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「FFアギト」のWindows 10版が発表。開発者に次期Windows対応を訴えたMicrosoftのイベント「de:code 2015」基調講演をレポート
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印刷2015/05/27 14:53

イベント

「FFアギト」のWindows 10版が発表。開発者に次期Windows対応を訴えたMicrosoftのイベント「de:code 2015」基調講演をレポート

基調講演を担当した日本マイクロソフト副社長の平野拓也氏。2015年7月には代表執行役社長に就任の予定であり,今回の登壇は開発者コミュニティに向けた顔見せという側面もあったのだろう
Windows 10
 Microsoftの日本法人である日本マイクロソフトは,2015年5月26〜27日の日程で,東京都内のホテルにて開発者向けイベント「de:code 2015」(デコード 2015,以下,de:code)を開催している。de:codeとは,米国で開催される開発者向けイベント「Build」と,かつて国内でも開催されていた同様のイベント「TechEd」の内容を組み合わせたものとされており,ハードウェアやソフトウェアの開発者からインフラ技術者など「ITに関わるすべてのエンジニアのための技術イベント」に位置付けられた,国内のWindows関連開発者イベントとしては最も規模の大きなものだ。
 その初日にあたる5月26日には,基調講演が行われ,次期Windowsである「Windows 10」と,そのアプリケーション実行環境である「Universal Windows Platform」,そしてクラウドプラットフォームである「Microsoft Azure」(以下,Azure)に関する技術が紹介された。
 開発者向けイベントということで,直接ゲーマーに関係する話題は少ないのだが,いくつか興味深い情報も公開されているので,本稿では基調講演の概要についてレポートしたい。


開発者にUniversal Windows Platformへの対応をアピールするMicrosoft


日本にて開発者との窓口役を担当するデベロッパー エバンジェリズム統括本部長の伊藤かつら氏
 今回の基調講演は,2015年4月末に米国で開催された「Build 2015」の基調講演をなぞって,その内容を凝縮して日本向けに説明するというものだ。
 冒頭では,日本マイクロソフト執行役でデベロッパー エバンジェリズム統括本部長の伊藤かつら氏と,同社副社長の平野拓也氏が登壇。平野氏は,MicrosoftのCEOであるSatya Nadella(サティア・ナデラ)氏の発言を引用しながら,Microsoftがいかに変化したかについて語り,「この地球上のすべての人,すべての組織に,さらに多くを達成する能力を与える」ために,さまざまな製品やソリューションを提供するのがMicrosoftの役目であるとアピールした。

Azureの現状を説明するJason Zander氏(Corporate Vice President,Microsoft Azure team in the Cloud&Enterprise group)
Windows 10
 平野氏らに続いて登壇したのは,メインスピーカーとして来日したAzure担当副社長のJason Zander(ジェイソン・ザンダー)氏と開発者担当チームを率いるシニアディレクターのGiorgio Sardo(ジョルジオ・サルド)氏だ。
 両氏は,Azureに実装される新機能を紹介したうえで,Azureのユーザー事例として,トヨタ自動車(以下,トヨタ)の最高情報責任者である友山茂樹氏をゲストに招き,トヨタによるAzureの活用例を披露した。

トヨタ自動車のCIOである友山茂樹氏。Azureを使うことで世界各地のどこでもインフラ構築に関する時間が短く,すぐにサービスを開始できるのがメリットと述べた
Windows 10
 友山氏によると,トヨタは,同社製カーナビゲーションシステムなどへのサービスのためにAzureを利用しているそうで,Azureの活用によって,世界各地でサービスを展開するときのコストを縮小する効果があったとのこと。また,Azureによるクラウドサービスと通信機能搭載カーナビゲーションシステムを装備した自動車「Connected Car」の組み合わせによって,自動車に関するビッグデータ処理も可能になったという。
 友山氏が披露したデモでは,地図上にConnected Carの位置をリアルタイムに表示する様子が披露された。地図をスクロールさせていくと,表示範囲にあるConnected Carの位置が示されるほか,指定した範囲に存在するConnected Carの平均車速といった各種データを,リアルタイムに変化するグラフで表示するといったことも可能であるそうだ。

東京都内で走行しているConnected Carの位置を,リアルタイムで地図上に表示するデモ。写真が小さくて見えにくいかと思うが,丸の色は車速を示しているとのこと
Windows 10

