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アナログゲームの祭典「ゲームマーケット2016春」レポート。日本先行発売のBauza氏の新作など,ボードゲームシーンの今が詰まったお祭りイベント
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印刷2016/05/12 15:23

イベント

アナログゲームの祭典「ゲームマーケット2016春」レポート。日本先行発売のBauza氏の新作など,ボードゲームシーンの今が詰まったお祭りイベント

画像集 No.034のサムネイル画像 / アナログゲームの祭典「ゲームマーケット2016春」レポート。日本先行発売のBauza氏の新作など,ボードゲームシーンの今が詰まったお祭りイベント
 2016年5月5日,アークライト主催によるアナログゲーム即売会イベント「ゲームマーケット2016春」が,東京ビッグサイトにて開催された。

 アナログゲームの祭典として,国内最大級に成長した本イベント。現在は春と秋に東京で,冬に関西で開催されており,今回は2月に行われた「ゲームマーケット2016神戸」から約3か月ぶりの開催となった。ビッグサイトの西館3,4ホールを使用した過去最大規模のスペースに,同人サークルと企業を合わせて約480ものブース出展が行われ,来場者数も初の1万人超えとなる約1万1000人。プロアマ問わず,数多くの新タイトルが出展されていた。本稿では,その会場の中から筆者が気になったモノをピックアップして紹介していこう。

従来と比べてスペースに余裕のあるブース設計だったが,それでもこの人だかり。午後になるとだいぶ落ち着いてきたが,終了近くまでかなりの賑わいだった
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ゲームマーケット公式サイト



大型連休中のビッグサイトにアナログゲームが集結


 開場前から1000人以上の行列ができていた今回のゲームマーケット。10:00の開場と共に,待機列はお目当ての各ブースへと散っていくという,多くの同人誌即売会と同じ光景を今回も見ることができた。人気サークルの新タイトルは午前中には売り切れてしまうことが多く,確実に入手するためには,やはり事前の情報収集が重要になる。入場券代わりのゲームマーケットカタログや,ゲームマーケット公式サイトで出展タイトルをチェックし,それを目当てに向かうのがオススメだ。

開場前の行列。先頭グループはかなり早い時間から並んでいたようだ。10:00の開場と共に,待機列の面々はお目当てのブースに早歩き(走るのは厳禁!)で向かっていった
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 一切の事前準備をせずにフラっと足を運ぶだけでも楽しいイベントなのは間違いないが,とくにアナログゲーム初心者からは「どこを見たらいいか分からない」「結局,何も買えなかった」という話を聞くことも少なくない。最近は事前予約を受け付けているサークルも多いので,今後イベントに参加する人は,ぜひ利用してみよう。

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多くのブースには試遊スペースが設けられている。さすがに重量級のタイトルだと厳しいが,実際に遊んでから購入を決めてもいい
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 なお,今回はトークショーなどの出展者イベントこそなかったが,会場にはさまざまなトピックが溢れていたので,筆者が見聞きした範囲内ではあるが,順次紹介していこう。


■「世界の七不思議」のAntoine Bauza氏が,新作をひっさげ初出展


 「7 Wonders(邦題:世界の七不思議)」「Hanabi」Antoine Bauza(アントワン・ボザ)氏が,ゲームマーケット向けの完全新作「ガイジン ダッシュ」をひっさげ初参加していた。
 ボザ氏と言えば,ちょうど1年前の「ゲームマーケット2015春」で行われたステージ企画に登壇したのが記憶に新しい。今回はいよいよ出展者としての参加となり,Corentin Lebrat(コランタン・ルブラ)氏との共同制作による「ガイジン ダッシュ」は,ゲームマーケットに参加するために用意されたものだという。

※Lebrat氏は,「タケノコ」の拡張版「タケノコ:ちびっ子」をBauza氏と共同で制作した人物でもある(関連記事)。

「ガイジン ダッシュ」は,数枚のチップを指で弾いて回転させ,その結果が表か裏かを素早く当てていく,早い者勝ちのアクションゲーム。Bauza氏の「外国人は赤信号でも渡る人が多いよね」という雑談から生まれたゲームだそうだ
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 会場のBauza氏とLebrat氏,そして本作のディレクションを担当したYannick Deplaedt(ヤニック・ドゥプラド)氏の3人に話を聞いてみた。それによると,本作はゲームのアイデアから印刷まで,そのすべてにおいて日本にこだわって作ったタイトルとのこと。アートワークは長谷川登鯉氏が,印刷はタチキタプリントが担当しており,3人以外はすべて日本のスタッフが作っているそうだ。
 もちろん今回のゲームマーケットが初売りなので,今のところ日本でしか手に入れることはできないレアものなわけだが,英語版のマニュアルが後日,海外の大手ボードゲーム情報サイト・BoardGameGeekに掲載される予定だそうだ。なお,海外展開については,明確には決まっていないとのことである。
 ゲームマーケットに参加した手応えを聞いてみると,プレッシャーで不安を感じていたが,蓋を開けてみるとまずまずの売れ行きで,いい経験になったとのことだった。ぜひ今後のゲームマーケットにも参加し,日本のファンを喜ばせてほしいところだ。

