国任天堂の社長レジナルド・フィサメィ氏が退社。後任はEA出身のダグ・バウザー氏に

 後任のダグ・バウザー氏もP&G出身で,Electronic Artsを経て2015年8月にNintendo of Americaのセールス&マーケティング部門上級副社長に就任した。
 ちなみにバウザーは「クッパ」の英語表記であり,最近のNintendo of Americaのイベントではチーム・バウザーを名乗ってチョイ悪オヤジを演じていた。同社に参加した頃にバウザー氏が発表した自己紹介の背景には,マリオとルイージが縛られているという,ファンが喜びそうなぬいぐるみが置かれており,フィサメィ氏の後任にピッタリかもしれない。
 長年同社の顔を務めてきたフィサメィ氏だけに,海外の任天堂ファンの多くが残念がっているようだが,新体制になったNintendo of Americaの今後にも注目していきたい。

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