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「Pokémon GO」に実装済みの全ポケモンを世界最速で制覇したニック・ジョンソン氏が来日。“クールな旅”の思い出を語る
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ジョンソン氏は,アメリカ国内に出現するポケモン全142種類を世界最速となる7月21日に制覇。その後,総合旅行サイト・エクスペディアからのサポートを受けて,7月31日にパリでヨーロッパ限定の「バリヤード」を, 8月3日に香港でアジア限定の「カモネギ」を,8月5日にオーストラリアでオセアニア限定の「ガルーラ」を捕獲し,全ポケモンをコンプリートした。来日の目的は,一連の行程を「ポケットモンスター」シリーズ発祥の地である日本で終えるためだったとのこと。
──「Pokémon GO」における世界初のポケモンコンプリート達成をどう感じていますか。
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私自身,これだけの偉業を成し遂げたとは今なお信じられないことです。エクスペディアのスポンサーシップにより,世界中を旅できたことは貴重な体験でした。
──そもそもポケモンをコンプリートしようと考えた理由を教えてください。
ジョンソン氏:
私は,子どもの頃から「ポケットモンスター」シリーズのファンでした。過去に遊んだシリーズでは,ポケモンをコンプリートしたタイトルがあるので,今回もすべて捕獲してみようと思い立ちました。
──ポケモンをコンプリートするため,わずか1週間でパリ,香港,オーストラリア,そして日本を回ったわけですが,どんな旅でしたか。
ジョンソン氏:
一言で表現するなら「アメイジング!」ですね。繰り返しですが,本当に信じられない体験をしました。
──ポケモンを捕獲するための旅は,普段の旅行と何か違いましたか。
ジョンソン氏:
極めてクールな旅でした。普通の旅行は,知らない国に行って知らない人に出会いますよね。でも今回の旅では,行く先々にPokémon GOのコミュニティがすでに存在していました。そのため初めて行く国でも,あっという間に数多くの人達と知り合うことができたんです。
──今回の旅では,普段の旅行であれば絶対に近寄らないところにも行ったりしたのでしょうか。
ジョンソン氏:
パリではエッフェル塔の下にある芝生に寝そべって,オーストラリアではオペラハウスの前で,それぞれポケモンを捕まえました。 そして日本では,皇居の近辺で多くの人がポケモンを捕まえようとしている光景を目撃しました。さらに8月7日には,イベント「ピカチュウ大量発生チュウ!」(関連記事)に参加して,多くの人と一緒に楽しみました。いずれもクールな体験でしたね。
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──ジョンソンさんが達成した業績により,多くの人の旅のスタイルは変化するでしょうか。
ジョンソン氏:
すでに,はっきりした変化が見えていると考えます。私が成し遂げたことは,旅行者が「旅に出て知らない街を探険してみよう」「普段行かないところにも足を運んでみよう」と思うきっかけになったのではないでしょうか。
また先ほどお話ししたとおり,さまざまな国にPokémon GOのコミュニティがあるので,初めて行く場所にも帰属意識のようなものが生まれます。これは旅のあり方を大きく変えることでしょう。
──そうしたコミュニティは,どうやって探すのでしょうか。
ジョンソン氏:
私は現地に着く前,飛行機での移動中に,あらかじめFacebookなどのSNSで,どこにどんなコミュニティがあるのかチェックしておきました。
またそうすることで,世界中にいる多くのPokémon GOプレイヤーと友人になれたと捉えています。
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ジョンソン氏:
実は12歳の頃に,家族旅行で東京を訪れました。しかしこうして大人になって再び来てみると,ずいぶん印象が違います。東京がどう変わったのか探索して回るのは,非常に楽しかったです。
──日本で気に入ったところや,ユニークだと思ったところはありますか。
ジョンソン氏:
ユニークなのは,ポケットモンスターシリーズに愛着を持っている人が多いことですね。日本ではステレオタイプなファンだけでなく,Pokémon GOを家族ぐるみでプレイしたり,あるいはお年寄りがプレイしたりしています。そうやってさまざまな人がポケモン探しをしている姿を見るのは,私にとっても嬉しいことです。
──今回の旅で最後に日本を選んだことには,何か理由があるのでしょうか。
ジョンソン氏:
やはり日本は「ポケットモンスター」シリーズ発祥の地ですから,今回の私の旅を日本で終えることは当然だと考えました。
──次の旅行は,どんなものになりそうですか。
ジョンソン氏:
南アフリカでPokémon GOのサービスが始まったと聞きましたので,もし未知のポケモンがいるようであればぜひ捕獲に行きたいです。
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会場では,報道陣によるジョンソン氏への質疑応答のコーナーも設けられた。その中からPokémon GOに関するものを抜粋して以下に掲載しよう。
──アメリカで142種類のポケモンを捕まえるために,1日何時間くらいPokémon GOをプレイしていたのでしょうか。
ジョンソン氏:
1日に6〜8時間ぐらいですね。仕事中はプレイできませんから,業務を終えてガールフレンドとディナーを楽しんだあと,2人でニューヨークシティやブルックリン,マンハッタンのいろいろなところを歩き回ってポケモンを探していました。
──もっとも捕まえるのに苦労したポケモンはなんでしょうか。
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ヨーロッパ限定の「バリヤード」とオセアニア限定の「ガルーラ」です。後者は雨の中で捕まえる羽目になりました。
──ジョンソンさんが考える一番重要なアイテムは何でしょう。
ジョンソン氏:
当然ですが,ポケモンを捕まえるためのモンスターボールです。もうひとつはふかそうちですね。運がいいと,とてもレアなポケモンが産まれますよ。
──今後,Pokémon GOにどのような機能の追加を望みますか。
ジョンソン氏:
プレイヤー同士の交流を促す要素がほしいですね。たとえば,プレイヤー同士が協力して伝説のポケモンの捕獲に挑むコンテンツとか,あるいは,すでに発表されていますがポケモンをトレードする機能でしょうか。
──Pokémon GOをプレイして,個人的に変わったことはありますか。
ジョンソン氏:
まず体重が10ポンド(約4.5キログラム)減りました。これは1日8マイル(約13キロメートル)ほど歩いているからです。さらに,その過程ではさまざまな人との出会いがあり,友人と呼べる関係となったケースもあります。
──ジョンソンさんご自身,もしくは周囲の方々はPokémon GOを日本のゲームと捉えていますか。それともNianticの開発したアメリカのゲームだと捉えていますか。
ジョンソン氏:
アメリカの多くの人達は,Pokémon GOを日本のゲームだと認識していると思います。それは「ポケットモンスター」がもともと日本のゲームであること,そして任天堂が日本の企業であることに起因しています。
私個人の見解だと,Pokémon GOはグローバルなゲームですが,強いてどちらか選ぶのであればアメリカよりも日本のゲームだと思いますよ。
──Pokémon GOは,日本以外の国や地域でどう受け止められていると感じますか。
ジョンソン氏:
世界中の人達が,日本のエンターテイメントやカルチャーに興味を持つきっかけになり得ると考えています。私が初めて「ポケットモンスター」に触れたときもそうだったのですが,Pokémon GOを楽しいと感じた人達の中には,日本のゲームやコミック,アートに興味を持つ人もいることでしょう。
とくにPokémon GOは,成熟した大人も楽しめるゲームです。そうした大人のプレイヤーによって,今以上に日本の文化が探求されることにも期待しています。
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(C)2017 Niantic, Inc. (C)2017 Pokémon. (C)1995-2017 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.
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