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ネクソンが2016年度第2四半期決算説明会を開催。スマホ向けアクションRPG「HIT」の日本展開は2016年下半期を予定
ネクソンの2016年度上半期における業績は売上収益が956億円。これは会計基準ベースだと前年同期比でほぼ横ばいだが,一定為替レートベースでは15%の増加となる。これには,韓国ウォンや中国元などの為替レートが大幅に円高となったことが影響している。
また,2016年第1四半期における,gloopsに係るのれんの減損損失226億円について調整した結果,営業利益が397億円(会計基準ベースで前年同期比18%増加,一定為替レートベースで前年同期比32%増加),純利益が239億円(会計基準ベースで前年同期比24%減少,一定為替レートベースで前年同期比13%減少)となった。なお純利益の減少に関しては,外貨建ての現金預金および売掛金について為替差損が発生したことによる影響があるとのこと。
マホニー氏は,この2016年第2四半期をネクソンの戦略面で有効なものだったと表現。長期目標に向けたマイルストーンを確立できたとし,まず7月に発表した山椒Studiosとの戦略的パートナーシップ締結を紹介した。山椒Studiosは,かつてカプコンで主要IPの開発に携わったメンバーによるチームで,主に日本市場に向けてクオリティの高いゲームを提供することを目的としている。
マホニー氏は,ネクソンが今後も引き続いて日本のゲームデベロッパとのパートナーシップを拡大する予定であることを明かした。
さらにネクソンの子会社であるNEXON GTが,韓国のモバイル向けFPS「SPECIAL SOLDIER」を開発するwellgamesを買収したことも紹介された。これにより,wellgamesとNEXON GTの間で,FPS開発におけるノウハウを相互活用できる見込みとのこと。
マホニー氏は続く2016年下半期について,PC向けオンラインゲームとスマートフォンゲームの双方において,さまざまな地域の人々の嗜好に合う多数のタイトルを自社開発,パートナーシップ,投資を通じて展開していくと語った。
とくに日本においては,2016年度下半期に毎月1本のスマートフォンゲームを配信する予定となっており,すでに7月には「ファンタジーウォータクティクス」(iOS / Android)の配信,8月には「HIDE AND FIRE」(iOS / Android)の事前登録がそれぞれ開始されている。
また,韓国で500万ダウンロードを記録し,先日140か国でグローバルバージョンの配信が開始されたアクションRPG「HIT」(iOS / Android)の日本展開も2016年下半期にスタート予定であることが明かされた。
そしてPCオンラインゲームでは,注目のMMORPG「Tree of Savior」のオープンβテストが8月24日に開始される。
最後にマホニー氏は,今後展開する予定のタイトルとして,“クリフB”ことクリフ・ブレジンスキー氏の手がけるPC向けオンラインFPS「LawBreakers」や,スマートフォン向けオンラインRPG「メイプルストーリーM」(iOS / Android)などを紹介し,プレゼンを締めくくった。
ネクソン公式サイト
- 関連タイトル:
HIT 〜Heroes of Incredible Tales〜
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Copyright (C)2016 NEXON Korea Corporation and NEXON Co., Ltd.
Copyright (C)2016 Barunson E&A corp. & NAT GAMES. All right reserved.
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