「ドラゴンクエストX」モチーフのコミックを実写化したドラマ「ゆうべはお楽しみでしたね」の完成発表記者会見をレポート

　2018年12月26日，MBS/TBS ドラマイズム「ゆうべはお楽しみでしたね」の完成発表記者会見が，東京都内で開催された。
　本ドラマは，スクウェア・エニックスのオンラインRPG「ドラゴンクエストX」（PC/PS4/Switch/Wii U）をモチーフとする同名コミックを実写化した“シェアハウスラブコメディ”もので，2019年1月より放送・配信が開始される。会場で行われた舞台挨拶には，主人公を演じる本田 翼さんや岡山天音さんら5名のキャストが登壇し，撮影中のエピソードなどを披露した。


　「ゆうべはお楽しみでしたね」は，「ドラゴンクエストX」を通じて知り合った，さつきたくみ（岡山天音さん）とおかもとみやこ（本田 翼さん）の物語だ。プクリポ女子「パウダー」に扮してゲームを楽しんでいたたくみは，とあるきっかけでオーガ男子「ゴロー」と知り合う。やがて親友となった二人はリアルの世界でシェアハウスをすることになるのだが，その開始当日の待ち合わせに姿を見せたのは，超奥手男子・たくみがもっとも苦手とするギャル系女子・みやこだった。こうして，ネカマとネナベの“パルプンテ”なシェアハウス生活が始まる……というのが，第1話のあらすじである。


　舞台挨拶には，本田さんと岡山さんに加え，宮野真守さん，芦名 星さんが登壇した。
　本田さんの印象を問われた岡山さんは，「本物の本田 翼だ！」と緊張したと回答。一方，本田さんは当初，岡山さんを「マイペースな人」だと思っていたが，あとから「シンプルに人見知りなんだ」と気づいたという。そこで岡山さんの緊張をほぐすために，本田さんは撮影の序盤，積極的に話しかけることを心がけていそうだ。

本田 翼さん

岡山天音さん

　たくみのバイト先であるアニメイトの店長・大仁田を演じる宮野さんは，ほかのキャスト陣によると「現場を盛り上げていた」という。宮野さん自身は，「大仁田が変なキャラクターなので，皆さん楽しんでくださったのでは」「とくに天音君が楽しんでくれたらいいな，と思って2人のシーンではアドリブを試みていました」と話していた。岡山さんも，たくみと大仁田のシーンには期待してほしいとのことだ。

　また宮野さんは2日間で撮影を終えたそうで，そのあとの岡山さんが“マモロス”状態になっていたというエピソードや，本田さんから「キングダム ハーツ」シリーズのリクのファンであることを告白されたエピソードも明かされた。

　一方，みやこの勤務先であるネイルサロンの店長・栗山を演じる芦名さんの撮影は1日だけと，宮野さんよりもさらに短かく，ほかのキャストとゆっくり話をする時間がなかったという。そんな中でも，本田さんからはそこにいるだけで現場の空気が明るくなる“陽”の印象を受けたと話していた。

宮野真守さん

芦名 星さん

会場では，「ドラゴンクエストX」のプレイヤーキャラクター3体のうち，本田さんが演じているのは誰かを当てるコーナーも設けられた。岡山さん，宮野さん，芦名さんがさまざまな質問をし，その回答から判断した結果は……残念ながらハズレ。正解は「操作慣れしすぎているので，ドラゴンクエストXチームスタッフなのでは？」と疑われていたウェディだった

筧 美和子さん

　舞台挨拶の後半には，みやこの親友・あやのを演じる筧 美和子さんがスペシャルゲストとして登壇した。
　本田さんの印象を問われた筧さんは，「自然にゲームをプレイしている姿を見て，みやこがリアルにいると感じた」「いつもリラックスしているので，すごく親しみやすかった」と回答。
　また，あやのは破天荒な役柄で演じるのが難しかったそうだが，そうした部分を岡山さんがうまく引き出してくれたと語っていた。

　舞台挨拶の最後には，キャストを代表して岡山さんが「とてもポップで可愛らしい仕上がりになっています。個人的には，たくみが“自分とは関わりのない人種”だと思っていたみやこを少しずつ理解し，交流していく過程の美しさを表現しようと精一杯演じました。ぜひ期待してください」と本ドラマについてコメント。
　そして本田さんが，「シェアハウスラブコメディと銘打って，たくみとみやこのこれからを温かく見守っていただけたらという内容ですが，同時に2人をを取り巻く個性豊かな登場人物も見どころとなっています。深夜の放送ですが，疲れた心を癒やすような内容ですので，ぜひゆっくり観てもらえたらと思います」と語って舞台挨拶を締めくくった。

「ゆうべはお楽しみでしたね」公式サイト