写真右からAntoine Bauza氏,Yannick Deplaedt氏,Corentin Lebrat氏。なお通訳は,Deplaedt氏に担当してもらった。ボザ氏「赤信号のときは横断歩道を渡らないように! 外国人がわたりそうになっていたら,クルマを運転している人はちょっと待ってあげてください。不思議なコメントですみません(笑)」
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「ガイジン ダッシュ」公式ブログ



■あの「無限回廊」のクリエイターがボードゲームに挑戦


 4Gamer的にちょっと気になるサークルを見つけた。
 サークル・百年ゲームで販売されていた「転生」は,さまよえる2匹の霊が胎児として新たに生まれ変わる権利を賭けて戦う……という設定の2人用対戦ゲーム。プレイヤーはゲームボード上のコマを,すごろくのようにダイス目に応じて動かし,その通った道筋を,ダイス目に描かれた2つの色の,いずれかの色トークンで埋めていく。最終的に自分が担当する色(2色ある)のマスが最も多かったプレイヤーの勝ちなのだが,相手がどの色を担当しているのかは伏せられている。もちろん自分が担当する色も相手には分からないので,お互いの行動を見ながら,「あれ? もしかして相手は赤かな?」などと予測しなくてはならない,というわけだ。

コンポーネントも豪華な「転生」。初めて作ったタイトルとのことだが,とてもそうとは思えない。なお,現在はAmazonでも購入可能(リンク先はAmazonアソシエイト)となっている
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 なお,百年ゲーム代表の程塚狩心氏は,元々はデジタルゲームのプランナーとして活躍しており,PSPとPS3で発売された「無限回廊」の全ステージを設計した人物だという。今回の出展の経緯を聞いてみると,元々「マジック:ザ・ギャザリング」「カタンの開拓者たち」,またテーブルトークRPGなどにもがっつりハマっていたアナログゲーマーだったそうで,デジタルゲームに比べてまだ黎明期のアナログゲームを,自分の手で盛り上げたいと考え,今回の出展に至ったとのことだった。

 なお百年ゲームでは次回のゲームマーケット2016秋で,4本の新作を発表するという。さらに,ゲームのアイデアはまだまだストックがあるそうで,今後も精力的に作品を発表していくとのこと。「目標は3年で20本」と言い,また「目指すはドイツゲーム賞!」とも語っていたので,今後の活躍にぜひ期待したい。

程塚氏(写真右)「最初は“女性も子どもも楽しめるゲーム”を,と考えていたのですが,これがすごく難しくて。1年半かけて30本くらい考え,31本目に出てきたアイデアが,この「転生」の原型になっています。1作目でもあるので,売れることよりオリジナリティを優先して,このタイトルになりました」
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■広い盤面で繰り広げられる,ウォーゲームさながらの伝統ゲーム「中将棋」


 ゲームマーケットではゲームを購入するだけではなく,いくつかの体験コーナーが用意されており,来場者がその場でゲームを楽しめるようになっている。リアル謎解きゲームや「どうぶつしょうぎ」,テーブルトークRPGが遊べるコーナーや,子ども向けボードゲームが揃った「こどもゲームコーナー」といったもので,どれも賑わいをみせていたのだが,中でも目を引いたのが,日本古来より伝わるゲームを紹介・体験できる「伝統ゲームコーナー」「中将棋」だ。

終始賑わいを見せていた,こどもゲームコーナー。親子や子ども同士で楽しく遊んでいる様子はじつに微笑ましい
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 一般的に知られている将棋――「本将棋」は9×9マスのゲーム盤に,40枚の駒を用いて戦うゲームだが,「中将棋」は12×12マスのゲーム盤に92枚の駒を使用して遊ぶことになる。「中将棋」の普及活動を行っている,日本中将棋連盟の武田 穣氏冨田哲也氏によれば,実際のプレイ時間は,大人同士で遊んだ場合,本将棋の倍の2時間くらい。また駒の数と種類が異なるほか,取った駒が使えないという違いがあるとのことだった。

左が日本中将棋連盟の武田 穣氏,右が冨田哲也氏
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 このほか,中将棋よりさらに盤面が広く,駒の数も種類も多い「大将棋」「大大将棋」「摩訶大大将棋」があるそうで,これは引き分けを減らすために,どんどん巨大化していった結果なのだそうだ。本将棋の元となった小将棋は,チェス同様盤面が狭いために引き分けが多く,これをなんとかするために本将棋が“取った駒の再利用”という発明を行った一方で,盤面を広くすることで解決を図ったのが,こうした巨大将棋というわけだ。

