「Dead Island 2」の元開発者メンバーが，新作タクティカルアクション「All Wall Must Fall」の制作を発表。冷戦が続く2080年代のベルリンが舞台に

　「Dead Island 2」の開発に関わっていた，ドイツのYager Developmentの一部メンバーが創設したinbetweengamesが，2080年代のベルリンを舞台にしたPC向けタクティカルアクション「All Wall Must Fall」の制作をアナウンスした。現時点では，2017年内の発売を予定しているとのこと。

　「All Wall Must Fall」は，冷戦が終わらずに150年間も続いているという架空の未来を背景にしており，“テク・ノワール”と名付けられたダークなアートスタイルをベースにしているようだ。プレイヤーは，時間を巻き戻しては正しい経路を発見し，ステルスやコンバット，コミュニケーションを駆使しながらミッションを遂行していくスパイという役どころ。詳しいゲーム内容は明らかにされていないものの，公式サイトにあるブログには，「XCOM」と「Braid」を混合させたようなシステムになると説明されている。

　ちなみに本作の舞台となっているベルリンは，inbetweengamesの地元でもある。アートワークを見る限りだと，政治的な物議を醸し出しそうな気配も漂うが，果たして，どのような作品に仕上げてくるのかが楽しみだ。


　「Dead Island 2」のパブリッシャであるDeep Silverが，Yager Developmentへの開発委託を解除し，イギリスのSumo Digitalが新たに抜擢されたことは，すでにお伝えしているとおり。Deep SilverとYager Developmentの間で作品の方向性に対しての意見の相違があったようが，Yager Development自体はその後も存続している。こちらの動向も気になるところだ。

「All Wall Must Fall」公式サイト