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セガフェスの「龍が如く6 命の詩。」ステージにて,横山P&阪本Dが「クランクリエイター」を解説。ブシロードのカード付きウエハースとのコラボレーションも発表
クランクリエイターとは,本作の主人公である桐生一馬が仲間を集い,組織を作って,対抗する組織と戦うという,本編と並行して進むまったく別のゲームシステムとストーリーが設定されたモードだ。ステージでは,クランクリエイターがスタートするきっかけとなるイベントが,まず紹介された。
物語の序盤,神室町で絡んできたチンピラを叩きのめした桐生の前に,「JUSTIS(ジャスティス)」を名乗る2人連れの男が現れ,彼を牽制して去って行く。彼らは「コウメイ」と,「レインメーカー」こと「オカダ・カズチカ」なる,神室町で“はぐれ者”の若者を集め,3000人もの勢力を誇っているJUSTISの幹部だという。
のちに桐生は,もう1つの舞台である尾道にて,偶然出会ったJUSTIS結成メンバーの1人「ジョー」を助けたことでJUSTISと敵対関係に。彼やその仲間とともに「桐生会」を編成し,対抗していくという展開だ。横山氏いわく「昭和ドラマのテイスト」で,人情話に弱い桐生がこのモードで描かれている。
JUSTISのオカダのモデルとボイスは,今回本作とコラボしている新日本プロレスのオカダ・カズチカ選手本人が担当する。そのほかにも,JUSTISの「六狂人」として登場する幹部のモデルは全員,同団体のプロレスラーだ。桐生は彼らを倒すために桐生会を強くしていくのである。
このクランクリエイターでは,桐生は組織を采配する役目であり,バトルやサブストーリーなどで仲間にしたキャラクターを「組織図」の役職に据えることで戦力を増やしていく。キャラクターはそれぞれ強さのパラメータと必殺のスキルを持っていて,バトルを経験させたり,組織図の中で部下を配置したりすることでそれらが強化されていく仕組みだ。
こうして組織を編成すると,クランクリエイターのイベントでJUSTISが攻めてくるようになる。組織はこれをバトルで迎え撃つことになるのだが,このバトルがこれまでの「龍が如く」シリーズにはなかった,RTSに近いルールで進行していく。
今回のステージで見られたバトルのマップは,細長くまっすぐな街中の路上で,ここに敵組織の部隊が配置されている。バトル開始後,画面にカーソルが現れるので,出撃させたいキャラクターを選び,カーソルで移動させたい場所を指定すれば,あとはキャラクターが自動で敵と戦ってくれる。
ただし,移動場所の変更やスキルの使用などは,それぞれ指示が必要だ。こうして,出撃させたキャラクター達にうまく指示を与え,制限時間内に敵をすべて倒すか,ボスを倒すことで,そのマップはクリアとなる。
またステージでは,クランクリエイター冒頭でのバトルと,ゲームをある程度進めて組織が大きくなってから,六狂人の1人「矢野 通」と行うことになるバトルが披露された。後者では,幹部の数や組織の力を表す「総勢力」が大幅に増えた状態で,初期と比べてかなり強くなっている。幹部には打撃だけでなく,銃器や爆発物などを扱える者などもおり,これによって戦い方の幅が広がる。
こうして育生した組織は,ネットワークを介してデータをアップロードすることで,ほかのプレイヤーがそのデータと戦えるという,間接的なマルチプレイ対戦も用意されているので,さらに楽しくなりそうだ。
横山氏はゲームを説明する中で,ブシロードとの新たなコラボレーションについても発表した。これは,ブシロードが2016年12月15日に発売する食玩「ウエハース 龍が如く6 命の詩。」に付属するカードに,このクランクリエイターでキャラクターとして使えるパスコードが用意されるというもの。
カードは全54種類で,「龍が如く」シリーズの人気キャラクターや,六狂人を演じた6人を初めとする新日本プロレスのレスラーなどが,パスコードによってこのクランクリエイターで仲間にできるわけだ。
また有償DLCとして配信される強力なキャラクターや,2週間ごとに入れ替わるネットワーク専用ミッションなども予定されており,クランクリエイターだけでも1本のゲームとして成立できそうな本格的な仕様となっている。
横山氏と阪本氏は,本作に収録される「バーチャファイター5 Final Showdown」と「ぷよぷよ」の対戦プレイも披露してみせた。これまでも劇中のゲームセンターなどで,セガのアーケードゲームがプレイできたが,今回は2P対戦ができるものとしてこの2作品を完全収録。コントローラを2つ用意することで行えるローカルプレイのほか,シェアプレイを介してのネットワーク対戦も可能だ。
上記で紹介したクランクリエイターとともに,プレイヤー間でのプレイも可能で,「ゲームが終わったあとも,さらに遊んでもらえるような要素」として,これらを用意したことを横山氏は伝えている。
最後に横山氏は「(この龍が如く6に対して)どの部分から興味を持ってもらってもかまいません。必ず感動できるエンターテインメントを届けますので,期待していてください」とコメントし,ステージを締めくくった。
「龍が如く6 命の詩。」公式サイト
「セガフェス」特設サイト
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龍が如く6 命の詩。
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