業界動向
任天堂,2014年第2四半期決算を発表。スマッシュブロス効果か黒字化を達成
とはいえ,第2四半期の売り上げ高としては,赤字傾向にあった近年の数字と比較しても上がったわけではなく,むしろ下がっている。純利益の向上には円安の影響も大きいのだが,営業利益面の改善はハードウェアの利益率が上がったことと,ソフトウェア売り上げの割合が増えたことが要因だと思われる。
この四半期には,Wii Uで「ゼルダ無双」,3DSで「大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS」などが発売されており,ようやく大型タイトル展開が機能し始めた感がある。毎年,年末商戦に向けてタイトルを集中させる任天堂としては,よい感じで折り返しができたと言ってよいのではないだろうか。そして,この年末には,スマッシュブラザーズのWii U版や3DSでのポケットモンスター新作,amiboの展開などが予定されている。どこまで数字を伸ばせるかに期待したい。
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