本将棋と比べ,盤面が広く駒も多い中将棋。特殊な動きをする駒も多いが,取った駒は使えないのが特徴だ。本将棋で最強の駒である飛車角は,中将棋では中くらいの強さで,飛車と角のどちらの動きも可能な「奔王」や,王将の動きで一手番に2回動ける「獅子」などがある。目の前の駒を取って戻ったり,並んでいる駒を連続で2つ取ったりも可能だとか
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これは特別に置かれていた「摩訶大大将棋」。19×19マスで192枚の駒を使う,もっとも大きいスケールの将棋とのこと。こうした巨大将棋は,引き分けが起こりにくいだけでなく,本将棋と比べて実力差が出にくいという特徴もある。駒の動きが複雑なために定石化が難しく,戦力の選択と集中が重要になるそうだ。そういう意味ではウォーゲームに近い雰囲気とも言える
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 歴史の面では,第二次世界大戦前くらいまでは,関西を中心に人気があった中将棋だが,戦後になり新聞社主催による本将棋のタイトル戦が盛んになったことで,下火になっていったという。しかし2000年頃からインターネット上で対戦できるソフトが登場したことで,プレイ人口が増え始めたとのこと。これをきっかけに日本中将棋連盟が組織され,大会なども行われるようになったそうだ。
 今では北海道,東京,大阪,九州に連盟支部があり,1〜2か月に一度のペースで例会が行われているそうで,ここに行けば実際に中将棋がプレイできるとのこと。具体的な日程は連盟の公式サイトに記載があるそうなので,そちらを確認しよう。武田氏は「初心者も歓迎」と言っていたので,興味のある人はこちらに足を運んでみてはいかがだろうか。

ルール説明会が定期的に行われていた。本将棋を知っていれば,それほど難しいルールではないようだ。また武田氏によれば,氏が思っていたよりも中将棋の経験者は多かった様子。さすがゲームマーケットといったところか
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日本中将棋連盟 公式サイト



次回「ゲームマーケット2016秋」は12月11日(日)開催


 カタログに掲載されている予告を見て「おや?」と思った方も多いと思うが,次回の「ゲームマーケット2016秋」12月11日に開催される。例年では11月に開催されていたわけだが,今年は秋というより冬といったほうが適切かもしれない。さらに場所は東京ビッグサイトの東7・8ホールとのことで,これまで駐車場として利用されていた場所に新設される新ホール(秋頃に完成とのこと)が会場となる。
 毎回過去最大を謳ってきた会場スペースもまた記録が更新され,ますます規模が大きくなるゲームマーケット。今後の動向にも注目しておこう。

