「Battle Chaser」は,Marvelの「X-MEN」シリーズを中心に手掛けていたコミックアーティストの“ジョー・マッド”ことJoe Madureira(ジョー・マデュレイラ)氏が,「ファイナル・ファンタジー」や「幻想水滸伝」「クロノトリガー」といったJRPGのオマージュとして,1997年に自費出版し,カルトヒットしたコミックスの名称だ。
マデュレイラ氏は,ゲームデザイナーのRyan Stefanelli(ライアン・ステファネリ)氏らと組んでゲーム開発スタジオのVigil Gamesを創設。「Darksiders」シリーズを生み出して,こちらもゲーマーの間ではカルト的な人気作品となった。
その後,THQは倒産し,Nordic Gamesが同社の商標やIP資産を取得。のちにTHQ Nordicへと名称が変更された。一時的に後ろ盾を失ったマデュレイラ氏らもまた,新たにAirship Syndicateを旗揚げしてこのプロジェクトを進めてきたそうだ。2015年にはKickstarterで「Battle Chasers: Nightwar」のクラウドファンディングに成功しており,THQ Nordicとパブリッシング契約をする形で,いよいよ年内のリリースに向けてラストスパートに入っている。
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本作は,平和を謳歌している大陸西部にあるWest Watersを舞台に,Gray Lineという長城へと分け入った少女「ガリー(Gully)」を中心にしたヒーロー達を描いた作品だ。
Gray Lineは,誰もその端を知らないほどの長さを誇り,これまで魔界のクリーチャーの侵入を防いできた。一方,壁の反対へと勇み入った犯罪者や冒険家,ワケありの者は二度と帰ってこないという。ガリーは,英雄としてあがめられながらも失踪した父親アラムス(Aramus)の消息を確かめるために,仲間を集めてGray Lineの反対側へと侵入することになるのだ。
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戦闘システムは,画面双方にキャラクターが相対する馴染み深いターン制バトルになっており,Agility(素早さ)によって決まる行動順に合わせて,メニューの中から攻撃方法やアイテムの利用などを決定していく。ガリーの最大の武器は父親が残したという両腕のガントレットで,これで相手を殴りつけるという,前衛向きのキャラクターになっている。主人公としては意外な設定で面白い。
ほかにも大剣を持った戦士ガリソン(Garrison)は,遠方から敵の懐に入るという戦法を使ったり,巨体でマシンガンのような武器を持つロボットのカリブレット(Calibretto)はヒーラーとして活躍するなど,キャラクターの見た目からくるステレオタイプを,故意に破壊しているようなキャラクターデザインとなっているようだ。
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プレイアブルキャラクターは,彼ら以外にも相当数用意されるようだが,その中からパーティを組んでミッションに出かけるのは3体までとなっている。移動中は隊列を組むのではなく,ミッションに選んだ3体の中からリーダーとして選んだキャラクターが1体だけ表示されるという簡素な仕組みだが,ガリーがリーダーであれば簡単なバリケードなどはガントレットのパンチで破壊し,ほかのキャラクターでは見つけられなかった隠し部屋に行けるといった,それぞれの能力を活かした探索も可能になっている。
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「Battle Chasers: Nightwar」のゲーム世界には多数のダンジョンが存在しており,手描きで制作されたマップをランダムにつなぎ合わせて,プレイするごとに違った体験ができるという「Diablo III」に見られる手法が採用されている。
もちろん,その中で発生するモンスターや宝箱,トラップなどもランダム化されており,1つとして同じダンジョンが生み出されることはないそうだ。また,ダンジョンの長短も場合によって異なるが,アイテムの補充ができるような休息ポイントは毎回1か所に限定されているとのことだったので,パーティの状況を判断しながら進んだり,ポイントに戻って回復するような仕組みになるらしい。なお,パーティが戦闘で全滅すると,装着していた武器以外はすべて失った状態で復活するという。
また,アイテムの生成などはダンジョンで行わなければならないなど,とにかくダンジョン探索へとプレイヤーを誘おうという工夫が,あちらこちらに見られる仕様だ。
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「Battle Chasers: Nightwar」は,2017年10月3日の発売がアナウンスされたばかりで,PC,PlayStation 4,Xbox One,そしてNintendo Switch向けの発売が予定されている。Steamのプロダクトページでは,すでに予約販売も始まっている。日本語は対応言語に含まれていないが,「海外で生み出されるJRPG」がどのようになるのか,興味津々なゲーマーも少なくないはずだ。
















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