ナチスドイツに占領され，落ちぶれたアメリカの雰囲気が伝わる「Wolfenstein II: The New Colossus」のプロモーション動画が公開

　Bethesda Softworksは，傘下のMachineGamesが開発を行うFPSシリーズ最新作「Wolfenstein II: The New Colossus」（PC/PS4/Xbox One）のプロモーション動画を公開した。


　今回の動画は，1960年代のアメリカのクイズ番組のパロディになっており，難しい語句をすべてドイツ語に直して回答する「German …, or Else!」(ドイツ語で話さなければ！)というショーで争う，2人のアメリカ人が描かれている。負けたほうは“再教育”を受けるために連行されてしまうというオチで，ナチスドイツに占領されたことでプロパガンダまみれとなり，落ちぶれてしまったアメリカの雰囲気が伝わってくる。


　「Wolfenstein II: The New Colossus」は，前作「Wolfenstein: The New Order」でのB.J. ブラスコヴィッチのヨーロッパでの活躍にも関わらず，ナチスドイツに占領されたことでファシスト政権が誕生したという，1961年のアメリカが舞台になっている。ブラスコヴィッチは独立のため，再び奔走していくことになるわけだ。動画後半の30秒ほどは，そんな情景を伝えるゲーム映像も挿入されているものの，これはE3 2017で公表されたシーンを再構成したものなので，詳しくは発表時の記事を確認してほしい。


　「Wolfenstein II: The New Colossus」は，現時点では2017年10月27日にワールドワイドでのリリースが予定されているが，ゼニマックス・アジアからの正式な発売予定はアナウンスされていない。シングルプレイ専用ゲームながらも，前作は作り込まれた世界観とゲーム性が評価されただけに，その正式発表を楽しみにしておきたいところだ。

「Wolfenstein II: The New Colossus」公式サイト