 以下,筆者が気になった新作タイトルを,最後に写真でお伝えする。今回会場に足を運べなかった読者は,ぜひチェックしてもらえたら幸いだ。

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【アークライト/ロールアンドロールステーション】「翠色の習作」「ダイスシティ」「ロード・オブ・スコットランド」の3タイトルを会場先行発売。とくに「翠色の習作」はシャーロック・ホームズ×クトゥルフ神話という注目タイトルの日本語版で,午前中には完売となっていた
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【ホビージャパン】箱ダメージ品の特価など,掘り出し物の多いホビージャパンブース。会場先行発売として,ビー玉を使った「ポーション・エクスプロージョン」,拡大再生産カードゲーム「オー・マイ・グーッズ!」,待望の日本語版「ロール・フォー・ザ・ギャラクシー」などが置かれていた。また商品重量が11キロ(!)あって3万8800円(税込)の「大いなる文明の曙」も,少数ながら持ちこんだそうだが即売り切れ
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【オインクゲームズ】ゲームマーケット大賞2015受賞作「海底探検」でお馴染みのオインクゲームズは,Reiner Knizia(ライナー・クニツィア)氏が1996年に発表した「ツインズ」のリメイクを発売。いつものようにオインクサイズの小箱にピッタリ収まるサイズで作られている
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【デンデイズゲームズ】かねてから発表されていた「ペアーズ」と「ラミー17」の2タイトルがリリース。「ペアーズ」は2014年にアメリカのCheapass Gamesから発売されたもので,簡単な運試しゲーム。英語版2種類に日本語版独自の3種類を加えて計5デッキが同時発売された。「ラミー17」はReiner Knizia氏による完全新作で,ラミー系カードゲーム(手札を組み合わせて役を作るゲーム)に氏ならではのアレンジを加えている
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【ニューゲームズオーダー】「枯山水」でお馴染みニューゲームズオーダーは,こちらもReiner Knizia氏が2007年に発表した「エスカレーション!」の日本語版を,ゲームマーケットで初売りした。大富豪系のパーティーカードゲームだ。「カタンの開拓者」による名作「さまよえるオランダ人」も,同社から4月にリリースされたばかりとあって,注目を集めていた
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【ジーピー】日本版「カタンの開拓者」発売元であるジーピーの新作は,ロシア人デザイナー3人組による「ゲーム オブ トレイン」日本語版。カードを数字順に並べていくカードゲームだ。そのほか発売されたばかりの「イムホテップ」(日本語マニュアル付き)や,もちろん「カタンの開拓者」の各シリーズもあった
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【グループSNE】4月30日にリリースされたばかりの2本がプッシュされていたグループSNEブース。2015年に同社が開催した公募ゲームコンテスト受賞作のひとつ「ソラシノビ」は,ボードゲームサークル遊星ゲームズの寺島由人氏デザインによるもの。宇宙×忍者のエリアマジョリティだ。「知ったか映画研究スペシャル!」は,サークル・豚小屋の「知ったか」シリーズのひとつ「知ったか映画研究家」が,グループSNEにより装いもあらたに登場。指定されたキーワードをつないで,さもそういう映画を知っている&見たことあるかのように知ったかぶりをするというコミュニケーションゲーム
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【スモール出版】「トランプゲーム大全」「ダイスゲーム百科」「ボードゲームって本当におもしろいの? 〜ボードゲーム クロスレビュー〜」といったボードゲーム関連書籍を多数発行しているスモール出版だが,このほどボードゲームを初リリースした。ゲームマーケット2003でサークル・King's Courtが頒布した「モレール」の再販で,「トイレに到達するまえに漏らしてしまう!?」という何とも小学生テイストな題材が受けたのか,当時は開始8分で売り切れた伝説のゲームだ。今回,縁があってスモール出版より13年の月日を経て商品化となった
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【BakaFire Party】「惨劇RooperR」で知られるBakaFire Partyは,待望の新作「桜降る代に決闘を」を発売。決闘ボードゲームを謳う2人対戦ゲームで,メガミ2枚,通常札7枚,切札3枚の計12枚のデッキを,その場で構築して戦うのが特徴。2パッケージあれば同キャラ戦も可能になる
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【Product Arts】新作の2人対戦ゲーム「Twelve Heroes」は,ゲームデザインを「ヴォーパルス」「ダンジョンオブマンダム」のI was gameが担当した意欲作。またアートデザインを「ドミニオン」「マジック:ザ・ギャザリング」のTomasz Jedruszek氏が担当している
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【ジャイアントホビー】協力型ミニチュアボードゲーム「DORASURE」の拡張セット「帝国の刃」が新発売。2014年に発売されて以来の人気シリーズで,これで拡張は6つめとなる。基本セットのみでは2〜5人プレイだが,これらの拡張によって1人から11人まで遊べるようになる
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【リトルフューチャー】三国志を題材にした対戦型カードゲーム「サンゴク」の拡張第3弾「サンゴクII」の先行販売予約受付が行われていた(残念ながら販売はナシ)。今回の拡張はこれだけで独立しており,単体プレイが可能になっている。日本国内で累計1万個以上売れているヒットゲームだ
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【すごろくや】今年でオープン10周年となったすごろくやからは,「カスカリアの英雄」「キャッスルクラッシュ拡張:キューブとカード」「バンド改造計画」「ブリックパーティ」などの輸入ゲーム(日本語マニュアル付き)が多数出展されていた。原始人語(?)でプレイする「あーぎ!てくと」はぎりぎり間に合わず,販売はゲームマーケット後になる模様
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【カナイ製作所】「ラブレター」で国際的な評価を得たカナイセイジ氏のブース。今回新作はなく,旧作のみ出展。新作案内として,今秋発売予定の「ウニコルヌスの騎士」が告知されていた。協力型本格戦略級ボードゲームと銘打たれている。これは期待大!
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【FLIPFLOPs】デッキ構築型カードゲーム「ハートオブクラウン」は,今回も新拡張があるとあって大行列。西館の外まで続く列の長さとなった。お目当ては新発売の小拡張セット「ハートオブクラウン〜姫君たちの幕間劇〜」だ
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【マジック:ザ・ギャザリング】1年前から出展が行われるようになったTCGジャンルから,「マジック:ザ・ギャザリング」のブースを紹介。人気は圧倒的で,体験卓は午前中で予約が一杯になってしまっていた。未経験プレイヤー向けのティーチングキャラバンも開催されており,構築済みウェルカムデッキの無料配布もあった

今回,筆者が買ったゲーム一覧。だいぶ少ないほうかな……。だいぶ我慢したし,欲しかったけど売り切れてたゲームもあったし。気がついたらReiner Knizia氏タイトルが多数。あと,なぜかトイレゲーも2つあり
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