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[TGS 2016]「龍が如く6 命の詩。」のステージイベントで,名越総合監督が楽曲提供の山下達郎さんへの想いや,一新されたゲームシステムについて語った
「龍が如く6 命の詩。」公式サイト
またステージでは,本作のストーリーやキャスト紹介のほか,ゲームシステム部分についても詳しく解説された。PS4専用となった本作のために,新開発の「ドラゴンエンジン」が採用され,それによりゲーム内での一連の行動がシームレスに行えるようになっている。
これまでのシリーズでは,アドベンチャー,バトル,ムービーなど,ゲームの要所でロードが入りそうなところを,技術でうまく対応してプレイヤーにストレスを与えないような仕様を重ねてきたが,その反動として画面に表示されるキャラクターの数が少なくなったり,ゲームのボリューム自体が小さくなったりしていた。しかし本作では,ゲーム中のあらゆるシーンをシームレスにしつつ,ボリュームも損なわない仕様を実現している。
バトルも大幅に進化しており,攻撃がヒットした場所やくり出した距離などを物理計算することで,やられた相手のモーションが変わるという,リアルさと気持ちよさを兼ね備えた「フルコンタクト格闘アクション」が展開。さらにバトルを行う場所の背景を生かした戦いができたり,攻撃に特化したブースト状態を発動させる「アルティメットヒートモード」が新たに登場したりと,これまで以上に熱い駆け引きが繰り広げられるのである。
さらに今回は主観視点モードでもプレイ可能となり,緻密に作られた神室町と尾道の2つの舞台を,じっくりと見て歩けるようになった。そしてついに本作でスマホデビューを果たした桐生は,カメラを使った自撮りができ,それをプレイヤー同士でシェアできるなど,新たな楽しみも増えている。実は特定の事件があったシーンで自撮りをすると,そこにいなかったはずの何かが写るといった,ちょっとしたハプニングも用意されているそうだ。
名越氏は最後に,初代「龍が如く」と,桐生一馬の物語の最終章となる本作の発売日が偶然にも同じ12月8日に決まったことを「大変,感慨深い」と述べ,技術の進歩,ドラマの内容,キャスティングなど,すべてにおいて最高の仕上がりになったと語る。「とにかく必ずエンディングを見てもらって,『龍が如く』という作品に僕らのチームが何を思って続けてきたのかを考えてもらえればと思います」とコメントし,イベントを締めくくった。
「龍が如く6 命の詩。」公式サイト
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龍が如く6 命の詩。
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