連載
竜と育む友情の物語。スマートフォン向け育成ゲーム「仔竜の風詩」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第650回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
育成タイプのゲームで重要なのは,育てる対象のキャラクターにどれだけ愛情を持てるか。ただでさえ長く遠い育成の道のりは,愛情がないとまず途中で飽きて投げ出してしまうからだ。
本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」で紹介する「仔竜の風詩」(iOS / Android)は,その点をバッチリ押さえている。ついつい育てて応援したくなる「仔竜」との触れ合いが秀逸な育成ゲームだ。
iOS版「仔竜の風詩」ダウンロードページ
Android版「仔竜の風詩」ダウンロードページ
ゲームは放置型の育成部分と,「天奈津島」の各所でイベントやバトルをこなして物語を進めていくRPG部分に分かれている。何度バトルを繰り返しても経験値やお金は手に入らず,仔竜の能力を伸ばす育成アイテムもごくわずかしか手に入らないので,先へ進むにはしっかりした育成が欠かせない。
バトルは神経衰弱の要領でパネルをめくり,同じ絵柄を揃えて攻撃や回復などを行うというユニークなシステム。単純ながら手に汗握ること請け合いだ。
さらに難度がやや高く,ギリギリの戦いになることが多いので,仔竜を応援したくなること間違いなしで,ストーリーを進めるためのイベントバトルでは,とくに気分が盛り上がるはず。このこともまた,仔竜への愛情や世界観への没入感を高めるのに一役買っている。
どうしてもバトルで勝てないという場合は,一定時間ごとに出てくる仔竜のフンをタップして売り,手に入れたコインで育成を進めよう。このコインでは買い物のほか,仔竜のエサとなる虫が手に入るミニゲームに挑戦できる。
物語を中心としたさまざまな要素で,仔竜への愛着が格段に増すように作られている本作。画像を見てもらえれば分かる通り,仔竜やバトル相手となる竜のグラフィックスも緻密で,なおかつとてもかわいらしい。
果たして,物語の先に待つのは……? その感動は,プレイヤー自身で確かめてほしい。
著者紹介:カイゼルちくわ
ゲーム攻略記事を中心に活動するフリーライター。ゲーセンに寝泊まりしたいくらいのシューティング&ガンシューティング好きだが,家に帰ればPCのFPSも遊びたがる。アクションゲームとかわいいキャラにも目がない。