 開発者支援を担当するSardo氏は,Windows 10上に構築されたアプリケーション実行環境であるUniversal Windows Platform(以下,UWP)の特徴と利点を説明した。
 UWPとは,Windows 8.xにおけるモダンUI環境を発展させたものと考えれば分かりやすい。Sardo氏によれば,Microsoftは最終的に,全世界にある10億台の機器でWindows 10を動かすことを目標としているという。10億台という数は壮大に聞こえるが,現時点でWindowsが動作しているマシンは全世界で15億台もあるというから,スマートフォンやタブレット端末,据え置き型ゲーム機であるXbox Oneなども含めれば,不可能な数ではないだろう。

 Windows 10が成功するためには,UWP用のアプリケーションを増やすことが急務である。そこでMicrosoftは,UWP用アプリケーション開発を促進するために,従来からあるアプリケーション開発手法に加えて,Windows以外のプラットフォーム向けに作られたアプリケーションを,容易にUWP用へと変換するさまざまな手段を提供しようとしている。その1つとして紹介されたのが,WebアプリケーションをUWP用アプリケーションに変えたり,AndroidやiOS用アプリケーションをUWP上で動作させる「UWPブリッジ」という機能だ。
 基調講演では,UWPブリッジのデモとして,WebGLを使って作られたフライトシミュレータをUWP用アプリケーション化する様子が披露されている。

WebGL技術を使ったフライトシミュレータのブラウザゲーム。デモでは,UWPブリッジを使ってこれをUWP用アプリケーションに変換する様子が披露された
Windows 10


「ファイナルファンタジーアギト」のWindows 10版も発表


 4月末に行われたBuildの基調講演では,スクウェア・エニックスがDirectX 12対応のグラフィックスデモ「WITCH CHAPTER 0[cry]」(以下,WITCH)を披露したことが話題となった。de:codeの基調講演でも同じデモが披露され,WITCHの制作チームを率いたスクウェア・エニックスの田畑 端氏により,その概要が説明されている。

Build 2015で公開されたWITCHの1シーン
Windows 10

 WITCHの概要は,こちらの記事に詳しくあるが,約1100万ポリゴンで構成されるキャラクターをリアルタイムレンダリングで動作させるもので,髪の毛だけでも約600万ポリゴンを使い,人間の頭髪と同じ本数を生成しているそうだ。
 実際に描画しているマシンは,GeForce GTX TITAN Xの4way-SLI構成に,動作クロック3GHzのCore i7や容量64GBのメインメモリを搭載するというもの。現行の据え置きゲーム機どころか,ハイエンドのゲーマー向けPCをもはるかにしのぐモンスター級のマシンだ。これだけのハードウェアを要求するデモは,そのままゲームとして実用化できるようなものではないわけだが,あえて技術的な限界を突き詰めるために,MicrosoftやNVIDIAの協力を得て開発したと,田端氏は述べていた。

 ちなみに,WITCHはもともと,ゲーム用としてDirectX 11ベースで作っていたものを,デモ用としてDirectX 12に移植したものだという。開発にはプレビュー版のWindows 10とDirectX 12を使用しており,ハードウェアや開発途上のDirectX 12対応ドライバは,NVIDIAから提供されたそうだ。ただ,キャラクターやシーンといったアセット類の制作は,DirectX 12に直接対応したツールがまだないため,DirectX 11版で行ったとのことだった。

ファイナルファンタジーアギトのWindows 10版が発表
Windows 10
 スクウェア・エニックス関連では,スマートフォン向けRPG「ファイナルファンタジーアギト」(iOS / Android)のWindows 10対応版が発表されたことも大きなトピックだろう。UWP用アプリケーションとなるため,PCだけでなくWindows 10搭載のタブレットやスマートフォンでもプレイできるゲームとなりそうだ。製品版のリリースは,2015年内予定とのことなので,ファンの人は楽しみにしておこう。

ファイナルファンタジーアギトのWindows 10版は,Windows 10 Mobile(※既存のWindows Phoneに相当するエディション)でも動作するようだ
Windows 10

 基調講演の概要は以上となる。de:codeは開発者向けのイベントであるため,基調講演の内容も開発者向けの機能が中心で,Windows 10そのものの新機能解説やリリース時期といった話題はなかった。しかし,Windows 10対応アプリケーションを拡充するための準備が,着々と整いつつあることは明確に伝わってきた。あとは実際に,どれだけ多くの開発者を引きつけられるかにかかっている。開発環境の整備には定評のあるMicrosoftの手腕に期待したい。

de:code 2015 公式Webサイト

  • 関連タイトル:

    Windows 10

  • 関連タイトル:

    ファイナルファンタジーアギト

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